首相指名で野党は投票先を一本化せず まとまれば政権交代できるのに…このままでは自民中心の政権継続が確実で

2025年10月1日 06時00分 会員限定記事
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 立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の国対委員長は30日、国会内で会談し、次の臨時国会で行われる首相指名選挙に当たって、投票先を一本化しないことを確認した。野党がまとまれば政権交代は可能だが、主要3党の連携協議が不調に終わったことで、自民党を中心とした政権の継続が確実になった。

◆国民民主は「現時点では玉木雄一郎代表の名前を書く」

 会談では、各党が首相指名選挙への対応を説明した。同一候補への投票は議題にならなかった。

会談に臨む立憲民主党の笠浩史氏(中)、日本維新の会の遠藤敬氏(左)、国民民主党の古川元久氏の3党国対委員長=9月30日、国会で(佐藤哲紀撮影)

 立民の笠(りゅう)浩史氏は記者団に、野田佳彦代表への一本化を提案しなかった理由について「3党では(過半)数を満たさない」ためだと明かした。国民の古川元久氏は「現時点では玉木雄一郎代表の名前を書く」と伝達。維新の遠藤敬氏は「対応は決まっていない」と述べるにとどめた。
 立民は当初、野田政権の樹立に向けた野党間調整に前向きだった。だが、維新や国民は基本政策の一致が必要だとして、否定的な態度に終始していた。

◆立憲民主、維新、国民民主の3党では自公の議席を下回る

 衆院の勢力は自民、公明の与党以外が過半数(233議席)を占めているが、立民、維新、国民の3党では2...

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    みんなのコメント2件

  • ユーザー
    AA 10月1日20時8分

    国民民主の玉木氏は23年7月の党大会で「自民党のアクセル役になりたい」と発言している。自民の不祥事が話題になると自民を批判し野党然としたふりをし、実際自民に愛想を尽かした層を取り込むことで票にもつなげてきた。でも本質は純粋な野党ではないとみなしている。たとえ立憲と国民だけで過半数を取れる状況であったとしても、立憲の党首には入れずに玉木氏に投票することで政権交代を妨害するのだろう。

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  • ユーザー
    ユー 10月1日7時52分

    政権交代すると、何がどう改善するのでしょうか?
    改善したい課題に対して、政権交代が最善の手段なのでしょうか?

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