第4話

ユズリハによるハヤテくんの為の最高のお誕生日会
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2023/10/20 00:00 更新
最推しのHappy Birthdayにイラストが描けなかった為小説をお納めします。非常に反省しております。文化祭期間で学校から帰るのが遅く……(言い訳)
ユズリハちゃん主催のハヤテくんお誕生日会のお話。
ユズリハ
〜〜♪
アタシは鼻歌を歌いながら意気揚々と保育園へ向かっていた。
ユズリハ母
どうしたのユズリハ、今日はゴキゲンね
ユズリハ
当ったり前よ、今日はハヤテくんの誕生日だし
そう、何を隠そう今日はハヤテくんの誕生日なのだ。つまり、アタシはハヤテくんを祝いに祝い祝いまくりたいのである!!!
ユズリハ母
じゃあその紙袋はお誕生日プレゼントなのね
頑張りなさいよ!
ユズリハ
もっちろんよ!
ママは保育園の前でアタシを見送った。
シンタ
ユズリハ、オレは言われたとおりやったぞ!
ワタル
ぼくちゃんがやったのら!!!
ユズリハ
よくやったわ!で、何をしたの?
屈辱だったがアタシは予め、ハヤテくんと家が近いこの二人に「なんとかしてハヤテくんの登園を遅らせてほしい」と頼んでいたのだ。
ワタル
シンタに指令されてハヤテに泥水をぶっかけたのら!
シンタ
ちょっ、オレはハヤテの周りをぐるぐる回ってハヤテの目を回させる作戦でたまたまブルーが水たまり踏んづけてかかっちゃっただけだろ!?
ワタル
そ、そうだったのら!?
ユズリハ
………アンタ達
ユズリハ
ふざけてんの!?ハヤテくんの誕生日なのにハヤテくんに嫌な思いさせてどうすんのよ!?今日は精一杯祝うんでしょ!?
シンタ
ご、ごめんなさい〜〜〜!!!
ワタル
ごめんなのらぁぁ〜〜!!!
アキ
ふふ、このウルトラ似顔絵で喜ばない人などいないわ!
ゾーヤ
アキは本当に絵が上手いね
まるでメリーゴーランドのいちごパイみたい
ダイヤ
〜〜!
建物の中に入るといつもの仲良し三人組がアキの似顔絵を囲み何やら話していた。
ゾーヤ
あ、ユズリハ。
これでいいかな?
ゾーヤのその声と共にダイヤがアキの絵を見せてくれる。
ユズリハ
いいじゃない
周りの花が色鮮やかで綺麗だと思うわ
ユズリハ
この花は何を見て描いたの?
アキ
よくぞ聞いてくれたわ!!!この青いのがリンドウ、ピンクのがブッドレア、紫のがエキザカム!
ゾーヤ
これ全部、今日__10月20日の誕生花なんだよ
ユズリハ
凝ってるのね
完璧よ!
ダイヤ
〜〜♪
ヒカル
ユズリハ!ハヤテへのお誕生日プレゼントってこれでいいの?もう、どうしてハヤテの誕生日だけこんな大掛かりなのか……マリアのときはこんなことしてくれなかったじゃない
マリア
まーまーひーちゃん、ユズリハはボウシくんが好__
ユズリハ
どれどれ?………なんか、女子っぽいわね
マリアに核心を突かれそうだったので遮っておいたわ。
ヒカルがアタシに見せたのはパステルカラーのヘアピンだった。
ヒカル
マリアが選んでくれたんだから文句言わないの!
無いよりはマシでしょ?
マリア
ショッピングモールでひーちゃんと一緒に選んだんだぁ
ライム
ちょーっ!!!待ってくださぁぁぁーい!?!?
甲高い声が聞こえてきたと思ったら背の低い白黒が突っ込んできた。
ライム
ぐふぇ
ユズリハ
ら、ライム…!ちゃんと前見なさい!
ライオン
す、すいませんユズリハさん…
ライムさんもほら、
ライム
ご、ごめんなさい…
ユズリハ
もう、なんなのよ…
アタシがそう呟いた瞬間、足元をものすごい速さで小さい何かが通り過ぎていった。
ユズリハ
!?!?
ダイゴロウ
あー、これな
ハヤテってオオカミっぽいだろ?だから、猟とか得意だと思って、ライムが買ったんだ
どうやらこれはペット用の玩具だったらしい。
ユズリハ
………ハヤテくんを舐めてるのかしら?
マモル
よ、喜んでくれるでしょうか………
リンリン
大丈夫だよ!みんなで気持ちを込めて買いに行ったんだから!
二人の手には何処かで買ったと思われるお菓子の入った袋があった。
なるほど、この二人と…“みんなで”ってことはあいつらはお菓子か。
ハヤテ
最っ悪だ………
ふと扉から聞き慣れたあの声が聞こえた。
ユズリハ
ハヤテくんっ!?
ハヤテ
……?あれ、今日誰かの誕生日なのか?
部屋の装飾(先生たちがやってくれていた)を見て確かにハヤテくんはそう言った。
ユズリハ
(誰かのじゃないっ!!!)
ユズリハ
は、ハヤテくん…!
ユズリハ
お、お誕生日っ…おめでとう……
ハヤテ
は?
ハヤテくんはすごい勢いでカレンダーを見た。
ハヤテ
10月……20………ほんとだ…
岡田 ユウ
ハヤテ、お誕生日おめでとう
みんなから何かあるみたいだよ
マモル
ハヤテくん、ヒーロー戦隊のみんなで買いに行ってみたんです!よかったらどうぞ…!あ、本当は手作りの方がいいかなと思ったんですけど、手作りは苦手って聞いたので………
ハヤテくんはそれを受け取ると、「俺が好きなやつだ………」と呟いた。
リンリン
やったねマモルくん!喜んでくれてるみたいだよ!
マドカ
しかも映えるやつなんですよ!
シンタ
これはオレチョイスなんだぞ!
ワタル
隣に置いてあったチョコのほうが美味しそうだったのら
ヒカル
はいハヤテ、これマリアが選んだの
ヒカルが先程のヘアピンを渡す。
ハヤテくんはそれを受け取ると、髪に付けてみせた。あれ、案外似合う。
マリア
わぁ、イワカンない!
ハヤテ
若干かわいい気もするが……
ライム
おねえたま、次あたち行っていいですか!?
ライオン
いいと思いますよ
ライムが手を広げると例の玩具(ネズミだったらしい)がライムの腕から飛び出した。
ハヤテ
うおっ!?
ライオン
ハヤテさんはオオカミのよう、とライムさんが仰っていて
ダイゴロウ
オオカミって猟するだろ?
ハヤテくんは複雑そうな顔をしながらそのネズミをいじくりまわしている。なんだかんだ気に入っているようだ。
ゾーヤ
みんな、いくよ
仲良し三人組が床に置いていた紙を(ゾーヤとアキはじゃーんと言いながら)広げた。
アキ
どう?アタシのこのウルトラ似顔絵!
ハヤテ
これは…10月20日の誕生花?
ダイヤ
〜!
ゾーヤ
勘が鋭いね、ハヤテは
アタシは似顔絵を受け取ったハヤテくんに近づく。
ユズリハ
あ、あのっ…ハヤテくん、これ…
朝から持っていた紙袋を渡す。中身はキーホルダーやアタシ特性の小さい手作り造花等だ。
ユズリハ
いつも、お世話になってるから………
ハヤテ
これは……
ハヤテくんは紙袋の中身を覗きながら少しだけ目を輝かせていた。
ハヤテ
…ありがとう。みんなも……
カナタ
僕以外はみんな何か渡したかな?
カナタ
『僕達からはケーキだゾ!』
ユズリハ
カナタがケーキを箱にも入っていない状態で持ってきたことでアタシは全てを察した。
だが時既に遅し。宙を舞ったケーキは見事ハヤテくんの頭の上に乗ってしまった。
ユズリハ
………カナ_
アタシがカナタ、と言いかけた時、微かな笑い声が聞こえた。
ユズリハ
………ハヤテくん…!?
その声を発していたのは紛れもないハヤテくんだった。
この状況に誰もが唖然としていた。
ハヤテ
可笑しくてな、つい…w
ハヤテ
……みんなありがとう…最高の誕生日になった…と思う………
最後の方は尻すぼみになっていてあまり聞こえなかったが、その声色はアタシの企画したお誕生日会が大成功で終わったということを示していた。
誰か漫画化して(泣)

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