長靴熊毛帽子@異世界大陸軍

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長靴熊毛帽子@異世界大陸軍
@nagagutsu1799
「史家がナポレオンの素顔を正直に描こうとしても、たちまち栄光が輝く霧のように立ち込めて、画像を蔽ってしまう」(シャトーブリアン) 小説家になろう様にて「異世界大陸軍-鷲と女王-」という話を書いているナポレオン好きの歴史愛好家です ncode.syosetu.com/n3828ie/
Joined April 2023

長靴熊毛帽子@異世界大陸軍’s posts

ナポレオン、兵隊には親しみやすかったようで 戦場で兵士たちの間にひょっこり現れては 「貴官は誰々だったな」とか「〇〇の戦場にいたな」と 声をかけていたといい、こういうあたりが兵士からの絶大な支持の一因なんでしょうね
ナポレオンは200年近く研究され続けていて「今更自分が論じる事はあるのだろうか?」と思うのですが、恩師から昔「ナポレオンの評価は時代によって変わり続けているので、現代日本人である君がナポレオンをどう評するかは百年後、二百年後のナポレオン論の一石になる」と言われそれを胸に今も居ます
ナポレオンの配下はナポレオンによって貴族に取り立てられていったわけですが、当然ながらこういう「成り上がり」者が気に食わない古い貴族もいるわけで「あなたは公爵だが祖先がいないな」と嫌味を言われたスールト元帥は「そうです。我々が祖先ですから」と返したそうで。
東京のカプセルホテルに泊まった時 外国の方が洗濯機の使い方が分からないようで迷っていたので「おー、ディス、ディス、マネー、イン、コイン、ウォッシュ」みたいな怪しい英語でなんとかコイン洗濯機の使い方を教えて洗濯機を動かす事に成功し一緒に「イエーイ!」って喜んだあとスマホの翻訳で
優秀な師団長が軍団長になった途端にポンコツに… みたいな例は結構ありますが、逆に地位が低い時はパットしなかったのに地位が高くなった途端に輝きだした人というと誰でしょうか?
世界史リブレットの「ヨーロッパの傭兵」読んでるんですが30年戦争期ぐらいに、送金が途絶えて学費が足りない大学生とかが傭兵隊に入隊して、戦争シーズンに傭兵やって、終わったら大学に戻って勉強。みたいな人がいたらしく「へえ…」ってなりました
小学生向けぐらいの学習マンガ、世界の偉人みたいな本で治世の最初のほうで分かりやすくかっこいい正義の偉人!みたいに描かれてた人の失政や「悪い」政策とかの要素に差し掛かった時のちょっと描写がボカされたり苦しくなったりしてる部分からとれる貴重な栄養素があります
ナポレオンはロシア遠征の後、「死んだのは殆どドイツ人でフランスの損害は少ない」というようなことをメッテルニヒに言って「あなたはひとりのドイツ人に対してるのをお忘れですか」とキレられたりしています
ナポレオンの好きな逸話に、ある兵士がボロボロの軍服を指して「新しい制服を下さい」と頼みにきたのを受けて「よろしい。すぐに手配しよう」と言い、それから「だがそうすると貴官が古参兵であるのが分からなくなるな」と続けました。それを受けて兵士は「閣下、服はいりません」と答えた、というのが
ナポレオンが栄達できたのは間違いなくフランス革命戦争があったからなのですが、ではなぜ革命戦争で頭角を現わせたか、というと旧体制時代に整備された教育制度で士官学校に入学し、軍事知識を身につけることができたからなんですよね
あみるむ様に描いていただいたこの絵、何度見ても本当に凄いんですよね。黒色火薬に煙る戦場と弓騎兵を先頭に押し寄せる敵と迎え撃つフランス兵と徴募兵の槍とマスケット銃の方陣。中央に立つナポレオンの堂々とした後ろ姿。本当に良い絵です
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エジプト遠征でフランス軍は気球を上げて現地民を驚かせようとしたらしいのですが、エジプト人たちの反応は思ったほどではなく「使用人の子供が揚げる凧と何が違う?」とそっけなかったようで……
ナポレオンはエジプトに行ったときピラミッドを見学し その大きさから石材の数の推測を行い、ピラミッドの石を使えばフランス全土に高さ3メートルの壁を作れると見積もったそうで、後で学者たちが計算するとおおむね正確だった……という逸話があるそうです
ナポレオンがメッテルニヒに語る 「生まれながらにして玉座にあったそなたの君主たちなら、二十回打ち負かされても、いつも自分の都に帰っていくことができよう。だが私にはそれができないのだ。なぜなら私は一介の成りあがりの兵士だからだ」という言葉にナポレオンの魅力が凝縮されている気がします
ジョーカー・ゲームって小説好きなんですが 大戦前夜の大日本帝国のスパイ機関が活躍する…って話で、人を殺さない…という設定なんですが「平時で人が死ぬと必ずその国の警察組織が動くから」という理由で「言われてみれば確かに」となった覚えがあります
嬉しいことがあったんですが 拙作で師団長の一人が負傷したと聞いたナポレオンが即座に「師団は!」(誰が指揮を執っているのか?)と聞くシーンを書いたんですが、今日読んだナポレオンの伝記で師団長が死んだと聞いてもナポレオンなら「誰が代わりに指揮をしておるか?」と聞くだけだろうと書いてて
第一次世界大戦でイギリス軍を助けに現れたという「モンスの天使」とか日露戦争で狸が人間に化けて従軍してロシア軍と戦ってた、みたいな科学と合理の近代戦争の最中に現れる、神話とか伝説めいたお話好きです
考証、作中で大隊長の名前分からないなあ…と架空の大隊長の名前を出したら外国の人から「この大隊の大隊長の名前が違う、正しくはこれ」と突っ込みと大隊長リストが送られてきて「へえ!?」ってなったことがあります
ナポレオンに敗れた後、プロイセンの正規軍は大きく制限されたのですが、プロイセンは正規兵のうち、一定の割合を退役させ入れ替わりに新しい兵士を入れ、彼らを予備役にして…というやり方でフランスの目をごまかしました。
日露戦争の本を読むと、当初の予定より砲弾の消費量が多くて、大急ぎでなんとかしてるんですが、「やればなんとかなるんだなあ」と関心した後で「いや、なんとかならなかったら滅んでるのか…」と真顔になったり。
中近世代ファンタジーのナポレオニック架空戦記やってます。 中央集権を図ろうとする女王とか、損得計算して戦場から勝手に離脱しようとしたりする諸侯とか、大砲とマスケット銃で武装したフランス軍とか、滅茶苦茶戦争に強いナポレオンとかが出てきます。楽しいよ!
The image depicts an anime-style scene set in a medieval fantasy world, featuring characters in elaborate historical costumes inspired by the Napoleonic era. A central figure resembling Napoleon, wearing a bicorne hat and military uniform, stands on a large map with miniature ships and battle markers, suggesting a strategic war council. Surrounding him are other characters, including a queen in a luxurious red gown and a military officer in green, all engaged in a tactical discussion. The post text by 長靴熊毛帽子@異世界大陸軍 describes a Napoleonic fantasy war chronicle with queens, rebellious nobles, and powerful armies, adding context that this is a fictional, fun war narrative. Japanese text overlays, such as "中近世代ファンタジーのナポレオニック架空戦記" and "異世界大陸軍", indicate the title and creator, with no platform watermarks visible.
「戦争と飢餓」を読んでるのですが 小麦250キロをニューヨークからリヴァプールに輸送するのにかかるコストは1860年代には4シリング7.5ペニーだったのに鉄道と蒸気船の発達により1904年には僅か11.5ペニーまで下がったとあります
ナポレオンの参謀長を務めたベルティエ元帥は ナポレオンの元帥の中では一番お金を貰っているのですが彼の業務の大変さを思えば「これぐらいもらってあたりまえだ。もっと貰え」みたいな顔になってきて……
言われてみればナポレオンはヴァンデミエールで群衆を大砲で打ち負かしたことから武断的なイメージがありますが1815年に議会によって退位を迫られた時、未だ掌握していたはずの軍や戦意の高い民衆などを使って議会を解散するなどには踏み切らず、抵抗を諦めていますね
エジプト遠征軍の人数について九州大学の志垣教授によれば 参謀本部143人 砲兵参謀67人 主計官66人 衛生士官168人 財務官41人 糧食経理部445人 軽歩兵5,413人 戦列歩兵19,669人 偵察部隊480人 騎兵2,810人 砲兵・工兵3,155人 軍団将校2,270人 同行学者167人 となっています。
サハラ砂漠を縦断するラクダの隊商、なんとなく数十頭の集団をイメージするんですが、最盛期には一万近い巨大な隊商になっていたそうで、飲み水とかどうするのかなァ…と思ったら、持ち運べないので事前に埋めて置くとか先遣部隊を何日も先に先行させて水場を抑えるとか大変だったらしいです
ナポレオンは記憶力が抜群に良かったのですが、その逸話として「1805年の戦役で、部下がある師団の位置を失念した時その部隊の現在地、これから三日間の滞在場所、部隊の戦力状況と経歴を部下に伝えた」というものがあります。移動する二十万人以上から成る七個軍団の配置を全て把握していたのです
ナポレオンがヨーロッパ相手に大暴れできたのは革命期に整備された制度や仕組みがあったからで、革命期のそうした制度や仕組みはそれ以前の王政時代から脈々と築かれたものの上に立っており……と思うと、世界史の教科書が二足歩行する猿のあたりから始まるのも頷けます
ナポレオン、記憶力が抜群に良かったとか人を引き付ける不思議な魅力があったとか逸話はありますが 彼の特技「寝ようと思えばいつでもどこでも眠れた」という特技は欲しいと思う人多いのではないでしょうか。私も欲しいです
ナポあります。 この絵を見て「おお」と興味をそそられた人 「銀河英雄伝説」「横山三国志」「ナポレオンー獅子の時代ー」「MCあくしず」「戦国自衛隊」「ガリア戦記」 とかが好きな人にお勧めです(作ってる私が好きなので)
The image is an anime-style illustration featuring two characters in historical attire. The character on the left is dressed in a Napoleonic military uniform, complete with a bicorne hat, while the character on the right is wearing a red, elaborate dress reminiscent of European nobility. The background includes a castle and a ship, suggesting a historical or fantasy setting. The text on the image reads "異世界大陸軍戦記" which translates to "Otherworld Continental Army War Chronicle". The post text mentions that this artwork is related to the creator's interests in works like "銀河英雄伝説" (Legend of the Galactic Heroes), "横山三国志" (Yokoyama's Romance of the Three Kingdoms), "ナポレオンー獅子の時代ー" (Napoleon - The Age of the Lion), "MCあくしず" (MC Akushizu), "戦国自衛隊" (Sengoku Jieitai), and "ガリア戦記" (Gallic Wars), indicating a blend of historical and fantasy themes.