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The Works "第27話 体育祭前" includes tags such as "ようこそ実力至上主義の教室へ", "綾小路清隆" and more.
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1ヶ月後に開催される体育祭に向けて本格的な準備が始まった。週に1度しかないホームルームは体育祭のための時間に充てられていた。この時間でやらなければならないことは1つ。競技の出場者と順番を決めること。


体育祭の競技人選が始まった。


決め方は至極簡単で、全員参加種目についてはある程度他クラスの偵察をしたうえで確実に勝てる配置をする。運動能力の高い生徒に選択権を優先して与えていくというものに決まった。


借り物競争以外は身体能力で決めた。四方綱引きは握力測定順、借り物競争はじゃんけん、男女二人三脚は相性を考慮した上で足の速さ、1200メートルリレーは男女の200メートルのタイム順。


体育の授業は基本的に各クラス競技のための練習・作戦を練るための時間にあてられる。


そのため最初の時間はメンバーを選び出す時間にした。


一之瀬「借りてきたよ~」


一之瀬が体育教師から2つの握力測定器を借りてきた。


一之瀬「誰から測る?」


柴田「最初は綾小路だろ?見本見せてもらおうぜ」


柴田の提案に一之瀬から握力測定器を受け取る。


綾小路「わかった。高校生の握力の平均ってどのくらいだ?」


神崎「60~70くらいじゃないのか?」


綾小路「そうか」

平均よりは上かつ他の生徒がどのくらいあるか考えつつ、少しずつ力を加えていき83で力を抜いた。


だいたい、握力測定というものの太さに比例するものではない。もちろん無関係でもないが、筋肉の使い方次第では100キロを超えることも難しくない。ある程度の数値まで行くと、微調整を始め手を離す。


綾小路「右84.7、左82だ」


柴田「マジかよ綾小路!そんな握力だと思わなかったな」


綾小路「は?80って高いのか?」


柴田「そうだぜ!俺も綾小路に続いてやる!」


柴田の驚き声に教室内がざわついた。気合を入れた柴田たち男子も測り始めると今聞いている限りどう考えても40とかよくて50だ。神崎に嵌められた。これでも結構手を抜いたほうなのだが。


借り物競争はじゃんけんで勝った人が出ることになった。


二宮「えー勝ったんだけど」


二宮は落ち込んでいた。借り物競争に関しては誰が出ても上位に食い込む可能性があり、運動が苦手な生徒からも人気があった。だから、がっかりする必要もないと思うが。


勝ち残ったのはオレ、浜口、時任、二宮、姫野、小橋に決まった。


綾小路「次は二人三脚だが、男子は柴田、神崎でどうだ?」


柴田「俺は行くぜ!」


神崎「俺はパス。むしろ、綾小路が出るべきだ」


綾小路「オレが?身体能力だけでなく、呼吸も大事になってくる。神崎の方が合わせれるだろう」


神崎「俺よりも綾小路のほうが呑み込み早い」


浜崎「神崎くんの言う通りだと思います」


綾小路「そうか。なら、オレが出よう」


男女二人三脚の2ペアは女子の提案で柴田、安藤とオレ、一之瀬になった。相性はともかく、運動神経については文句もなくすんなり決まった。


最後に決めたのは体育祭でも最終種目になっている200×6の1200メートルリレー。200メートル走のタイム計測した。ここも誰が出るかは予測していた通りに終わった。

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