チェンソーマン第一部考察 チェンソーの悪魔 ポチタは支配の悪魔の飼い犬?なぜマキマは扉を開けさせたのか?チェンソーマンは何者なのか
まずポチタはチェンソーの悪魔である。借金地獄のデンジが少年時代にチェンソーの悪魔と出会い、ポチタという名前を付けた。
チェンソーマンとは地獄で何度殺されてもエンジンを吹かして立ち上がる地獄のヒーロー。一部の悪魔の間ではヒーローだが、多くの悪魔から恐れられている。チェンソーマンが食べた悪魔と同じ名の存在がこの世から消えるという恐ろしい力がある。
なぜチェンソーマンは支配の悪魔を食べない?ポチタ=支配の悪魔の飼い犬だから?
アキが銃の魔人となって早川家を襲撃しに来た時、玄関のベルが鳴り、アキがが帰ってきたと思ってデンジがドアを開けようとした。その後、「開けちゃダメだ」とポチタの声がするシーン。その後の扉絵?ていうのか、そのシーン毎のキャラクターの姿をポチタが模している絵が、ポチタが鎖に繋がれた絵になっている。マキマの支配の鎖にポチタが繋がれている?マキマはチェンソーマンを支配したいと言っていた。
チェンソーマンと戦い私が勝てば
私は彼を支配する事ができるでしょう
マキマはポチタを犬だと思っていたのか?確かにデンジはマキマの犬になりたい言った。マキマはデンジだけではなくポチタを犬だと思っている?ポチタは支配の悪魔の飼い犬なのか?
チェンソーマンは支配の悪魔に飼われたいのか?だから支配の悪魔を食べない?飼い主を食べるなんて言語道断だから?
「開けちゃダメ」…マキマもナユタも人間の記憶を暴露したい?
ポチタがデンジの夢の中で隠していた扉の向こう側にはデンジが父親を殺したという過去の記憶が隠れていた。
開けちゃダ ' 開けて
デンジ君が開けて?
マキマは、"子供の脳ってすごいよね 嫌な記憶を扉の向こうに隠すことができちゃうんだから " (チェンソーマン コミックス10巻より) と言っていた。マキマはずっとその扉をデンジに開けさせようとした。父親を殺したという罪の意識をデンジにマキマがもたせ、デンジに普通の生活をさせない口実にしたかったのかも知れない。また、マキマは "チェンソーマンが食べた存在は現在そして過去 個人の記憶からも消えてしまうようですから " "私の物事を掌握する力を以てしても思い出せなくなってきました " と言った。
対してナユタはどうか。デンジとの生活でいくつか約束を交わしている。" アパートの他の部屋のドアは開けちゃダメ " "冷蔵庫は開けちゃダメ "
ポチタと同じ「開けちゃダメ」。また、ナユタはアサの記憶を操作する力を見せた。記憶を操っている。冷蔵庫の扉の向こうに何があるか。かつてマキマ肉が保管された冷蔵庫だ。それはデンジのマキマとの過去の記憶、ではないか?マキマとのデンジの記憶をこじ開けるのがナユタの目的かも知れない。デンジがトラウマで普通の生活ができないくらい病んでポチタをデンジから再び奪うために。
地獄のヒーロー・チェンソーマンはポチタとは別の存在?
つまり、チェンソーの悪魔とチェンソーマンが別の存在だという事。言い換えるとチェンソーの悪魔は飽くまでポチタ以下でも以上でもない。
悪魔は名前が恐れられる存在であるほど強い。チェンソーはどうか。武器ではない。比較として、悪魔ではないがボム(爆弾)は武器であり、ボム人間のレゼは非常に強力。デンジが頭脳戦で勝たなければ、あわやレゼに殺されていたくらい強かった。しかし、地獄のチェンソーマンはそんなボムを余裕であしらっていた。
ボムと同等以上の力をチェンソーマンは有している。それに比べてチェンソーの悪魔は人間の腕や脚や頭から生えたチェンソーでぶった斬るくらいの強さ。チェンソー自体がそんなに恐いイメージがない。日本ではチェンソーの扱いに注意を怠ればたまに事故や怪我が起きて危険、くらいの認識。凶器として使われることも日常茶飯事の事ではないだろう。なので悪魔としてもチェンソー(=ポチタ) はメチャクチャな強さではないはず。
ポチタは自分がチェンソーマンだと分かっている?
なので、チェンソーの悪魔はチェンソーマンよりも力が弱い以上、まったく別の存在だと個人的に思っている。
私の夢はね 誰かに抱きしめてもらう事だったんだ
簡単なことだと思うだろう?
問題はポチタ自身がどこまでチェンソーマンに関わっているのかという事。ポチタは「自分は強すぎるから誰かに抱きしめてもらうことが難しかった」と言っている。これは、チェンソーマンの存在を知っているとも取れる。まさかチェンソーの刃が危険だから抱きしめにくい、という意味ではないだろう。わざわざセリフにして言う意味がない気がする。これは 何か 伏線的なセリフではないか?


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