【スクール管理システムの「スコラプラス」】習い事の月謝をキャッシュレスでDX 「決済をきっかけに選ばれるサービスにしたい」
スクール管理システム「スコラプラス」を提供するVISH(ヴィッシュ)は4月、決済代行大手のSBペイメントサービスのオンライン決済サービスを導入した。VISHは、学校・教育施設や習い事・スクールなどに対して、運営に関するサービスを一元的に提供している。提供するサービスは、月謝の支払い管理から入退室管理、送迎バスの位置情報の管理まで幅広い。全国の約5000施設が、VISHが提供するサービスを利用しているという。「スコラプラス」では、「少子化が課題となっているスクール市場で、キャッシュレス化を進め、利便性を高めることを通して、導入事業者が『選ばれるスクール』になるサポートを提供したい」(VISH若月秀太氏)としている。「スコラプラス」のセールスを担当する、VISHの若月秀太氏と、SBペイメントサービス・第二営業本部の第2営業統括部営業1部1課の白川雅浩セールスマネージャーに、SBペイメントサービスの決済を導入した背景について聞いた。 <1200施設が「スコラプラス」を導入> ――「スコラプラス」について教えてください。 若月: スクールや習い事向けのCRMシステムです。会員管理から、月謝の支払い管理、入退室管理、POS管理、バス路線のGPS管理、イベント申し込み管理まで、すべてを一元管理できます。保護者は、スマホアプリで、お子さまのスケジュールを確認したり、お休みを連絡したりできます。振替手続きもアプリ上で完結できます。 ――導入施設数はどれくらいですか? 若月:私たちが提供するサービスは、全国で約5000施設に導入されており、そのうち「スコラプラス」は約1200施設に導入されています。スクールに通うお子さまの保護者には「れんらくアプリ」を利用していただいています。お子さまがバスに乗車した時や、施設に到着した時に、保護者に通知が届くので、安心感につながります。 ――どういった施設が導入していますか? 若月:スイミングスクールから体操教室、英会話教室、ダンススクール、自治体管理のスポーツ施設まで、幅広い施設に導入されています。 ――「スコラプラス」の強みは何ですか? 若月:私たちのシステムは自社開発のため、施設ごとの要望に応じた柔軟なカスタマイズが可能です。これまで多種多様な施設への導入で培ったノウハウを生かし、最適なソリューションをご提案しています。 さらに、導入後も電話での対応を含め、遠隔での無料サポートを提供しています。システム利用料がリーズナブルである点も大きな特長です。 <手厚いサポートと、スクール業界の社会的意義を鑑みた手数料率の考慮が決め手に> ―― SBペイメントサービスのオンライン決済サービスを導入したきっかけは何ですか? 若月:複数の決済代行サービスを比較・検討していた時に、親身になって寄り添ってくれた会社が、SBペイメントサービスでした。 問い合わせてからすぐに来社して提案してくれるなど対応が早く、手厚いサポートをしてくれました。スクール業界の社会的意義も鑑みた上で、手数料率を考慮してくれました。「一緒に頑張りましょう」という姿勢で伴走してくれたことも大きかったです。 白川: 当社は国際ブランドライセンスを持っており、アクワイアラーとしてカード手数料のコストメリットを提供できます。経済条件面での合意も大きかったと考えています。 ――導入後はいかがですか? 若月:導入して終わりではなく、毎月打ち合わせでさまざまな提案をしてくれます。 当社が、スクールの新規顧客開拓を行う際には、セミナー開催などの集客施策を提案してくれました。 白川:ソフトバンクグループ各社のアセットや、当社の決済に関する知見を生かすことで、VISHが「スコラプラス」の利用者にアプローチしやすくなり、「スコラプラス」の利用者の安心感の向上にも貢献できると考えています。