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古漢籍に見る[氣]の思想-追考①

古漢籍に見る[氣]の思想-追考① 
Ⅰ.[陰]・[陽]と[气]
 1.西周時代の思想。
  ①<詩経>の中の記述。
  最古典とされる<詩経>の中に、早々と「陰」・「陽」の文字が散見されるが、そ 
       の意味合いは単純で、[陰]=日が陰る様子を表現するものであり、[陽]=日が当たる
  様子を表現するものである。後年の陰陽論に見られるような意味合いのものは見当
  たらないが、「陰」はマイナス思考、「陽」はプラス思考に発展する要素が窺い知
  られるものがある。すなわち、

  [陰]とは
    ① 曇り空。  ② 陰□(いん):馬車の車箱の前板、陰=陰板。
    ③ 陰雨:空が陰り雨が降る。  ④ 山の背の蔭となる北面。
    ⑤ 覆う→庇う。
  [陽]とは
    ① 山の南側。 ② 思いを遂げ晴れ晴れとした気持ち。願いが叶った様子。
    ③ 山の陽に向かう南面  ④ 地名、県名。 ⑤ 山の南側。川の北岸。
    ⑥ 暖かい。 ⑦ 明るい色。 ⑧ 太陽の光。朝日。 ⑨ くっきりと際立
      つ。

  <詩経>の中では、[气]の字は一つも見当たらない。<説文解字>で云う「气とは   
   雲气なり。」とするならば、既に曇り空とか、陰雨とかの概念が有った当時に於
   いて、一つぐらいは[气]の字が登場していても可笑しくは無いとは思うのだが、
   見当たらない。ところで、「愾」なる文字が一回だけ登場していることに注目し
   てみたい。

  「愾」は、「嘆く・恨み怒る・氣が内に満ちる・溜め息」と言った意味合いを持つ
   が、だとすれば「气」の字も既に形作られていたのではないかとも想像させられ
   る。しかも「愾→忄+气」の形で金文大篆に既に登場しているのだから、その感
   は尚更否めないのだが如何?

[参考]
  <説文解字、陰>
    「闇也。水之南,山之北也。」
  <新漢語字典>
    「陰=阝(阜:丘)+今(含:覆い含み込む)+云(雲:くもが立ち昇る)
     →雲が太陽を覆い含み込む→曇り・蔭げ」→丘の日のかげる北側。
  <説文解字、陽>
     「高、明也。山南曰陽。」
  <新漢語字典>
    「陽=阝(阜:丘)+昜(太陽が地上に顔を出す→陽が上がる・暖かい)」
     →丘の日の当たる南側。
  <詩經、國風、召南、殷其靁>
    「1殷其靁、在南山之陽。何斯遠斯、莫敢或遑。振振君子、歸哉歸哉。」
      殷たり其れ靁、南山の陽(みなみ)に在り。何ぞ遠きかな、敢えて遑(い
      とま)或る莫し。振振たる君子よ、帰らん哉帰らん哉。

      南山之陽:終南山の南側。
  <詩經、國風、邶風、終風>
    「4□□(えいえい)其陰、虺虺其靁。寤言不寐、願言則懷。」
      えいえいとして其れ陰(くも)り、虺虺(きき)として其れ靁(らい)
      す。

      寤(さ)めて言(ここ)に寐(い)ねられず、願(おも)いて言に則ち懷      
      (おも)う。陰:曇り空→陰天。     

  <詩經、國風、邶風、谷風>
    「1習習谷風、以陰以雨。黽勉同心、不宜有怒。采葑采菲、無以下體。德音莫      
      違、及爾同死。」

      習習たる谷風、以て陰(くも)り以て雨ふらす。黽勉(つとめ)て心を同      
      じくせば、有怒(いか)る宜(べ)からず。葑(ほう)を采(と)り菲
      (ひ)を采るは下體(かたい)を以てする無し。徳音の違(たが)う莫
      (な)ければ、爾(なんじ)と死を同じうせん。  陰:曇り空。

  <詩經、國風、王風、君子陽陽>                 
    「1君子陽陽、左執簧、右招我由房。其樂只且。」
      君子陽陽として、左に簧(ふえ)を執(と)り、右に我を招きて房に由
      (よ)る。其れ楽しめり。

      陽陽:思いを遂げた様子。願いが叶った様子。晴れ晴れとした気持ち。
  <詩經、國風、齊風、還(セン)>                                         
    「3子之昌兮、遭我乎□之陽兮。並驅從兩狼兮、揖我謂我臧兮。」
      子の昌(さか)んなる、我とどうの陽(みなみ)に遭う。並び驅(か)け      
      て兩狼(りょうろう)を従(お)い、我に揖(いう)して我を臧(よ)し      
      と謂う。陽:南方→山の南側(豊饒を齎す神の住む陽の当たる場所)

  <詩經、國風、唐風、采苓>  
    「1采苓采苓、首陽之巓。人之為言、苟亦無信。舍旃舍旃、苟亦無然。人之為      
      言、胡得焉。」

      苓(れい)を采(と)り苓を采る、首陽の巓(いただき)に。人の言を為      
      すや、苟亦(かりそめ)に信じること無かれ。旃(これ)を舍(す)てよ      
      旃を舍てよ、苟亦に然りとすること無かれ。人の言を為すや、胡(なん)      
      ぞ得るところあらんや。  

      首陽:首陽山。(所在は諸説あって、一定せず)
    「2采苦采苦、首陽之下。人之為言、苟亦無與。舍旃舍旃、苟亦無然。人之為      
      言、胡得焉。」

      苦を采り苦を采る、首陽の下(もと)に。人の言を為すや、苟亦に與(く      
      み)すること無かれ。旃を舍てよ旃を舍てよ、苟亦に然りとすること無か      
      れ。人の言を為すや、胡ぞ得るところあらんや。  首陽:山名。

    「3采葑采葑、首陽之東。人之為言、苟亦無從。舍旃舍旃、苟亦無然。人之為      
      言、胡得焉。」

      葑を采り葑を采る、首陽の東に。人の言を為すや、苟亦に従うこと無か
      れ。旃を舍てよ旃を舍てよ、苟亦に然りとすること無かれ。人の言を為す
      や、胡ぞ得るところあらんや。  首陽:山名。

  <詩經、國風、秦風、小戎>
    「1小戎□收、五□梁輈。游環脅驅、陰□□續。文茵暢轂、駕我騏□。言念君   
      子、溫其如玉。在其板屋、亂我心曲。」

      小戎(しょうじゅう)□(せん)收、梁輈(りょうしゅう)を五□(ぼく)      
      す。游環脅驅(ゆうかんきょうく)、陰□(いん)□(よく)續(しょ
      く)。文茵暢轂(ぶんいんちょうこく)、我が騏□(しゅ)に駕す。言
      (ここ)に君子を念(おも)い、溫として其れ玉の如し。其の板屋(はん
      おく)に在りて、我が心の曲がれるを亂(おさ)めよ。

      陰□(いん):馬車の車箱の前板。  陰=陰板。
  <詩經、國風、秦風、渭陽(いよう)>
    「1我送舅氏、曰至渭陽。何以贈之、路車乘黄。2 打開字典顯示相似段落我送      
      舅氏、悠悠我思。何以贈之、瓊瑰玉佩。」

      我れ舅氏(きゅうし)を送り、曰(ここ)に渭陽に至る。何を以てか之れ      
      に贈らん、路車乘黄か。

      渭陽:渭水の北岸の意。陽:山の南側。川の北岸。
  <詩經、國風、曹風、下泉>
    「4芃芃黍苗、陰雨膏之。四國有王、郇伯勞之。」
      芃芃(ほうほう)たる黍苗(しょびょう)、陰雨之を膏(うるお)す。四      
      國王有り、郇伯(じゅんばく)之を労す。  陰雨:空が陰り雨が降る。

  <詩經、國風、豳風、七月>
    「2七月流火、九月授衣。春日載陽、有鳴倉庚。女執懿筐、遵彼微行、爰求柔      
      桑。春日遲遲、采□祁祁。女心傷悲、殆及公子同歸。」

      七月は流れる火、九月は衣を授ける。春日載(すなわ)ち陽(あたた)か      
      く、有(ここ)に鳴く倉庚(そうこう)。女は懿(ふか)き筐(かご)執      
      り、彼の微行に遵(そ)いて、爰(ここ)に柔桑(じうそう)を求む。春      
      日遲遲たり、□(はん)を采(と)ること祁祁(きき)たり。女心傷悲
      し、殆(ねが)わくは公子と同(とも)に歸(ゆ)かん。  春日載陽:
      春の日は暖かく。

    「3七月流火、八月萑葦。蠶月條桑、取彼斧□、以伐遠揚、猗彼女桑。七月鳴      
      鵙、八月載績。載玄載黃、我朱孔陽、為公子裳。」

      七月は流れる火、八月は葦を萑(か)る。蠶月は條たる桑。彼の斧□(ふ      
      しょう)を取りて、以て遠揚を伐(き)れば、猗たる彼の女桑。七月は鳴      
      く鵙(げき)、八月は載ち績す。載ち玄にし載ち黃にし、我が朱孔(はな      
      は)だ陽(あき)らかなりて、公子の裳を為(つく)らん。

      我朱孔陽:私が一際赤く染めた糸は萑(か)る。  陽:明るい色。
  <詩經、國風、豳風、鴟鴞(シキョウ)>
    「2迨天之未陰雨、徹彼桑土、綢繆牖戸。今女下民、或敢侮予。」
      天の未だ陰雨せざるに迨(およ)んで、彼の桑土(そうと)を徹(と)り      
      て、牖戸(いうこ)を綢繆(ちゅうびょう)す。今ま女(こ)の下民、敢      
      えて予(われ)を侮ること或(あ)らんや。   

      陰雨:空が搔き曇り雨が降る。
  <詩經、小雅、鹿鳴之什、采薇>
    「3采薇采薇、薇亦剛止。曰歸曰歸、歳亦陽止。王事靡盬、不遑啓處。憂心孔      
      疚、我行不來。」

      薇(び)を采(と)らん薇(び)を采(と)らん、薇は亦た剛(こわ)か      
      らん。曰(ここ)に歸れ曰に歸れ、歳し亦た陽(あたた)かならん止す。      
      王事盬(や)むこと靡(な)ければ、啓處(けいしょ)する遑(いとま)      
      あらず。憂心孔(はなは)だ疚(いた)むも、我れ行きて來(かえ)ら
      ず。

      歳亦陽止:気候が暖かくなるの意。
  <詩經、小雅、都人士之什、黍苗>
    「1芃芃黍苗、陰雨膏之。悠悠南行、召伯勞之。」
      芃芃黍苗(ほうほうしょびょう)、陰雨之れを膏(うるお)す。悠悠南行、      
      召伯之を勞す。  陰雨:空が曇って雨が降る。

  <詩經、小雅、南有嘉魚之什、湛露>
    「1湛湛露斯、匪陽不晞。厭厭夜飲、不醉無歸。」
      湛湛たる露は、陽(ひ)に匪(あら)ざれば晞(かわ)かず。厭厭(えん      
      えん)として夜飲(やいん)せよ、醉はざれば歸えること無かれ。

      陽:太陽の光の意。
  <詩經、大雅、文王之什、大明>
    「4天監在下、有命既集。文王初載、天作之合。在洽之陽、在渭之涘。文王嘉      
      止、大邦有子。」

      天が下を監在し、命既に集(つ)く有り。文王の初載、天之れが合を作
      (な)す。洽(こう)の陽(きた)に在り、渭の涘(ほとり)に在りて、
      文王嘉止(かし)す、大邦に子(し)有り。

      在洽之陽:洽水の北に有る夏陽県のこと。県名。
  <詩經、大雅、文王之什、皇矣>
    「6依其在京、侵自阮疆、陟我高岡。無矢我陵、我陵我阿。無飲我泉、我泉我      
      池。度其鮮原、居歧之陽、在渭之將。萬邦之方、下民之王。」

      依其(いき)として京(けい)に在り、侵(いこ)う自(ここ)い阮の疆      
      (さかい)に、我が高岡(こうこう)に陟(のぼ)る。我が陵に矢(つ
      ら)ぬる無く、我が陵我が阿。我が泉に飲む無し、我が泉我が池。其の鮮
      原を度(わた)り、歧の陽(みなみ)に居り、渭の將(ほとり)に在り。
      萬邦の方、下民の王。  居歧之陽:歧山の南。

  <詩經、大雅、生民之什、公劉(こうりゅう)>
    「5篤公劉、既溥既長、既景迺岡、相其陰陽、觀其流泉、其軍三單。度其隰
      原、徹田為糧。度其夕陽、豳居允荒。」

      篤(ああ)公劉、既に溥(ひろ)く既に長(はり、)既に景(とお)き迺      
      (そ)れ岡、其の陰陽を相(み)、其の流泉を観る、其の軍は三單す。其      
      の隰原(しうげん)を度(はか)り、田(でん)を徹(おさ)めて糧を為     
      (つく)る。度(しづ)みし其の夕陽(せきよう)、豳居(ひんきょ)は      
      允(もっ)て荒(おお)いなり。  

      相其陰陽:山の背の蔭となる北面と、陽に向かう南面を見る。
  <詩經、大雅、生民之什、卷阿(けんあ)>
    「9鳳凰鳴矣、于彼高岡。梧桐生矣、于彼朝陽 。菶菶萋萋、雝雝喈喈。」
      鳳凰鳴き、于(ここ)に彼の高岡(こうこう)。梧桐(ごとう)生じ、于      
      に彼の朝陽。菶菶(ほうほう)萋萋(せいせい)たり、雝雝(ようよう)      
      喈喈(かいかい)たり。

      于彼朝陽:彼の昇り行く朝陽が懸かる山の端に。
  <詩經、大雅、蕩之什、桑柔>
    「14嗟爾朋友、予豈不知而作。如彼飛蟲、時亦弋獲。既之陰女、反予來赫。」
      嗟(ああ)爾朋友、予れ豈に而(なんじ)の作(な)すを知らざらんや。      
      彼の飛蟲(ひちゅう)の如く、時に亦た弋(よく)して獲らる。既(こ)      
      れ之(もっ)て女(なんじ)を陰(おお)うも、反って予れをば來(こ
      こ)に赫(いか)る。  陰女:そなたを庇う。 陰:覆う→庇う。

  <詩經、頌、周頌、臣工之什、載見(さいけん)>
    「1載見辟王、曰求厥章。龍旂陽陽、和鈴央央。□革有鶬、休有烈光。率見昭      
      考、以孝以享、以介眉壽。永言保之、思皇多□。烈文辟公、綏以多福、俾      
      緝熙于純□。」

      載(すなわ)ち辟王に見(まみ)え、曰(ここ)に厥(そ)の章を求む。      
      龍旂は陽陽、和鈴(かれい)は央央。□(じょう)革は鶬(しょう)有
      り、休(よ)きかな烈光有る。率(もっ)て昭考に見え、以て孝し以て享
      し、以て眉壽(びじゅ)を介(あた)う。永く言に之を保(やす)んじ、
      思(ここ)に皇たる多□(たこ)。烈文なる辟公、綏(やす)んずるに多
      福を以てし、純□(じゅんか)を緝熙(しゅうき)なら俾(し)めん。

      龍旂陽陽:竜紋旗(昇り竜と降り竜を描いた旗)がくっきりと際立つ。
  <詩經、頌、魯頌、閟宮(ひきゅう)>
    「2后稷之孫、實維大王。居岐之陽、實始翦商。至于文武、纘大王之緒。致天      
      之屆、于牧之野。無貳無虞、上帝臨女。敦商之旅、克咸厥功。王曰叔父、      
      建爾元子、俾侯于魯。大啓爾宇、為周室輔。」

      后稷(こうしょく)の孫、實に維れ大王。岐の陽(みなみ)に居り、實に      
      始めて商を翦(た)つ。文武に至り、大王の緒(しょ)を纘(つ)ぐ。天      
      の屆(かい)を、牧の野に于(いた)す。貳(じ)すること無く虞するこ      
      と無く、上帝女に臨む。敦(おお)くの商の旅(りょ)、克く厥の功を咸      
      (な)す。王曰く叔父(しゅくふ)、爾が元子を建て、魯に侯たら俾
      (し)む。大いに爾が宇を啓(ひら)き、周室の輔(たす)けと為れ。

      岐之陽:岐山の南。
  <詩經、國風、曹風、下泉>
    「1冽彼下泉、浸彼苞□。愾我寤嘆、念彼周京。
      冽(れつ)たる彼の下泉、彼の苞□(ほうろう)を浸す。愾(がい)とし      
      て我れ寤(さ)めて嘆じ、彼の周京(しゅうきょう)を念(おも)う。

     2冽彼下泉、浸彼苞蕭。愾我寤嘆、念彼京周。
      冽たる彼の下泉、彼の苞蓍(ほうしょう)を浸す。愾として我れ寤(さ)      
      めて嘆じ、彼の京周(けいしゅう)を念う。

     3冽彼下泉、浸彼苞蓍。愾我寤歎、念彼京師。
      冽たる彼の下泉、彼の苞蓍(ほうし)浸す。愾として我れ寤(さ)めて嘆      
      じ、彼の京師(けいし)を念う。

     4芃芃黍苗、陰雨膏之。四國有王、郇伯勞之。」
      芃芃(ほうほう)たる黍苗(しょびょう)、陰雨之を膏(うるお)す。四      
      國王有り、郇伯(じゅんばく)之を労す。

      愾我寤嘆:目覚めては感心の余り、賛嘆の息(溜め息)を漏らす。
  <説文解字> 
    「愾:大息也。」  陰雨膏之:空が陰り雨が降って之(黍苗)を潤す。
  ②<周易、経>の中の記述。
    経の卦辞、爻辞には、唯だ一つ[陰]の字が登場するだけで、[陽]と[气]の字は一
    つも現れない。[陰]の意味するところは日陰であり、その思想は<詩経>の思
    想と何ら変わらぬものである。

[参考]
  <周易、爻辞、中孚>
    「九二:鳴鶴在陰,其子和之。我有好爵、吾與爾靡之。」
      鳴鶴陰に在り、其の子之れに和す。我れに好爵(こうしゃく)在り、吾れ      
      爾(なんじ)と之れに靡(よ)わん。

      鳴鶴在陰:鶴が岩陰で鳴いている。
[感想]
 <詩経>には、[陰]・[陽]と[气]を関連づけるものは見当たらない。<周易、卦辞、爻辞>にも[陰]の字が一度登場するだけで、その意味も<詩経>の場合と同じである。
                                                          (令和4.04.01)

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