ふるさと創生資金活用し8000万円で整備した中之島天文台、来場者なく維持費に年130万円 財政難の十島村は廃止検討

2025/10/07 11:47
廃止が検討されている十島村の中之島天文台(同村提供)
廃止が検討されている十島村の中之島天文台(同村提供)
 鹿児島県十島村は中之島にある村営「中之島天文台」の廃止に向けた検討を始めた。1991年10月に開館後、90年代には年間500人を超える来場者がいたものの、ここ数年は数十人と低迷。今年4~8月はゼロだった。維持管理費に毎年130万円ほどが必要で、村は「新たな利活用法を模索したが、費用対効果を鑑みた」としている。

 村教育委員会によると、同天文台は村の観光の目玉を目指し、国のふるさと創生資金を活用して御岳の麓に建てられた。当時九州最大級だった直径60センチの反射望遠鏡を約6500万円かけて整備し、総工費は約8000万円。

 開館は予約制で、県内外の天文ファンに知られる施設ではあるものの、村営フェリーしか交通手段はなく、年間来場者数は2024年度は10人だった。直近10年の平均は60.4人にとどまる。

 入場料は大人300円、子ども200円。近年の入場料収入は、大人のみの単純計算でも年3000~2万円ほど。木戸浩教育長は「村は南十字星を観測できる北限とされ、天文台はあった方がいいと思う。だが、村の財政が厳しい中、収入に見合わない費用をかけていいのか」と苦しい胸の内を明かす。

 村は大学や研究機関など数カ所に望遠鏡移設を打診したものの、引き取り先は見つかっていない。運搬費や天文台の解体費用を負担してもらう代わりに、望遠鏡を無償譲渡する案も出ているという。

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