Q.今後のWindows 11でもセットアップ時にローカルアカウントは作成できるか(A.できる)
1.はじめに
2025年10月初めに、こんな記事が出た。
Windows 11のセットアップ時、MSアカウントでの設定をしたくない人は、以前ならRufusを使ったり、Shift+F10を押してコマンドプロンプトを出し、oobe\bypassNRO.cmdを打ったり start ms-cxh:localonly を打ったりしてローカルアカウントでの設定をしたと思う。
で、最新のDev版やβ版のビルドではその中でbypassNRO.cmdが削除されたし、start ms-cxh:localonlyに至っては打ってもローカルアカウント作成の画面が表示されず、強制的にセットアップ画面の最初に戻されてしまうようになった。下がその動画をポストしたもの。
昨日まちがえてアップロードした動画を消しちゃったけど、新しいビルドのWindows 11ではOOBEの画面で start ms-cxh:localonly を実行しても最初の画面に戻されてしまい、使えなくなっている。 pic.twitter.com/b7V82pesVq
— のらねこ!夏コミ新刊中華ECサイト本頒布中 (@ragemax) October 8, 2025
そのかわり、"MSアカウントでログインする際のユーザープロファイルフォルダ名を任意のものに設定する"手段が用意されたらしい。これが勝手に決まってしまうのが嫌で嫌でしかたなかった人も一定数いると思う。
じゃあもうローカルアカウントでの設定は無理か?と思って、今回新しいビルドを使って色々やってみた。結論としては、普通に設定できる。普通にローカルアカウントでの設定はできるし、方法も色々ある。
今回は説明は省いて短く紹介したい。
2.対策
手法1. bypassNRO.cmdの中身を手動で実行
1.OOBE画面が始まったら、Shift+F10でコマンドプロンプトを表示
2.以下を入力してEnterを押し、その後 再起動する。
reg add HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OOBE /v BypassNRO /t REG_DWORD /d 1 /f
shutdown -r -t 0 -f
こんな長いコマンドどうやって打つねんと思う人は、これを書いたテキストファイルをUSBメモリにでもコピーしておき、セットアップ中にメモ帳(Notepad.exe)を起動し、テキストファイルを開いてコピペしたらよい。
3.再起動後、ネットワークを切断しセットアップを進める。そうすれば途中で[インターネットに接続していません]の選択肢が出てくる。
Windows 11 (最新βビルド 26120.6772)には確かに bypassNRO.cmd がないけど、このファイルがやってることを手動でやれば使えることがわかった。なんだそりゃって感じ pic.twitter.com/MNTdvwgHO4
— のらねこ!夏コミ新刊中華ECサイト本頒布中 (@ragemax) October 8, 2025
手法2.職場または学校用としてセットアップする(Homeでは無理)
このポストの動画通り進めればOK。
さっきのWindows 11のOOBE画面を動画にした。結局最新のβ版ビルドでも、こんな感じでローカルアカウントは作成できるし、MSアカウントでのログインもスキップできることが誰でもわかるでしょう。 pic.twitter.com/FecwIu3ICh
— のらねこ!夏コミ新刊中華ECサイト本頒布中 (@ragemax) October 7, 2025
手法3. Autounattend.xml を使う
以前の記事で取り上げたことがある。
3.まとめ
とりあえず問題はないので安心してほしい。
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