立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の国対委員長は30日、国会内で会談し、次の臨時国会で行われる首相指名選挙に当たって、投票先を一本化しないことを確認した。野党がまとまれば政権交代は可能だが、主要3党の連携協議が不調に終わったことで、自民党を中心とした政権の継続が確実になった。
◆国民民主は「現時点では玉木雄一郎代表の名前を書く」
会談では、各党が首相指名選挙への対応を説明した。同一候補への投票は議題にならなかった。
立民の笠(りゅう)浩史氏は記者団に、野田佳彦代表への一本化を提案しなかった理由について「3党では(過半)数を満たさない」ためだと明かした。国民の古川元久氏は「現時点では玉木雄一郎代表の名前を書く」と伝達。維新の遠藤敬氏は「対応は決まっていない」と述べるにとどめた。
立民は当初、野田政権の樹立に向けた野党間調整に前向きだった。だが、維新や国民は基本政策の一致が必要だとして、否定的な態度に終始していた。
◆立憲民主、維新、国民民主の3党では自公の議席を下回る
衆院の勢力は自民、公明の与党以外が過半数(233議席)を占めているが、立民、維新、国民の3党では2...
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AA 10月1日20時8分
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