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【7月の岸田奈美】花嫁を丸焦げにしたくはないが団子姑ならどうかな

岸田奈美が34歳になる季節がやってきました。

先月は何かにつけ、結婚!結婚!また結婚!と怒涛の結婚話ばかり読んでもらって、えろうすんまへんでした。

「一生に一度やから……一生に一度やから……」

っていう古来からの呪文は、わたしだってよく唱えられてきたわけ。それで成人式の前撮りだって、オプションのゴツ盛りでサザエさんみてえな髪型にされたこともありました。盛れば盛るほどええからね、平成は。

まさか、自分が唱える方になるとはね……!

浮かれポンチのアホアホエッセイを「一生に一度やから」のマダンテとともにお送りしてきました、6月の岸田奈美、いかがでしたでしょうか。

おつかれさまでした。
ここからは現実です。

ウエディングドレス引きずって、花束持って、おしろい塗ってたわたしの魔法はもう解けました。鏡に映るのは、この猛暑と湿気で化粧ごとドロドロに溶け、アイシャドウの光る粉が染みて、下まぶたをパンパンに腫らし、歯を食いしばる女だけです。バリ島の守り神かと思いました。

祝われてるムードのなかでは書けんかったような、花嫁の“花”とも“嫁”ともかけ離れた話が溜まっています。花嫁の対義語ってなんだ?仮に団子姑だんごしゅうとめみたいな話とでもしましょうか。

その団子姑みたいな話、あまりにも誰かに聞いてほしくて、

pocastの打ち合わせであらすじを話したら「それはちょっと……ネットニュースで雑に要約されて炎上するタイプの話だから音声ではやめましょう……」と止められました。

それならばと仕事で一緒になった作家さんに話したら、ひとしきりゲラゲラ笑ったあと急に真顔になって「聞いたのがぼくだから、良かったものの……」と言われました。

みんな優しい。花嫁を丸焦げにしてたまるかとばかりに。でも団子姑だったら許される。なんなら、団子姑は焦げた方がおいしそうまである。

つい昨日だって、うちの弟がグループホームでかなり深刻めなお叱りを受けたという一報が入りまして、くわしく聞いてみたら、

「深夜に部屋を抜け出し、腹ばいになりながらスリ……スリ……とかすかな音を立て、世話人の目をかいくぐってリビングに侵入し、Nintendo Switchを拝借しようとしてるところを懐中電灯で照らされ、確保された」

ってことらしくて。

結婚披露宴であれだけ立派な姿で歩いたり、踊ったりしていた弟が、もうメタルギアソリッドみてえなことになってるわけです。逆にちゃんと叱れた人すごいな。こんなん笑ってまうやろ。

そのような団子姑話を、今月のnoteでは、お送りしていこうと思います。もうすぐ誕生日ってことで、ひとつ、甘めによろしくお願いします。

1.コメントはぜんぶ読んでます

一日34時間、インターネットを片手に生活を送っているので、ありとあらゆるメッセージは、飛んでくるなり次々に読ませてもらっています。わたしは書くことそのものより、伝わることに大喜びするところがあるのです。なのでかならず読みます。

noteのコメントは、感想でも連想でも嬉しいんですが、たとえばこちらを受け取った時に、

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わたしが書いたものが、だれかの世界を変えることがあるんだな……と、自分でも思いもしなかった方向に文章が生きてくれたことに、アワワーッと打ち震えそうになりました。

こんな風に思ってくださる方々が、いまもこれを読んでくださっているという事実に支えられています。

2.続・チップを送ってくださった方へ

6月のまとめでもご案内させてもらいましたが、結婚についてのnoteに「チップを送る」機能でメッセージをくださった方には、少しずつお返事をしています。

……と、言いながら、まだ全然送れてない!

せっかくだから内祝い的な感じで、おすそわけできるもんでもと思って、せこせこ用意してるんですが、時間かかってます。ゆっくりお待ちください。

3.キナリ★マガジンは月初の購読がおすすめ

生きるための恥さらしエッセイ『キナリ★マガジン』の購読するなら、月の初めがおすすめ!400本以上が岸田奈美からの直売で、読み放題です!

Kindle化されている人気作(「落とした指輪を売られた話」など)も、マガジンで全部読めます。


4.【岸田奈美 × 令和ロマンくるま】対談!えんがわシリーズ

岸田奈美がいま一番しゃべりたいゲストをお招きして、ここでしかできないトークを引き出すイベントがはじまります。

  1. プレミアオンラインチケット 1,000円 【岸田奈美も参加する同時視聴会+特典映像つき】 →販売ページ

  2. 通常オンラインチケット 2,000円【特典映像なし】→販売ページ

キナリ★マガジン購読者は、同時視聴会+録画+特典映像がついて半額でお得なので、ぜひぜひ、賑やかしでご参加ください。

息の長いシリーズになるよう、ていねいにがんばっていきたいと思います。

5.ケアサミット2025に出演します(東京・オンライン|7月5日)

福祉や介護のケアを実践する人たちのためのイベント「ケアサミット2025」の第一部に出演します。無料です。

このために一度、重度障害訪問介護の現場の空気を味わってみたくて、無理を言って見学させていただきました。植物状態で寝たきりの方がいらっしゃるご家族のところへ行って、お話を聞かせてもらったんですが、とてつもなく心が動かされる、忘れられない経験になりました。

「こんな手厚い福祉のサービスがあるなんて、病院も行政も教えてくれなかった。出会えて本当に運がよかった、嬉しい」とご家族が話されていたのに、とにかく驚きました。 今まさに不安で、寂しく思っている人にも届くお話ができたらいいなあと思いました。

たぶん、いつか、エッセイにも書くと思います。


6.podcast「おばんそわ」やってます

ヘラルボニーのご協力で、ひとり語りpodcaast「岸田奈美のおばんそわ」が続いています。あんまりSNSだとできない話も、ここぞとばかりにするようになってきました。安息の地が増えてうれしい。

ちょこっとお願いがありまして、公式アカウントがもうすぐ1000フォロワーになりそうなので、ちょこっとフォローしてみてください。配信を聞けない人のために、かいつまんだ実況もいい感じで投稿してくれてます。


7.Instagramがちょっと盛り上がりつつある


岸田奈美のInstagramっちゅうもんがありまして、わたしという人間とは一番無縁の楽園だと思っていたんですが(神戸にとっての滋賀ぐらい違う)最近ちょっとずつ、こっちで読んでくださる人も増えてきまして。

あいかわらず、Xとnoteがわたしの最前線ではありますが、Instagramでは過去に人気だったエッセイの再放送なんかをメインでやってます。ストーリーではお知らせもありますので。


8.ファンクラブ「岸田団」やってます

noteでは書かない日記、マネージャー目線のコラム、岸田奈美に関する最新情報がメールで毎月届きます。


9.無料公開した今月の6記事「だれかがそばにいても、いつもひとり」

エッセイのおすそわけとして、2021年7月に公開されたキナリ★マガジン(有料)限定記事を、だれでも読めるようにしました。


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岸田奈美|NamiKishida noteのキナリ★マガジンの購読料は家族との生活に、チップ(投げ銭)はわたしのちょっと良いおやつやパンを買うのに使わせてもらってます。ここで生かせてもらってます、いつも本当にありがとうございます。お返事ができないこともありますが、メッセージは全部通知がきて、その場で読んでます。

コメント

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maple
maple

社員旅行に連れて行ってもらった派遣社員、涼しくて美味しくて楽しくてはしゃぎまくって…友達でも家族でもない人と一緒に旅行してもこんなに楽しいんだね…と幸せな時を過ごし、帰って来たら関西は梅雨明けしてて異常気象、暑すぎる。今月も面白おかしく楽しく生きていきます。

univeria_zekt
univeria_zekt

pocast

猫母
猫母

記事の内容とは関係なくて申し訳ないのですが、どうしてもお伝えしたい出来事がおこりまして・・・。
先日、パソコンで「波」と打ち込んだつもりが、「奈美」と変換されました。
「ほぼ途切れることなく、音楽が奈美のように美しく続く」
おお!お嫁に行ってしまった奈美さんのことを私のパソコンまで嬉しいけど少しさみしい気持ちになって美しく思い出してしまったのね?
いや、でも今までこのパソコンで「奈美」って入力したことないんだけどな。私の人生、「奈美」さんは、岸田奈美さんだけ。どこからどうやってパソコンに「奈美」が入り込んだのか? 何かの前兆?
翌日NOTEからメールが来ました。「キナリ・マガジン」のクレジットカードでの決済処理に失敗しましたので、購読手続きをやり直してください、と。へ?あ!と気がつく私。お金使いすぎてカードの上限額を越えていた! 
「波」の姿を借りて、奈美さんが注意喚起に来てくれたのか?そんなことできるのかな?なんか、できそう。奈美さんなら。はい、また購読手続きしますね。ごめんなさい。
「奈美のように美しく」、他人に見せる文書なのでそのままにできないのが残念!


しな
しな

奈美さんの「全部コメント読んでます」という言葉で、伝えたい欲求がどきどきして、いつも右肩上がり。そして、奈美さんへのコメント欄が、とてもほんわかしてあたたかいから好き。「奈美さん餃子の皮」に包まれてる感。団子姑🍡話は、まだまだありそうですね。お待ちしております。

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100文字で済むことを2000文字で書く。『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(小学館)』『もうあかんわ日記(ライツ社)』『傘のさし方がわからない(小学館)』『飽きっぽいから、愛っぽい(講談社)』|コルク所属|関西大学客員教授
【7月の岸田奈美】花嫁を丸焦げにしたくはないが団子姑ならどうかな|岸田奈美|NamiKishida
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