金正恩氏の宿願事業「平壌総合病院」竣工 「保健部門改革で大きな結実」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.08 06:33
北朝鮮の平壌(ピョンヤン)総合病院が、着工から約5年半を経て竣工したと7日、朝鮮中央通信が報じた。2020年3月に着工した平壌総合病院は、資材不足や新型コロナウイルスの影響で完成が遅れていた。
朝鮮中央通信によると、竣工式は6日に開催された。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は式典での演説で、「本当に、最もやりたかった事業の中でも、心の中に常に第一に置いていた事業」とし「設備を十分に把握し、11月から運営を正常化するのがよいだろう」と語った。
北朝鮮メディアが公開した写真によると、平壌総合病院は1000床以上を有する大型総合病院の姿をしている。ただし、診断・治療機器や付帯施設は完全に整っていないように見える。
金委員長はこの日の演説のかなりの部分を、保健省など保健部門への叱責に割いた。「他のどの部門よりも脆弱であり、その中でも特に遅れているのが病院施設」とし「極度の責任回避と保身主義」を指摘した。
特に保健省について、「常識も概念もなく、何かをやってみようという意欲さえもない人々」と非難し、「保健現代化推進事業を担当する新しいグループや機構を設ける問題についても研究してみたい」と述べた。
また、医師や看護師の制服デザイン案についても具体的に触れ、「まるで白い布袋を被せたようだと、厳しく批判した」と語った。
さらに、平壌総合病院が保健部門改革の「初めての結実」であり、「大きな一歩」であると述べ、保健革命を主導する「強力な拠点」であり、保健現代化の「母体基地」となると強調した。
金委員長は「第2平壌総合病院」の建設を推進し、各道の所在地にも中央病院級の総合病院を建設する計画を明らかにした。保健現代化事業の計画は、来年初めに予定されている第9回党大会で報告する予定だと予告した。
病院の竣工式には、金与正(キム・ヨジョン)党副部長、趙甬元(チョ・ヨンウォン)党書記、朴泰成(パク・テソン)内閣総理、朱昌日(チュ・チャンイル)党宣伝扇動部長、朴正天(パク・チョンチョン)労働党中央軍事委員会副委員長、崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長らが金委員長に随行した。
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