新型「リーフ」は航続距離700キロ 日産、逆風EV市場で勝ち筋は

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中村建太
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 日産自動車は8日、8年ぶりに全面刷新した電気自動車(EV)「リーフ」の国内仕様車を発表した。スポーツ用多目的車(SUV)に一新。航続距離を5割伸ばすなど、性能を高めてEVへの抵抗感をぬぐい去りたい考えだ。

 今月17日から注文を受け付け、納車は来年1月以降となる。希望小売価格はグレードごとに税込み518万8700~599万9400円。旧型から価格をほぼ据え置いた。欧米でも販売する。5月に経営再建計画「Re:Nissan(リ・ニッサン)」を発表して以降、普通車としては国内で初めて投入される新型車となる。

 新型リーフでは1回のフル充電で走れる距離を、これまでの450キロから702キロへ大幅に伸ばした。電池容量を3割増やしたほか、車体の屋根から後部にかけての角度を滑らかにして空気抵抗を減らした。

 充電性能も底上げした。電池…

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この記事を書いた人
中村建太
経済部|自動車業界担当
専門・関心分野
自動車、運輸政策、ものづくり、地域格差