米政府閉鎖「勝者はいない」 博物館休館、Uber運転手も悲鳴
【ワシントン=高見浩輔】米連邦政府が一部閉鎖に陥って7日で1週間が経過した。トランプ米大統領が政府職員の給与を完全には保証しないと発言するなど、混乱は収束の兆しがない。あおりを受けた市民からは「我々の生活を政治ゲームの犠牲にするな」と怒りの声が出ている。
スミソニアン博物館は12日から全面閉館
「まさか閉館しているとは」。南部テキサス州から夫婦で観光に来たメーガンさん(53)は6日、名画を数多く...
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(更新)- 渡部恒雄笹川平和財団 上席フェローひとこと解説
政府閉鎖は、トランプ2.0政権の前から、米国では恒例ともいうべき出来事ですが、この記事にあるように、政府の機能不全を気にかけず、これを機に政府職員を削減して、減税などの他の政策の財源にあてようと考えているトランプ大統領の下、これまでよりも、さらに深刻な状況を引き起こしかねないリスクを抱えています。政府の統計についても、そもそも自分の支持率低下につながるような経済統計の発表を好まないトランプ氏は、透明性と合理性の欠如した経済政策を気にしませんので、米国経済にとっても大きなリスクです。リベラル派は、トランプ2.0政権の「バナナ共和国」化が引き起こした混乱の一つと批判するはずです。
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(更新)
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