「ここに住んでいる子たちは全員”家族”」子供や若者が暮らすシェアハウスが誕生 福岡・久留米市
RKB毎日放送
様々な家庭の事情で家に帰ることが難しい若者が短期間生活するシェアハウスが福岡県久留米市にオープンしました。 【写真で見る】築80年の空き家をDIY 子供や若者が暮らすシェアハウスが誕生 現在3人が暮らすシェアハウス。子供たちや若者が親元を離れ同じ屋根の下で誰かと暮らす意義とは。 ■1人の時間が子供たちにも必要 福岡県久留米市の戸建て住宅。 ここは、様々な家庭の事情で家に帰ることが難しい子供や学生など若者が短期間寝泊まりして暮らすシェアハウス「ウウチ」です。 大変な時でも「ウチに帰ろう」と言える場所にという思いが込められています。 運営するのは、シングルマザーなど様々な境遇の子育て世帯を支援する久留米市の団体「じじっか」です。 これまで食事支援や放課後の子供の居場所など子育て世帯に「過ごす場所」を提供してきましたが、支援を続ける中で「暮らす場所」の必要性も感じていました。 じじっか スタッフ 相田拓実さん 「親同士でけんかしたり親と子でけんかしたりとかいろいろある中で、一回自分の1人の時間が子供たちにも必要でその環境を提供するというか作り出す必要があったのかなと思っていて」 ■「いろんな人とコミュニケーションをとれたりするのがすごく楽しい」 「ここが自分の部屋です」 20歳の男子大学生は父親が病に倒れるなどして、実家での暮らしが困難になり先月、「ウウチ」にやってきました。 部屋にはベッドや照明器具が備えられていてすぐに生活ができるようになっています。 男子大学生(20) 「みんなでくつろぎながら雑談をしたりとかいろんな人とコミュニケーションをとれたりするのがすごく楽しいと思います」 ■築80年の空き家をDIY このシェアハウス、元々は築80年の空き家でした。 「ウウチ」で暮らす若者やじじっかを利用している子供たちが職人たちと一緒に壁を作ったり色を塗り直したりしてきました。 「ウウチ」で暮らす男性(21) 「自分が作った家に住むというのはなかなかない、ありがたい機会かなと思います」 こうしてできた家は木の香りがする温かみのある内装に。 ガラスなど元の家のものも残し、懐かしさと新しさが融合した空間となりました。
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