ブルーアーカイブ クローンティーチャー 作:セサミストリート
シャーレの建物に向かう途中で何回か待ち伏せにあったが、俺たちの連携ですべて突破し、今も目的地まで走っている。
「もうシャーレの部室は目の前よ!」
「あぁ、だがまだ油断はできないぞ、ユウカ。もっと面白くなる筈だ」
「この状況を楽しんでるの、先生だけですよ…」
「あまりにも楽だからな、もっと刺激がほしい所だ」
「フラグになるのでやめてください!?」
「ハハッ、冗談だ」
ユウカに軽口を叩きながら走る。それにしてもここまでは走ってるのに誰一人息が上がっていない。体力も並大抵ではないんだな。流石だ、是非501軍団に入隊してほしいものだ。
「…えぇ、わかったわ。先生、この騒ぎを巻き起こした生徒の正体が判明しました」
「生徒が首謀者か、誰だそいつは?」
リンは横で走りながら通信機みたいなものを操作している。器用だな。
「ワカモ、百鬼夜行連合学院で停学になったあと、矯正局を脱獄した生徒です。」
「停学になったあとに脱獄か、なかなか肝が座っているな」
「今回に限らず、似たような前科がいくつもある人物なので、気を付けてください」
「了解だ。急ぐぞ!」
リンからの報告を聞いたあと、スピードを上げてシャーレの部室に向かう。
ーーーーーーーーーー…
アッド達がシャーレに向かう姿を、一人ビルの屋上で見つめている人物がいた。
「…あらら、連邦生徒会がここにいるとは思いませんでした…フフッ、まぁ構いません」
少女は不敵に笑い、持っている銃を撫でるように持つ。
「あの建物に何があるかは存じませんが、連邦生徒会が大事にしている物と聞いてしまうと…壊さないと気が済みませんね…」
少女は仮面を付けており、顔が見えないが
その目には憎悪と怒りを宿している。
「あぁ……久しぶりのお楽しみになりそうです……ウフフフ…」
ーーーーーーーーー…………
「居たぞ!あそこだ!」
「やっちまえ!」
「死にさらせぇ!」
目の前にはシャーレの建物が見えたが、また不良達の足止めを食らう。いい加減にしてほしいが、戦いを望むのであれば容赦はしない。
「隠れてろ!俺がやる!」
「ちょ、先生!?」
俺はジェットパックを起動させ、今度は低空飛行ではなく、不良達に突撃する。
「なんか来たんだけど!?」
「構うな!撃ちまくれ!」
不良達は一瞬躊躇ったが、すぐに俺に撃ってくる。だが、その一瞬の躊躇いが仇になる。何発か当たったが、アーマーのおかげで全く効かない。
「く、来るなぁぁ!」
「こんのぉ!」
俺はブラスターライフルをブラスターモードに変え、不良達の銃に照準を合わせて撃つ。放たれた青いブラスターは吸い込まれるように不良達の武器に当たる。
「うわぁ!あたしの銃が!?」
「これ買うの苦労したのに〜!」
「溶けたぁ!?」
「あっつ!何だあの銃!?」
不良達は自分の銃が使えなくなり、あたふたし始めた。クローントルーパーなら己の拳で戦うのに、なってないな。俺が鍛えてやろうか?
「戦う気がないなら見逃してやる。だが、まだやる気なら今度はお前たちに風穴を開けてやる」
俺は滞空し、不良達に銃を構えて警告する。このやり方で何人かは逃げ出した経験がある。その内の何回かはキャプテン·レックスにやりすぎだと怒られたが、無力化するにはこれしかない。
「はわわわ…」
「ひぃっ…」
「ゆ…許して…」
不良達は尻餅をついて怯えて動こうとしない。不良とはいえ、目の前にいるのは年端もいかない少女だったのを忘れていた。少しやりすぎたか…仕方がないので不良達の前に立ち、目線を合わせるようにしゃがむ。
「お前たちがどんな理由があってここにいるかは知らんが、ここは危険だ。今すぐ家に帰れ」
「…す…す…」
「す?」
「「すいませんでした〜!」」
不良達は一斉に散らばり、残ったのはしゃがんでる俺だけになった。
「はぁ…ワックサーのようには上手くいかないか」
俺は自分の行動に反省し、ブラスターモードからスタンモードに切り替えた。
「先生!前に出すぎです!」
「あぁ、すまなかった。だが、面白いものが見れただろ?」
「はぁ…全くこの先生は…」
「しかし、飛びながら不良達の銃を撃ち落としたのは見事でした。それもアッド先生の上官から学んだのですか?」
「いや、経験だ。お前たちも出来るぞ」
「スナイパーライフルならともかく、サブマシンガンやアサルトライフルには無理ですよ…」
ちょうどユウカ達が到着し、シャーレに向かう寸前で背後から爆発音が聞こえた。
「散らばれ!」
「この爆発は何!?」
「あれは…」
「ワカモ…!」
燃えるビルの背景にして現れたのは、この騒動の首謀者であるワカモだ。色鮮やかな服を着ており、顔に動物をモチーフした仮面を着けている。
「あいつがワカモか…」
「フフ、連邦生徒会の子犬たちが現れましたか。お可愛らしいこと…」
ワカモはゆっくりと近づき、銃口をこちらに向ける。
「騒動の中心人物を発見!対処します!」
「させませんよ?」
ハスミがワカモに狙いを定めるが、ワカモの攻撃が激しく、こちらの身が出せない。
「ハスミ!大丈夫か!?」
「えぇ。ですが、こうも攻撃されると反撃ができません…!」
「スズミ!まだ
「あと2つあります!」
「俺の合図で投げろ!それまでは待機だ!」
「了解です!」
俺たちは近くにあった遮蔽物に隠れた。俺から見て右側にはユウカ、ハスミ。真ん中には俺とリン。左にはスズミとチナツがいる。
「あらあら、反撃もしてこないなんて、弱い方々ですね…これでは楽しめませんわ…」
「勝手なこと言って…!」
「落ち着いてください、ユウカ」
今にも飛び出しそうなユウカをハスミが止める。向こうは完全に油断しきっている今がチャンスだ。
「スズミ、今だ!」
「はい!」
俺の合図でスズミはマカモに投擲する。しかし、思っていたより距離があり、ワカモには届きそうにない。
「あら、無駄な足掻きですこと」
「先生!これじゃ届きません!」
「…いや、
俺はブラスターを構え、上空に飛んでいる
「んぅ…!?」
ワカモは思いもよらない閃光をもろに浴び、ふらふらになっている。
「今だ!」
「よくも好き勝手に言ったわね!お返ししてあげる!」
「対処します!」
「私も負けていられません!」
全員の一斉攻撃にワカモは何発か当たるが、それ以外は巧みな動きで躱わしている。あの動き、まるでジェダイのようだ。
「ンフフ、中々やりますね…ですが、私はここまで、後は任せます」
ワカモは何かを理解したのか、颯爽と逃げていった。なにか匂うな…。
「逃げられてるじゃない!追うわよ!」
「いいえ、生半可な行動をしてはなりません。私達の目標はあくまでシャーレ奪還です。このままシャーレのビルまで前進するべきです。先生、どうしますか?」
ハスミは俺に指示を聞いてきた。提案をして、上官に意見を聞く姿は最早兵士としてあるべき姿をしている。俺も見習わらいとな。
「ハスミの言う通りだ。ユウカ、今はシャーレ奪還に集中しろ」
「…はい、まぁいいわ。あいつを追うのは私達の役割じゃないってことね」
「罠かもしれませんし…」
「突破すればいいだけだ」
「簡単に言わないでください…とにかく、このまま引き続き、進みましょう」
俺たちはワカモを一旦放置して前進を始めたが、それと同時に不良達が押し寄せてきた。
「うっわ〜…すっごい数…」
「流石に突破は難しいですね…」
「かと言って、ここで迎え撃つにも時間がかかります」
「先生、如何しますか?」
全員が俺を見て、指示を待っている。この光景はいつもの501軍団の戦場風景だ。
「ユウカ、お前のシールドはどれぐらい持ち堪える?」
「シールド?20秒ほどですが、それがなにか?」
「…俺に考えがある、全員耳を貸せ」
全員を俺のもとに集め、作戦を伝える。
ーーーーーーー………
「…あの、本当にこれで行くんですか?」
全員が縦一列になり、シールドを張れるユウカを1番前に、2番目にはスズミでサポート。3番目はハスミをズズミがうち漏らした敵の排除、4番目はチナツがハスミのサポート。最後はリンという形で突破する作戦だ。俺は全員が速やかに突破するように上空で敵をかく乱させる。
「今考える中で一番の作戦だ。全員で生き残るにはこれしかない」
「まぁこれしかないですね…」
「何というか、大胆です」
「先生がいますし、大丈夫ですよ」
「…はぁ、アッド先生についていくと碌でもない作戦ばっかりね…」
「おしゃべりはここまでだ、行くぞ!」
俺はジェットパックを起動させ、敵の真ん中上空でで乱射する。不良達は上手く隠れているが、殆ど密集で動いているから狙わなくても当たる。
「私達も行きましょう!」
ユイカ達が走り出し、不良達を蹴散らしていく。本番ぶっつけの作戦だが、彼女達は上手く戦っている。
「ハスミ!」
「わかっています!」
「こっちも仕留めました!」
「このまま行きましょう!」
ユウカ達は前進し、正面にいる不良は俺が仕留める。この作戦はうまくいき、ついには目的地の入り口まで辿り着いた。
「よし!建物の入り口まで到着!」
「まさかここまで上手くいくなんて…」
「先生の発想は面白いですね」
5人が入り口に到着し、俺は皆のもとに戻った。
「よくやった。ぶっつけ本番だったが、いい連携だった」
「先生の作戦のおかげです」
「いや、お前たちの連携でここまで来たんだ。俺は何もしていないさ。このまま建物に行くぞ」
シャーレの入り口に向かおうとしその時、大きな音がこちらに近づいてきた。
「…うん?この音は…」
入り口から現れたのは、見たことがない戦車だった…あれで戦車なのか?分離主義同盟の
「気を付けてください!巡航戦車です!」
「わかってる!全員散らばれ!」
1列になっていたユウカ達を解散させ、それぞれが遮蔽物に隠れた。
「クルセイダー1型…!私の学園の制式戦車と同じ型です!」
「不法に流通されたものに違いないわ!PMCに流れたのを不良達が買い入れたのかも!」
「あそこに陣取られると、前進できませんね…」
学園に戦車があるのか…それはともかく、俺はスズミの近くに行き、あるものを貰おうとした。
「スズミ、
「1つなら」
「充分だ」
「何をなさるのですか?」
「これからわかる。全員!援護しろ!」
「ちょ、先生!?またですか!?」
俺はジェットパックで飛び、近くにいる不良たちを倒す。主砲が俺を狙っているが、ユウカ達の援護射撃で目標が俺からユウカ達に変わる。
「よし、取り付いた!」
俺は戦車に取り付き、上部ハッチを開け、スズミから貰った
「うわぁ!目がぁ!目がぁぁ…んホォ!」
「目がぁ…アヒャァ!」
すぐさま油断している不良達をブラスターライフルで気絶させ、不良達を全員外に下ろした。
「こいつらはお前たちに任せる」
「はい。至急ヴァルキューレに連絡します」
「こんな戦い方があるなんて…」
「すまなかった、お前たちを囮にするような真似をしてしまった…」
「いえ、戦車をいち早く制圧するには、先生の行動が正しいです」
「そうですね、ま、この戦車は後で処理します」
俺は本来なら責められてもおかしくない行動をしたのだが、誰も俺を責めなかった、むしろ、俺の行動が正しかったとも言っている。
「…ありがとう、皆」
「先生、『シャーレ』部室の奪還完了です。このまま地下に向かいましょう」
「私達は残ります。不良達が来ないとは限りませんから」
「わかった。リン、案内を頼む」
俺はリンと共にシャーレの建物に入り、目的の物を手にするため、地下に向かった…
あれ、生徒達の活躍がないような…気の所為ですね!
では、フォースと共に在らんことを…
本編(原作)だと先生は生徒の足をなめたりする過酷(死刑!)な大人ですが、アッドもそうであるべきでしょうか?
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舐めるべきや
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ん、アッドも過酷するべき
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う〜ん…微妙!
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そこまでしなくても…
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やめなされやめなされ…
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解釈違い
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やっても…変わらないかな?
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なんだったらためてたものをさらけ出せ