「"デキる非正規"の生産性は正社員の4倍」アサヒビールが数値化して明らかになった"驚きの結果"
■競合のいないブルーオーシャン 黒字化するまではたいへんでも、その後加速度的に成長するのは、ある程度見込んでいました。それがこのビジネスの特徴だからです。 当社がラウンダー業務を受注し、年間通して活動を行うと、発注元であるメーカーの売上は確実に上がります。しかも、同業他社よりも2割は安いし、チェーン分析に使える数値データも手に入る。 当初は出来高制のメリットを実感できなくても、1年たってその成果を目の当たりにすれば、ほとんどの企業は継続を選びます。さらに、そこに新規の受注が加わるので、毎年座布団が積み重なるようにクライアントの数が増えていくのです。 当社がクライアントとしている消費財メーカーは全国に約400社あります。それらの企業が毎年新商品を投入するわけですから、需要は必ずあるのです。しかも、同業者はいても当社のようなビジネスモデルで競合するようなところはほとんどありません。 まさにブルーオーシャンです。 ■次なる宝の山は「レシート」 今後、より力を入れていこうと考えているのが、レシートデータを活用したメーカーや小売りチェーンのマーケティング支援事業です。 少子高齢化で日本の人口が減ると、売上も縮小してしまいます。今後は顧客の確保や、つなぎとめが、とくに消費財メーカーにとっては重要な経営課題のひとつになるでしょう。 どんな商品をつくれば買ってもらえるのか、あるいは、それをいつ市場に投入すればいいのかなどを、正確に判断できるかどうかにかかっているといってもいいかもしれません。 その答えを知っているのは、消費者です。消費者の購買行動や店頭での声を大量に集めれば、これからどういう商品がどのように売れるかが自ずと見えてきます。 しかし、消費者に紐付いた情報は、POSデータではわかりません。レジ横の聞き取り調査で消費者のリアルな意見や感想を集めるという方法はありますが、マーケティング戦略に生かすだけの量を集めるには膨大なコストがかかります。 そこで、私が注目したのがレシートです。 レシートなら購入店名や日時に加え、商品名も記録されています。そこに個人の意見や感想を加えてデータ化すれば、メーカーが喉から手が出るほどほしがっている情報を得ることができます。