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[ Hands-on ] プロンプトビルダーハンズオンガイド - セールスメール/項目生成編_Summer'25 UI

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はじめにLink to heading
前提Link to heading
事前準備 [セッション開始までに実施ください]Link to heading
環境準備Link to heading
大まかな流れLink to heading
1. 機能の有効化Link to heading
1-a. 生成 AI 機能Link to heading
1-b. セールスメール機能Link to heading
1-c. 権限セットの割り当てLink to heading
2. パート1: セールスメールLink to heading
2-a. セールスメール機能の動作確認Link to heading
2-b. プロンプトテンプレートの作成Link to heading
2-c. テンプレートの動作確認Link to heading
3. パート2: 項目生成Link to heading
3-a. プロンプトテンプレートの追加Link to heading
3-b. ページ編集Link to heading
3-c. テンプレートの動作確認Link to heading
(オプション)Link to heading
編集履歴Link to heading

Document

[ Hands-on ] プロンプトビルダーハンズオンガイド - セールスメール/項目生成編_Summer'25 UI
はじめに
この文書は、ハンズオン専用 Salesforce 組織を使って、セールスメールとプロンプトビルダーを試す手順をまとめたものです。
  • 関連 Trailhead
  • クイックスタート: プロンプトビルダー
  • プロンプトとプロンプトビルダー入門
前提
  • Salesforce の操作にある程度慣れている方を前提としています
  • 設定画面の操作もありますが、手順一つ一つを明記していますので、実際の画面と見比べながら操作してみてください
  • 2025/7 時点の画面・機能をもとに作成しています。その後の機能更新で変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください
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事前準備 [セッション開始までに実施ください]
本ハンズオンでは、弊社準備のデモ環境にログインいただき、操作いただきます。
ブラウザはChrome推奨です。
  • https://orgfarm.salesforce.com/signup にアクセスする
  • Event Codeを入力する(卓上紙面ご参照)
  • 必要事項を記入し、「Submit」をクリック
  • 「Sign-up Successful!」のページが出たら、「Open Your Saleforce Org」をクリック
  • 「Register Your Mobile Phone」画面が表示される場合は「I Don’t Want to Register My Phone」をクリック
  • Salesforce画面が出たら、準備完了です。
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環境準備
言語設定
ハンズオン環境は日本語で記載しています。必要に応じてユーザ言語を日本語に設定します
  • 右上のプロファイルアイコンをクリックし、Settingsを選択します。
  • 左のサイドバーの中からLanguage & Time Zoneを選択します
  • Language & Time ZoneのLanguageを以下の通り設定します
  • Language:日本語
    ※言語以外の変更は必須ではありません
  • Saveをクリックします
  • UIが日本語になっていたら完了です
ユーザー設定
  • 言語設定完了後、同じ画面で左のサイドバーから個人情報を選択
  • 姓 / 名をご自身のお名前に変更
    ※姓名以外の変更は必須ではありません
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大まかな流れ
  • 機能の有効化
  • 生成 AI 機能
  • セールスメール機能
  • 権限セットの割り当て
  • パート1: セールスメール
  • セールスメール機能の動作確認
  • セールスメールプロンプトテンプレートの作成
  • 動作確認
  • パート2: 項目生成
  • プロンプトテンプレートの作成
  • ページの編集
  • 動作確認
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1. 機能の有効化
Salesforce の組織で、生成 AI 機能を使えるように有効化します。
1-a. 生成 AI 機能
次の操作で設定画面を表示します。
  • 画面右上の歯車のアイコンを押す
  • 「設定」を押す
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  • 左側のメニューの中段にある「Einstein」→「Einstein 生成 AI」→「Einstein 設定」と押す
  • 画面右側 Einstein を有効化トグルスイッチを押してオンにする
画像1_v3.png
画像2_v3.png
続いて、セールスメール機能も有効化します。
1-b. セールスメール機能
(環境によってはすでに有効化されている場合があります)
  • 画面左側メニューの「Einstein」→「Einstein セールス」→「Einstein for Sales」と押す
  • 画面右側の「セールスメールを有効化」および「メールのプロンプト手順を追加」を有効にする
画像3_v2.png
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1-c. 権限セットの割り当て
(こちらも環境によってはすでに有効化されている場合があります)
  • 画面左側メニュー「ユーザー」→「ユーザー」と押す
  • 画面右側のリストから自分自身の名前を押す
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  • 自分自身のユーザーの画面が表示された後、下にスクロール
  • 権限セットの割り当ての、「割り当ての編集」ボタンを押す
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  • 有効化された権限セットに「Einstein セールスメール」と「プロンプトテンプレートマネージャー」があることを確認
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一度ブラウザのタブを再読み込みします。
  • 画面左メニューから「Einstein」→「Einstein 生成 AI」と押す
「プロンプトビルダー」が表示されていて、押すと次のような画面になれば成功です。
image.png
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2. パート1: セールスメール
イベントのフォローアップメールを生成してみます。
2-a. セールスメール機能の動作確認
まずは取引先責任者の画面に移動します。
  • 画面左上アプリケーションランチャー(九つの丸い点)を押す
  • メニューから「Einstein ハンズオン」を押す
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  • 取引先責任者のタブを押す
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  • 画面右上のフィルター「作成済み」の絞り込み条件で、「先月」を選択して、適用をクリック
スクリーンショット 2025-10-07 21.57.29.png
image.png
  • リストを最下部までスクロール
  • 「田中 明日都」のリンクを押す

もし何も表示されていなければ、リストビューを「すべての取引先責任者」に変更してみてください。

  • 画面左側中央「詳細」タブを押す
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  • 画面右側の「メールアイコン」を押す
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  • 表示されたダイアログの右上「斜め上下矢印」ボタンを押す
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  • ダイアログの左下「Einstein を使用してドラフトを作成」ボタンを押す
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  • 表示された「メールの手順」の入力欄に次の通り入力
イベントのフォローアップメールを書いてください。
  • 「ドラフトメール」ボタンを押す
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送信先や送信元の基本情報はふまえたうえでメールのドラフトが生成されましたが、内容を見てどうでしょうか? 当たり障りのない具体的な情報も含まれない淡白なメール本文が生成されたかと思います。

これはイベントの情報やそこでの発表内容などが生成 AI に指示を出すプロンプト(メールの手順)に含まれていないからです。より詳細な具体的な内容をプロンプトに含めれば、より役にたつメールのドラフトが生成できるでしょう。

ただ、取引先責任者ごとに、参加したイベントごとに毎回プロンプトを考えてカスタマイズするのは面倒です。その課題を解決するのがプロンプトテンプレートです。

2-b. プロンプトテンプレートの作成
それではプロンプトテンプレートを使ったメールドラフトの作成を試してみます。
  • 画面右上の歯車のアイコンを押す
  • 「設定」メニューを押す
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  • 画面左側メニューの「Einstein」→「Einstein 生成 AI」→「プロンプトビルダー」を押す
  • 画面右上「新規プロンプトテンプレート」を押す
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  • 次の通り各種値を選択・設定する
  • プロンプトテンプレート種別: セールスメール
  • プロンプトテンプレート名: イベントフォローアップ
  • API 参照名: templateEventFollowUp
  • 取得者: 取引先責任者
  • 関連オブジェクト: キャンペーン
  • 「次へ」ボタンを押す
画像4_v2.png
ここで「キャンペーン」について少し補足します。キャンペーンとはイベントやセミナーなどの情報を入れておくことを想定した標準オブジェクトです。今回は少しカスタマイズも加えて、参加したイベント内容のほか、発表された新製品や、お客様に案内するリソースも含められるようにしています。

送信先のお客様情報に加えて、このキャンペーンの情報も活用することでプロンプトをより具体化・詳細化できるようにしています。
  • プロンプトテンプレートワークスペースに次の内容をコピーして貼り付け
あなたは優秀な営業アシスタントです。
先日開催されたセミナーに参加してくださったお客様に対するフォローアップメールのドラフトを生成してください。

### 構成:
- イベントに参加してくれたことへの感謝
- イベントで紹介した新製品の詳細
- 会社情報や所属部署・役職をもとに、新製品がどう役に立ちそうか?の仮説
- お客様が興味を持ちそうな追加リソース
- 次回のミーティングの提案
- 連絡先情報

### 参加イベント情報:
{!$Input:Campaign.Name}

### お客様情報:
お客様会社名: {!$Input:Recipient.Account.Name}
お客様名: {!$Input:Recipient.Name}
役職: {!$Input:Recipient.Title}
部署: {!$Input:Recipient.Department}
業界: {!$Input:Recipient.Account.Industry}
会社説明: {!$Input:Recipient.Account.Description}

### 発表製品の詳細:
{!$Input:Campaign.Product__c}

### お客様が興味を持ちそうな追加リソース:
{!$Input:Campaign.Resource__c}

### 連絡先情報:
名前: {!$Input:Sender.Name}
メール: info@salesforce.com

### メール本文例:
{!$Input:Recipient.Account.Name} {!$Input:Recipient.LastName}様

いつもお世話になっております。セールスフォース・ジャパン貴社担当内勤営業の{!$Input:Sender.Name}です。

先週は{!$Input:Campaign.Name}にご参加いただき誠にありがとうございました。
  • 画面左側モデルを「GPT 4 Omni」を選択
画像5_v4.png

  • 「設定をプレビュー」に切り替えて画面左側「取得者」の検索欄で「田中」と入力し「田中 明日都」を選択
  • 「関連レコード」検索欄で「2024」と入力し「2024年夏のビジネスソリューションセミナー」を選択
  • 「保存 & プレビュー」ボタンを押す
画像6_v4.png

次のように応答欄に生成結果が表示されれば成功です。色がついている Input:Campaign.Name などの箇所が、選択した取得者や関連レコードの情報を使って変換され、プロンプトを完成させます。他の項目の値を付加させたい場合は、プロンプトテンプレートワークスペース上部のリソースを挿入から選びます。

それではセールスメールの画面で使えるようにこのテンプレートを有効化します。
  • 画面右上「有効化」ボタンを押す
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以上でセールスメールのテンプレートが有効化できました。
2-c. テンプレートの動作確認
先ほどと同様に取引先責任者の田中 明日都の画面を表示します。
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  • 画面右側「メール」アイコンを押す
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  • 表示されたダイアログの右上「斜め上下矢印」ボタンを押す
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  • ダイアログの左下「Einstein を使用してドラフトを作成」ボタンを押す
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  • ダイアログの左下「あらかじめ作成された手順を使用」の検索欄を押す
  • 「イベントフォローアップ」を押す
もし選択肢に「イベントフォローアップ」が出てこない場合は、ブラウザのタブを再読み込みしてみてください。
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  • 「キャンペーン」の選択欄で「2024夏のビジネスソリューションセミナー」を選択
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  • 「続行」ボタンを押す
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次の通りドラフトが生成されたら成功です。
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以上でパート1のハンズオンは完了です。ダイアログの右上「x」ボタンを押して画面を閉じてください。
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3. パート2: 項目生成
営業がお客様に初めて連絡をする前に、事前の考察の参考になる情報を生成してみます。今回はプロンプトテンプレートを呼び出すためのカスタム項目「参考情報」はあらかじめ作っておきましたので、プロンプトテンプレートの作成から始めます。
3-a. プロンプトテンプレートの追加
パート1と同様にプロンプトビルダーでプロンプトテンプレートを作成します。
  • 設定画面を表示
  • 左側メニューの「Einstein」→「Einstein 生成 AI」→「プロンプトビルダー」と押す
  • 画面右上「新規プロンプトテンプレート」ボタンを押す
image.png
  • 次の通り各種値を選択・設定する
  • プロンプトテンプレート種別: 項目生成
  • プロンプトテンプレート名: 商談参考情報
  • API 参照名: templateReferenceInfo
  • オブジェクト: 取引先
  • オブジェクト項目: 参考情報
  • 「次へ」ボタンを押す
画像9_v2.png
  • 次の内容をコピーしプロンプトテンプレートワークスペースに貼り付け
あなたは優秀な業界・業種の専門アナリストです。

###取引先情報:
取引先名: {!$Input:Account.Name}
業種: {!$Input:Account.Industry}
従業員数: {!$Input:Account.NumberOfEmployees}
説明: {!$Input:Account.Description}
所在地: {!$Input:Account.BillingState}

###指示:
私はこの取引先の担当営業です。
まずこの取引先の業種における代表的なビジネスモデルと業務プロセスについて教えてください。
次に従業員数・説明・所在地もふまえた取引するにあたって知っておくべき一般常識や考慮点を教えてください。
最後にこの取引先で想定されるよくある課題を教えてください。
  • 画面左側モデルを「GPT4 Omni」を選択
画像10_v2.png
  • 「設定をプレビュー」に切り替えて画面左側「関連レコード」の検索欄で「アストロ」と入力し「アストロエンタープライズ株式会社」を選択
  • 「保存 & プレビュー」ボタンを押す
画像11_v2.png

次のように「応答」に生成結果が表示されれば成功です。
画像12.png
レコード詳細ページで使えるように有効化します。
  • 画面右上の「有効化」ボタンを押す
画像13_v2.png
画像14.png
これで準備は完了です。続いて取引先のレコード詳細画面でこのプロンプトテンプレートを呼び出せるように設定します。
3-b. ページ編集
取引先のリストビューを表示します。
  • アストロエンタープライズ株式会社のリンクを押す
image.png
  • 画面右上の歯車のアイコンを押す
  • 表示されたメニューの「ページを編集」を押す
image.png
  • 画面中央下部の「参考情報」項目を選択状態に
  • 画面右側「Prompt Template」の検索欄を押して、「商談参考情報」を選択
image.png
  • 画面右上「保存」ボタンを押す
image.png
  • 保存されました、と表示されたら画面左上「←」ボタンを押す
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レコード詳細ページの「参考情報」の鉛筆マークが + 付きのものに変わっていれば OK です。もし変わっていなければ、ブラウザのタブを再読み込みを試してみてください。
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3-c. テンプレートの動作確認
では実際にテンプレートを呼び出して生成を実行してみましょう。
  • 参考情報の鉛筆マーク(編集アイコン)を押す
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  • レコード編集モードに画面が変化したら、参考情報項目の右にある生成ボタンを押す
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少々待つと結果が表示されます。結果を項目に保存します。
  • 「使用」ボタンを押す
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  • 「保存」ボタンを押す
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レコードの参考情報項目に生成結果を保存することができました。
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もう一つ下の概況項目には、あらかじめ設定した別のテンプレートを呼び出せるようにしてあります。こちらも実行して生成される内容を確認してみてください。

以上でパート2 は完了です。

(オプション)
お気づ気の方も多いと思いますが、参考情報のすぐ下の「概況」という項目にもプロンプトテンプレートが割り当てられているのですが、テンプレートの中身が空の状態になっています。プロンプトビルダーで「取引先概況」というプロンプトテンプレートを次の内容に置き換えることで動作します。
あなたは優秀な営業サポートです。

## 取引先情報:
取引先名: {!$Input:Account.Name}
業種: {!$Input:Account.Industry}
説明: {!$Input:Account.Description}
取引開始日: {!$Input:Account.InitialContractDate__c}

## 取引先責任者:
{!$RelatedList:Account.Contacts.Records}

## 商談:
{!$RelatedList:Account.Opportunities.Records}

## ケース:
{!$RelatedList:Account.Cases.Records}

## 納入商品:
{!$RelatedList:Account.Assets.Records}

## 指示:
私はこの取引先を担当する営業です。
上司への報告やチームメンバーへの情報共有のために、この取引先、取引先責任者の概要を作成してください。
いつから自社と取引をしているのかを含めてください。
次に、商談、ケース、納入商品の現在状況のまとめを作成してください。
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編集履歴
  • 2025/7/15 Summer ‘25の更新に合わせてスクリンショットを更新
  • 2024/11/22 Winter ‘25の更新に合わせてスクリンショットを更新
  • 2024/7/1 環境に合わせてスクリーンショット差し替え
  • 2024/6/30 初版