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第7話

それさえあればいいのだ
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2024/02/05 20:00 更新
岡田 ユウ
いやあ、すごいなあ…
俺は保育園の窓の外の景色を見ながら呟いた。
一面、真っ白。
うーん、こんな大雪なら子供達を外に出さない方がいいかな…
岡田 ユウ
みんな、今日は外に出な……
岡田 ユウ
ってワタル!?
外にワタルがいる、と思った刹那、死角から赤が飛び出してきた。
岡田 ユウ
シンタ!?
シンタ
いってて…今のは転んだ訳じゃないからな!?
ワタル
雪なのらああああああああああ
岡田 ユウ
あわわわわわわ…
マドカ
うー…さっむ……なんでついてこなきゃいけないんで…っくしゅ!
俺が外に出ると、シンタ、ワタル、マドカが雪の中遊び回っていた。
岡田 ユウ
おーい!滑ると危ないから中に…
ふと横を見てみると、マモルとリンリンがシンタ達を見ながら雨宿り…雪宿りをしていた。
岡田 ユウ
……二人は、行かないの?
リンリン
………んーん、マモルくんが、行けないから
マモル
はは…寒いですし、行かなくても…
マモルは、明らかに悲しそうに笑った。
ふむふむ、と俺は考えた。
そして指を立て、にこっと笑って言ってみた。
岡田 ユウ
よし!ユウ先生がおんぶするよ!
リンリン
へ?先生が?
マモル
い、いいんでしょうか…!?
岡田 ユウ
マモルだって、雪でもシンタ達と遊びたいでしょ?
マモル
は…はい…!
俺はしゃがんで、マモルをおんぶした。
岡田 ユウ
リンリンも、行くよ!
リンリン
う、うん…!先生、滑らないでね…?
足元に気をつけながら、遊んでいるシンタ達のところへ歩いて行った。
3人は振り返って、目をぱちぱちとさせた。
シンタ
お、シルバー!グリーン!お前らも特製雪だんご食うか!?
マモル
いや、汚いですよ?雪は
シンタ
げっ!
ワタル
まだ誰も食べてなかったのら
マドカ
もう少しで食べさせられるところでした…
シンタ
じゃ、じゃあ雪合戦するか!
そう叫んだシンタは早速足元の雪を集めている。
マモル
その挑戦は乗りますよ!岡田先生、少々しゃがんでいただけないでしょうか
岡田 ユウ
ほいっと
その後は全員びしょ濡れになるまで遊んだ。
そういえば、俺はシンタ達を中に入れる為に外に出たんだよな…まあいいか。
ルミ先生にはこっぴどく叱られた。でも…
岡田 ユウ
子供達、楽しかったろうなぁ
保育士である俺は、それさえあればなんでもいいのである。
雪やばいので書きました!神奈川吹雪ですよ吹雪!
さむーい!

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