自分が消えてしまえばいいという話。
〈あてんしょん〉
・ハヤテを病ませまくる
・すごい捏造
・ゲーム4話後。あと1週間で5話くるのに…w
ひとりひとりの最期の言葉が頭にこびりついて。
ひとりひとりの最期の涙が頭から離れなくて。
ダイゴロウの悲痛な叫びが。
マモルの諦めたような笑いが。
リンリンの純粋な笑みが。
ユズリハの自虐的な微笑みが…
あそこを離れたらよく眠るようになったな。することが無いから。
ゲームは充電がなくなるのもあるけど、ユズリハを殺した俺がそんな娯楽やるなんてあり得ない。
アトラクションは残りは危険なものが多くなった。数日分のメダルならまだある。大丈夫。大丈夫だ……
ああ、そうか。もう集金の時間だ。
『___緊急事態デミ。緊急事態デミ。』
『参加料ノ踏ミ倒シ発生デミ。ライオントライムガ集金ヲ拒否シテゲートニ向カッテイルデミ』
いつまでそこに突っ立っているのだろうか。
カエルタマゴはいつの間にかもういない。
今はどうでもいい。とにかく行かないと……
行かないと…?
………俺は行ってどうするんだ?
ゲート。ゲートは何処だ…。
この手のゲームなら、初めの場所の近く……
……そうだ、広場の奥の大きな木にメダルを入れる穴っぽいものがあったような…。
広場の近くの茂みに隠れる。
ライオンとライムが、沢山のカエルタマゴに囲まれている。
ライオンの様子が…何があったんだ?
岡田やゾーヤ、ルミ先生…その他メンバーが集まり始める。
……は?
マ リ ア が 残 し た ?
いつの間にか辺りはピンク色の光に包まれていて、ライオン、ライム、ルミ先生の姿は無く、何度も見たあの気色悪い色の液体が散らばっていた。
飛び散った殻の色からして…ライオン……?
マリアとライオンが……死んだ…
俺はただ、茂みから何も出来ず、メダルを拾い集めるカナタを見ることしかできなかった。
俺はどうしてそこにいた?何も出来なかったのに。
それが俺の頭の中を埋め尽くして。
数日分残っているメダルを地面に投げ捨てた。
チャリン、と鳴るその音は、数日前より随分少なくなってしまった。
俺は手ぶらで歩き出した。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。