フランスからの先生をご案内 

最近海外からのお客さまが続くセンター、19日にはパリからアンドレ・ギエルム教授が来られました
フランス国立工芸院の教授、産業遺産の研究ではフランスで最も知られる先生です。
今回の来日は、翌20日に藤女子大(札幌)で開かれる国際フォーラムでの講演のためですが、それとは別に空知の炭鉱遺産を見たいということで、私たちのNPOに案内の依頼があったものです。
まったくのプライベートの訪問です。

まずは、三笠の幌内景観公園からスタート!と行くはずが・・・

前日までの大雪で鉄道村の先で除雪終了。景観公園までは雪を漕いで歩くよりほかありません。
が、そんなことをしていると日が暮れるので、少し歩いて景観公園が見渡せるポイントまで歩きました。
しょっぱなから想定外・・・、しかしギエルム先生はコンクリートの土台に興味津津といった様子
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続いて奔別へ
立坑とホッパーを見学。
建築物のコンクリート素材の専門家でもあるギエルム教授、ホッパーは「トレ ジョリ」と。
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お昼はもちろん更級食堂。
先生は日本食は何でもOK。
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↑天ぷらそばです。「トレ ボン

三笠の最後は、山崎ワイナリー。
試飲を楽しみ、ピノノワールをご購入
山崎さんも突然のフランス人の来訪に喜んでおられました。
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左は通訳兼フランス国立工芸院の大学院生の前島さん。

続いては美唄、炭鉱メモリアル公園へ。
幌内とは違って整備された公園になっているのが特徴ですが、とてもいい公園だとおっしゃっていました。
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最後はもちろんアルテでまったり~
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センターに着いたのは4時過ぎ、寒い中一日お疲れ様でした。
最後に「パリでお会いしましょう」と言われたにこつぶ、こちらこそ「メルシーボクー」ですー

そして、ギエルム教授、今回の来道の目的であります、国際会議、国際都市フォーラム札幌2011「地下空間の景観と文化を考える」が11月20日、藤女子大学北16条キャンパスで開催されました。
地下鉄や上下水道、地下街と一体になった地下空間の歴史はヨーロッパの近代都市より始まりました。
フォーラムではギエルム教授より「フランスの都市遺産-歴史的都市の地下空間」のご講演をスタート。
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通訳はご一緒に空知炭鉱遺産の視察された慶応大学&パリ国立工芸院の前島美知子さん。
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「地下のアセット・マネージメント」(クリスチャン・ジェルサレ;ヴェオリア・ウォーター・ジャパン代表取締役社長)、
「森と湖の国の近代的な地下空間」(カウコ・ライティネン;フィンランド・センター所長)、
「瀋陽市の地下計画-中国の地下ビジョン」(于靚;瀋陽建築大学副教授はインターネットで中国からご講演)、
そして日本からは「札幌の地下街をめぐって」八柳壽修(札幌市市民まちづくり局室長)、
「創造都市における地下の情報デザイン」(武邑光裕;札幌市立大学教授)と素晴らしいメンバーによるご講演。

そして北海道大学 角幸博特任教授コーディネートでのパネルディスカッションと大変興味深い内容でした。
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そしてファーラム後はお疲れさん会に・・・
炭鉱という地下空間は現在は直接の活用とはいきませんが、地下という空間の魅力や可能性を感じた一日でした・・・
らいだぁ

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