イヤホンで検挙、不安 自転車運転中に着用 来春から反則金 聞き取り困難症の男性 生活に欠かせず

男性は自転車の運転時もイヤホンの装着が欠かせない=大阪府内で2025年9月18日午後2時24分、露木陽介撮影
男性は自転車の運転時もイヤホンの装着が欠かせない=大阪府内で2025年9月18日午後2時24分、露木陽介撮影

 大阪府内で暮らす会社員の男性(44)は、日常生活でイヤホンが欠かせない。必要な音を聞き取ることが難しい症状があり、装着して周囲の雑音を消さないと支障が出るからだ。自転車に乗っている時も外せない。しかし、2026年4月施行の改正道交法でイヤホンを着けての運転が反則金(青切符)の対象になる。「自分は検挙されるのか」。新たなルールを前に、男性は不安を募らせる。

 男性には「聞き取り困難症・聴覚情報処理障害(LiD/APD)」と呼ばれる症状がある。聴覚で音を理解する際に何らかの問題が生じているとされ、聞き返すことが多かったり、雑音が多い環境で聞き取りが難しかったりするなど不都合が出てしまう。

この記事は有料記事です。

残り1723文字(全文2018文字)

全ての記事が読み放題

秋得最初の2カ月無料

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月