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何度も倒れる先生に我慢が効かなくなった生徒達/Novel by カフェ陰

何度も倒れる先生に我慢が効かなくなった生徒達

6,978 character(s)13 mins

ブルアカにハマったので筆を取りました、初投稿です。

稚拙な文章かつ百番煎じくらいいきそうな設定ですが、私は自分を蔑ろにする主人公に対してキレるヒロインが大好きです。
その思いの一部でも伝わればと思います。

気が向いたら他の生徒でも書きたいですね、今回で思いつく描写割と使ったので時間かかりそうですけど。

どうやら男性向け、デイリー向けともにランキング入りしたらしいです。あまり投稿に関して詳しくないのですがとても嬉しいです。感謝

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 連邦捜査部シャーレにおける業務というのは実に先が見えないものである、書類を1枚終わらせる頃には2枚の書類が追加され、その2枚を終わらせる頃には書類は4枚追加されている。それもそのはずで、この学園都市キヴォトスには数千の学校があり、それぞれの学校が抱えている問題や起こした問題の数々がここに舞い込んでくるのだから終わらないのも無理はないのだ。

私はそんな激務の中心地であるシャーレの今の所たった一人の先生だ、連邦生徒会長の失踪後にここを訪れた私に降りかかる業務はおそらく以前までは連邦生徒会長がこなしていた業務なのだろう、連邦生徒会の人たちも業務を手伝ってくれていることも加味すれば彼女の業務の一部のみと言い換えることもできるかもしれないが……なるほど超人というのも頷けるなと、一人書類に囲まれた机で乾いた笑みをこぼす。

 そんな超人の行っていた業務は一部とはいえ私の頭脳に大きくダメージを与えるものばかりで、ヘイローも持たず体もキヴォトス基準で貧弱な私としては、この業務と向き合うために自分の限界を超過したことも少なくない。

端的に言い表すのであれば、私はシャーレで業務を始めた日から既に数度過労で倒れている。

その度生徒からは行き過ぎとも思われる心配の言葉を雨のように浴び、心配が転じたやりすぎた行動に対して追加で頭を抱えることも少なくなかったが、この業務は全て生徒のため、ひいては自分の趣味に対する投資のためなので手は抜けないし抜こうとも思っていなかった。

もちろん生徒に対して申し訳ないと思う気持ちがないわけがなかった、涙まで流す生徒を見て心を痛め本気で業務態度の改善に勤しもうとしたこともあったが、生徒の貴重な青春をこんな突然現れたおじさんに使わせ、さらにはその内容もただの業務と思うとそれこそ申し訳なくなり、提案のあった当番制度も月数度しか使うことがなかった。

今日も今日とて業務があり、ニュースと各学校の最近の情勢を鑑みるとおそらく今日の業務は普段の3倍は硬いだろう…

モモトークを開き暇そうな生徒に当番を頼もうと思ったが、やっぱり申し訳なく思いそっとスマホを閉じ、シャーレの仮眠室からデスクに向かう事にした。

未来の私がこの時点の私をみたらきっと呆れに呆れこの大馬鹿者を正座させ小一時間の説得の後誰か呼ばせただろう。

端的にいうならば、私はこの行いを非常に後悔することになるということだ。

Comments

  • シオカラーズは神

    これはガンに効くぞ

    Apr 18th
  • ストラテジー柔田

    今はただ 君に感謝を

    Mar 2nd
  • haguruma03

    とても良かったです!

    February 14, 2024
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