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日本サッカー協会に激震…影山技術委員長を解任 児童ポルノ閲覧、仏で逮捕「大変遺憾なこと」

[ 2025年10月7日 19:00 ]

影山雅永氏
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 日本サッカー協会(JFA)は7日、都内で会見を行い、影山雅永技術委員長(58)を解任すると発表した。

 影山氏は、チリで行われているU―20W杯視察のためにパリ経由で移動していた。複数のフランスメディアによると、影山氏は児童ポルノ画像の輸入・所持の容疑で2日に逮捕され、パリ近郊の簡易裁判所で6日に有罪判決を受けた。

 同協会はこの日午後7時からこの件について会見。湯川専務理事は冒頭で「本日の理事会において、影山雅永技術委員長と契約を解除し、技術委員長職の解任を決議した。海外出張時の行為に対して有罪判決が出されたことを受けてのもの」と説明した。そして「JFAとしては大変遺憾なことだと考えておりますし、ご心配、お騒がせしていることについて深くお詫びを申し上げます」と謝罪した。

 また、宮本会長の「今回の件はサッカー界として許容できるものではない。これまでも取り組んできたものの、今回のことを契機に、サッカー界のガバナンス・コンプライアンス体制を改めて見直すとともに、徹底的に強化、改善を覚悟をもって図っていく。そして今一度、JFAの理念に立ち返って行動していく」とのコメントも読み上げられた。

 影山氏は現在もフランスに滞在中で、解任について本人に説明した際には謝罪もあったという。後任は未定で、代行を置くかどうかを含め組織の中で議論していく、との説明がされた。

 逮捕などの細かい内容はプライバシー保護の観点から全てが明かされることはなかったが、影山氏は日本からパリへの2日到着の便に乗っており、パリからチリに向かう3日発の便には乗っていなかったという。協会には、単独で移動していたとの報告がされていた。協会側は5日に関係各所を通じて拘留の事実を把握したという。

 現地メディアは「日本サッカー協会の幹部で元プロ選手は、児童ポルノ画像の輸入・所持の容疑で、パリ近郊ボビニーの簡易裁判所で今月月曜日に審理を受けた」と報道。「58歳の同氏は日本サッカー協会のテクニカルディレクターを務め、20代以下の代表チームのU―20W杯に向かう途中でチリへ出張する際、10月2日にフランスの現地空港で飛行機を降りた際に逮捕された」と説明した。影山氏が「機内でタブレット端末に表示された“およそ10歳の少女”とされる画像を客室乗務員に発見・通報された」と詳細を報じた。

 協会関係者によると、影山氏とは数日前から連絡が取れない状態だったという。チリでのU―20W杯に代理スタッフが行くかどうかは未定。

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