ノートルダム清心女子大 共学検討 決定時期は未定、理事会で最終判断

記者会見でノートルダム清心女子大の男女共学化を検討していると発表した菊永常務理事(左端)ら
記者会見でノートルダム清心女子大の男女共学化を検討していると発表した菊永常務理事(左端)ら
 学校法人ノートルダム清心学園は8日、ノートルダム清心女子大(岡山市北区伊福町)についても「男女共学化を検討している」と明らかにした。共学にするかどうかの決定時期は未定という。

 中学・高校の共学化に関する記者会見で学園側が説明した。学園によると、7月に津田葵学長(学園理事長)が学内の審議委員会に大学院も含めた共学化の検討を諮問しており、答申を受けた後に学園の理事会で最終判断するとしている。

 大学は1949年に岡山県内初の4年制女子大学として創立。現在、4学部(文学、人間生活学、国際文化学、情報デザイン学)と大学院の2研究科に計約2100人が在籍している。近年は定員割れが続き、本年度の入学者は608人(定員640人)だった。

 学園の菊永茂司常務理事は「大学も少子化の影響が大きく、全国的に共学志向は高まっている。将来も安定して大学運営できるよう検討を重ねたい」と話した。
(中村啄也)


あわせて読みたい

清心中・清心女子高27年度に共学

関連タグの記事を見る

教育の最新記事

通信制の全日制・全寮制高校の特色紹介 「新しい学び方合同相談会」 12日に山陽新聞社

通信制の全日制・全寮制高校の特色紹介 「新しい学び方合同相談会」 12日に山陽新聞社

ノートルダム清心女子大 共学検討 決定時期は未定、理事会で最終判断

ノートルダム清心女子大 共学検討 決定時期は未定、理事会で最終判断

清心中・清心女子高27年度に共学 岡山県内唯一の女子校 生徒確保へ

清心中・清心女子高27年度に共学 岡山県内唯一の女子校 生徒確保へ

26年度教員採用候補416人 岡山県教委、倍率3・5倍で最低

26年度教員採用候補416人 岡山県教委、倍率3・5倍で最低

義務教育学校推進を 検討委が福山市教委に答申

義務教育学校推進を 検討委が福山市教委に答申

全国学テ県内市町村別結果 小6浅口市、中3瀬戸内市トップ 

全国学テ県内市町村別結果 小6浅口市、中3瀬戸内市トップ