ブルーアーカイブ クローンティーチャー 作:セサミストリート
現在地、アビドス高等学校のグラウンド。そこで俺はヘルメット団と交戦をしている。相手が年端もいかない少女だとしても、向こうは殺意を持って俺を撃ってくる。この異様な光景は俺の世界じゃまずありえないが、ジェダイでも年端もいかない少年少女が俺を指揮すると同じで、俺たちといつもともに戦っていた。ジェダイがいないこの世界で俺ができるのは、この戦いを終わらすことしかない。
「はーい☆おしおきの時間ですよー☆」
「ん、脇がガラ空き」
「いつもいつも襲いに来て!今日こそとっちめてやるんだから!」
「うへぇ〜結構数いるね〜」
下を見れば、アビドスの生徒たちが戦闘を始めた。一人はガトリングガン、二人はアサルトライフル、一人はショットガンといったバランスのいい構成で戦っている。ショットガンを持っている少女は自身の身長より大きめのシールドを持ちながら目の前の敵に撃ち込む。あのシールドの強度は中々のもので、敵から集中砲火を受けてもすべて弾き返している。しかも持ちながら撃ち込むことができるほど彼女の身体能力はかなり高いことがわかる。
「ん、殲滅する」
銀髪の少女は走りながらアサルトライフルを敵に正確に撃ち込む。動きながらも敵に撃ち込むぐらいの腕前に驚いたが、いつの間にか取り出した小型ミサイルコンテナを搭載したドローンを上空に飛ばし、比較的遠くの数名の敵を爆風でふっ飛ばしている。あのドローンは俺の世界じゃないものだ。ぜひとも俺も使いたい。
「こんのぉ!」
ツインテールの少女は、銀髪の少女と同じく走りながらアサルトライフルを敵に撃ち込む。他の少女たちと違い、怒りに囚われているせいか素早く敵を数名打ち倒している。近づいてきた敵はストックで殴り飛ばし、倒れたところを頭に2,3発撃ち込む。この少女はやり方は過激だ。ますますハードケースに似ている。さぞ恨みとストレスが溜まっているのだろうな。
「ノノミ〜…いっきま〜す☆!」
ガトリングガンを持った少女は近くにいるショットガン持ちの後ろに立ち、全員が伏せて直ぐに弾丸の嵐が敵に襲いかかる。広範囲の弾幕が次々と流れ込み、ヘルメット団を殲滅していく。あのガトリングガン、Z-6回転式ブラスター砲に少し似ているが、俺の戦いの特性を考えたら、使うのは得策ではないだろう。でも、使ってみたい。
『ホシノ先輩!左に回ってください!シロコ先輩はホシノ先輩の援護してください!ノノミ先輩は右側の敵の排除をお願いします!セリカちゃんはそのまま進んで!』
無線越しに聞こえるアヤネのサポートは完璧で、戦闘中の少女たちを正確に指揮している。お互いの弱点を他の少女にカバーさせて、隙ができれば一気に畳み掛ける。この指揮しているアヤネは完璧に戦況を把握し、勝利に導こうとしている。このスキル、ぜひとも501軍団にほしいところだ。
「くっそぉ!撃ち返せ!」
「たかが5人しかいないんだ!数で押しまくれ!」
「ミサイル使え!容赦するな!」
対するカタカタヘルメット団は、最初は俺の奇襲とアビドス生徒達の猛攻に押されていたが、次第に士気を上げ始め、進行を始める。このままでは数で押されるのは目に見えている。俺は地上に降り、ブラスターライフルを背中に背負って2丁のハンドブラスターに持ち替える。
「アイツを先にやっちまえ!」
「『シャーレ』なんざ怖かねぇ!」
数名のカタカタヘルメット団が押し寄せ、俺を一番に倒そうとしてきた。まぁ、ここで俺を倒してもアビドス生徒達の士気は落ちることはないだろうがな。
『先生!逃げてください!危険です!』
「ん、流石にこれ以上は危ない。私達でなんとかするから校舎に戻って」
「そうよ!この学校は私達が守るんだから!」
「先生、ここは私達がなんとかしますから」
「いや〜先生は頑張ったよ?あとはおじさんたちに任せてよ〜」
俺が地上に降りた途端、アビドス生徒は俺を守りにきた。少女たちが武器を持ち、『大人』を守る。この『キヴォトス』ならそれが当たり前かもしれないが、俺は少女たちを見捨てて逃げるほど腐ってはいない。『兵士』なら、やるべきことは決まっている。
「心配するな。こんな戦い、すぐに終わらしてやる。援護しろ」
「ちょっ!先生?!」
俺は走り出し、2丁のハンドブラスターを構える、まず近づいてくる敵を数名打ち、続いて後ろに回ってきた敵をしゃがみながら撃ち込む。無論スタンモードにしているので、撃たれた敵は気絶で済んでいる。
「なんで一人なのにこんなに強いんだよ?!」
「数で押しまくれ!」
「こんのぉぉ!」
また数人が襲ってくる。今度は左手に持っているハンドブラスターをホルスターに戻し、右手に持っているハンドブラスターで2,3名を撃ち、片手で敵を背負投する。次に襲ってくる3人の集団を電磁パルス手榴弾で気絶させる。俺の後ろには、倒れたカタカタヘルメット団の何名かが山となって倒れている。
「まだやるか?」
俺はヘルメット団にハンドブラスターを構えながら警告する。まだまだ数はいるが、俺一人でも数十名は倒されているので、向こうは多少は怖気づいている、と俺は信じている。正直に言うと、流石にこれ以上は戦えない。なぜなら、敵とはいえ、少女に銃を構えるのはあまりにも酷なことだ。ドロイドならいつものようにぶっ壊してやるんだがな。
「くっ…引け引け!このままでは全滅だ!」
「置いてかないでよぉ!」
「なんなんだよアイツ!覚えてろぉ!」
どこぞの三下みたいな捨て台詞を吐きながら、気絶した仲間を背負ってカタカタヘルメット団は逃げていった。
「はぁ…なんとか終わったか」
俺はヘルメット団が逃げていったのを確認し、ハンドブラスターをホルスターに戻してヘルメットを脱いだ。気付けば頭から少しだけ汗をかいていたことに気付く。
「やはり子供相手に銃を構えるのは溜まったものじゃないな、やり辛くて仕方ない」
俺は手で汗を拭い、アビドス生徒達のもとに戻る。そこにはアビドス生徒達が驚きの表情で俺を待っていた。
『カタカタヘルメット団残党、郊外エリアに撤退しました!』
「うへぇ〜…先生強いね〜あっという間にヘルメット団を片付けちゃったよ〜」
「これが…『大人』の戦い方なの?」
「ん、でも私達の勝利。当分はヘルメット団も大人しくなる」
「わぁ☆先生かっこよかったです〜!」
戦っていたアビドス生徒達は弾が当たったのか、服が少しだけ服がボロボロになっていた。本人たちは気にしてないようだが、俺としては守りきれなかったことに罪悪感を覚える。
「お前たち、怪我はないか?」
「大丈夫よ!この程度は怪我に入らないわ!」
「このブラウスお気に入りでしたが、ここでまたみんなと笑えるならなんてことありませんよ」
「まだやり足りない。次来たときは『あの人』を呼ぶ」
「いや〜多分こないと思うよ〜?」
全員が無事なのはいいことだが、弾丸を食らってもピンピンしている少女たちを見ると少し恐ろしく感じる。もしスタンモードではなく、通常のブラスターモードで撃てば、彼女たちはどうなるのだろうか?
「…無事ならそれでいい。とにかく、お前たちの話を聞きたい」
「それもそうだね〜学校に帰ろっか〜」
『シャーレ』所属としての初戦闘はこうして幕を閉じ、アビドス生徒達と共にアビドス高等学校に戻ることにした。
今回はここまで!やっぱり戦闘シーンは難しいですね…
さて、ここからアッドはアビドス高等学校の苦難に立ち向かうことになります。『先生』として、『兵士』として、どこまで進み続けるのでしょうか?『あの人』はいつ会えるのか?
では、フォースと共にあらんことを…
本編(原作)だと先生は生徒の足をなめたりする過酷(死刑!)な大人ですが、アッドもそうであるべきでしょうか?
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舐めるべきや
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ん、アッドも過酷するべき
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う〜ん…微妙!
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そこまでしなくても…
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やめなされやめなされ…
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解釈違い
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やっても…変わらないかな?
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なんだったらためてたものをさらけ出せ