西村賢太が愛読した「伝説の作家」

――なるほど。「日本幻想作家リスト」の作品は今も人気なんですね。

藤井 1973年に出版された松永延造の『夢を喰ふ人』(桃源社)もオススメです。精神病院に勤務する男が書いた手記の体裁で、夢や幻覚、千里眼、狐憑きなど、精神病者が登場する長編小説です。狂気的でありながら面白い作品です。

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――著者プロフィールは空欄ですが……。

藤井 松永延造は今では忘れられた作家ですが、芥川賞作家の西村賢太が愛読し、『誰もいない文学館』(本の雑誌社)では“読まなければならぬ作家”と書かれています。

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――伝説と化していますね。

構成/伊藤綾
編集/千駄木雄大

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書肆ゲンシシャ
大分県別府市にある、古書店・出版社・カルチャーセンター。「驚異の陳列室」を標榜し、店内には珍しい写真集や画集などが数多くコレクションされている。1時間1500円で、紅茶かジュースを1杯飲みながら、それらを閲覧できる。
所在地:大分県別府市青山町7-58 青山ビル1F/電話:0977-85-7515
http://www.genshisha.jp

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