ブルーアーカイブ クローンティーチャー 作:セサミストリート
アビドスからの手紙と銀の戦士
目を開けると、そこはかつて兄弟たちとともに戦った戦場に立っていた。
『ここは…?』
目の前には大量のバトルドロイドとジオノージアンがこちらに迫ってくる。スパイダードロイドにスーパーバトルドロイドなども数多くが隊列を組んで攻めてきている。
「全軍進め!押し切るぞ!」
「イエッサー!お前達、行くぞ!突撃!」
後ろから聞こえたのは、キャプテン·レックスと501大隊の仲間たち。そして、先陣を切っているのはスカイウォーカー将軍とコマンダー·タノだ。
『ここは…ジオノーシスなのか?』
俺は状況がわからず、立ち往生していると、走ってくるスカイウォーカー将軍にぶつかりそうになる。
『ぶつかる…!』
回避する前に早く来た将軍とぶつかりそうになるが、体がすり抜けて将軍は走っていった。それと同時に、兄弟たちも俺の体をすり抜けて走っていく。
『何…?今、俺の体が…?』
体を見ると少し透けており、武器がなくなっていた。
『これは…夢…?』
走り去っていく将軍と兄弟たちに目を向け、俺も走ろうとする。だが、体が全く動かない。
『待ってくれ!俺も行く!置いていかないでくれ!』
手を伸ばしても足が動かず、ただ走り去っていく将軍と兄弟たちを見るしかできなかった。
「待ってくれ!!…ッ!?」
最後に振り絞った声で叫ぶと同時に、目を覚ました。体を起き上がらせて、過呼吸になる前に呼吸を整える。
「ハァ…ハァ…今のは…第二次ジオノーシスのときのか…?」
あの戦いでは俺はまだピカピカ組として501大隊に所属し、常に走っていた記憶がある。だが、戦闘中に負傷し、ドロイド工場につく前に俺は母艦に戻っていた。
「あの戦いが、俺の初陣だったな…」
周りを見ると、右側には全面ガラス張りの窓と、左側には小さい机があるだけの質素な部屋に俺はいる。
ここはキヴォトスの『シャーレ』の仮眠室。本来は指定された場所で寝るのだが、まだ居住区の修理が終わってないため、仮眠室で寝泊りしている。ふと壁についている時計を見ると、時刻は0530だった。
「…そうか、俺はこの星に飛ばされたんだよな」
キヴォトスの夜は昼の喧騒と打って変わって静寂だ。戦う生徒たちが夜を惜しんで戦うにも体力に限界があるが、例外はある。
「…シャワーでも浴びるか」
ーーーーーーー………
『おはようございます!アッド先生!』
「あぁ、おはよう。アロナ」
時刻は0615、シャワーを浴び終わってシャーレの「部室」に到着したら、すでにアロナは起きており、部屋は明るかった。
『先生、またアーマーで仕事するですか?』
アロナは俺の格好を聞いてくる。数日前にリンから俺用のスーツを持ってきてくれたが、全く似合わなかったのでロッカーに入れてアーマーを着て仕事をしている。
「あの服は俺には似合わないからな。それに、このアーマーは俺のシンボルでもある」
全てのクローンがアーマーをつけているわけではないが、このアーマーは戦場で生きる俺にとっては宝であり、決してぞんざいにはできないものだ。
『先生がそう言うならいいのですが…また怒られますよ?』
「その時はその時だ」
『もう…私は庇えませんからね?』
「はぁ…まぁ偶には着るよ」
正直に言うと、あの服は気に入らない。特にサイズがあってないせいか動きに制限がかかる。また腕が全く袖に通らなかった。
『それはそうと、ここ数日間、シャーレに関する噂がたくさん広まっているみたいですし、他の生徒たちから助けを求める手紙がいっぱい届いてますよ!…ただ…』
「ただ、何だ?」
『えと、この前のシャーレ奪還の動画が拡散されて、「シャーレは生徒と戦う!?」とか、「シャーレは生徒を襲う!?」等の情報が多数上がっています…』
この星で初めての戦闘を誰かが動画で撮り、モモッターに上がっていたのは知っている。コメント欄には『先生鳥説』や『先生は大人になった生徒説』、『シャーレの先生は実はロボット説』等の意味のわからない考察が蔓延っていた。
『でも、いい兆候です!私達の活動が始まるということですから!』
「…いい兆候なのか?それは」
『いい兆候なんです!』
アロナはわかりやすく頬を膨らませて怒ってる雰囲気を出す。なんか可愛いな。
『ですがその中に…ちょっと不穏な、手紙がありまして』
「手紙?」
『はい、これは先生に一度読んでもらったほうがいいかなと』
「この紙か?」
机の上にわかりやすく置いてある手紙を取り、封を開けて紙を広げる。
『連邦捜査部の先生へ
こんにちは、私はアビドス高等学校の奥空アヤネと申します。今回どうしてもお話したいことがありまして、こうしてお手紙を書きました。
単刀直入に言いますと、今、私たちの学校は追い詰められています。それも、地域の暴力組織によってです。こうなってしまった事情は、かなり複雑ですが…どうやら、私達の学校の校舎が狙われているようです。今はどうにか食い止めていますが、そろそろ弾薬などの補給が底を突いてしまいます…。このままでは、暴力組織に学校を占拠されてしまいそうな状況です…。
そして、現在私達の学校には遭難者がいて、私達では対応ができなくなっています。信じてもらえないでしょうが、その人は「別の星」から来たという人です。
そこで、今回先生にお願いできればと思いました。
先生、どうにか私達の力になっていただけませんか?』
「…別の星から?」
手紙を読み終え、机の上に置く。俺は頭を掻いて少し考える。アビドス高等学校は気候の変化が激しく、最近の報告書にはほぼ街として機能していない情報を確認している。そこで過ごしている生徒が数名いることは知っているが、『別の星から来た者』については何も情報がない。もしかしたら、俺と同じようにこの星に飛ばされた人物がいるのか?
「アロナ、『別の星から来た者』に関して何か情報はあるか?」
『うーん…アビドス高等学校ですか…。昔は大きな自治区でしたけど、気候の変化で街が厳しい状況になっていると聞きました。でも、「他の星から来た人」については全く情報がありません…こんなのは初めてです』
「そうか…」
ただでさえ各学園の情報が少ないのに、またわからない情報が増えていく。これをリンを含めた連邦生徒会が対応していたのを俺はただただ感心していた。
『それより学校が暴力組織に襲われてるなんて…ただ事ではなさそうですが…何があったんでしょう?』
「まだわからない…実際に行って聞いてみるしかない」
俺は立ち上がり、近くにおいていたヘルメットを持つ。
「状況確認だ。すぐに行くぞ、アロナ」
「すぐに出発ですか!?流石、大人の行動力!かしこまりました!すぐに出発しましょう!」
俺はヘルメットを被り、シッテムの箱を片手にアビドスに向かうことを決めた。
ーーーーーーー………
場面変わって、手紙を送って数日後のアビドス高等学校の校舎
「はぁ…本当に届くのでしょうか…」
手紙を書いた奥空アヤネがため息をしながら呟く。その顔は誰が見ても暗いのがわかる。
「大丈夫ですよ〜、必ず届きますって☆」
そんなアカネのもとに十六夜ノノミが後ろから抱きつく。
「そう…でしょうか?」
「シャーレの先生を信じましょう☆必ず補給が届きますよ」
「…そうですね。今は信じるしかないですね」
ノノミは笑顔でアヤネに話しかける。ノノミの励ましのおかげか、アヤネは笑顔で返す。
「補給はいいけど、『あの人』はどうするのよ?」
二人の前に座っている黒見セリカが割って話しかける。セリカ自体も少し顔が暗いのがわかる。
「『あの人』のことも書いてますし、シャーレの先生が対応してくれるはずです」
「私はずっとここにいてほしいです!あのミステリアスな感じ、わたしは好きです!」
「ん、『あの人』はここにいるべき」
「うわっ!シロコ先輩!?いつからいたんですか!?」
突如現れた砂狼シロコにセリカは驚いく。シロコは知ったことではないと言わんばかりに話を続ける。
「『あの人』は私とホシノ先輩の恩人。まだ恩を返しきれてない」
「いや〜恩人ってわけでもないよ?」
「あ、ホシノ先輩」
シロコの話を割って入ってきたのは教室の扉から来た小鳥遊ホシノだ。その顔はかなり眠たそうだ。
「『あの人』はまだ来てないの〜?おじさんこのままだと睡眠ラウンド2に行っちゃうよ〜」
「しっかりしてください、ホシノ先輩。これから大事な会議が始まるんですから」
「うへ〜、アヤネちゃんがおじさんをいじめるよ〜」
「私達とあまり変わんないでしょ…」
アビドス高等学校の在席する全員が集まり、わちゃわちゃし始めた頃に、また教室の扉が開く。
「あっ!お待ちしてました!
ディン·ジャリンさん!」
ここからブルーアーカイブのストーリーに入っていきます!0.5をやりすぎたので…
ここから始まる、アッドの先生としての初仕事。これから起こる事件に、アッドはどうするのか……?
では、フォースと共にあらんことを…
本編(原作)だと先生は生徒の足をなめたりする過酷(死刑!)な大人ですが、アッドもそうであるべきでしょうか?
-
舐めるべきや
-
ん、アッドも過酷するべき
-
う〜ん…微妙!
-
そこまでしなくても…
-
やめなされやめなされ…
-
解釈違い
-
やっても…変わらないかな?
-
なんだったらためてたものをさらけ出せ