最小構成で完全プロ仕様:88M×88Cが2in 2outの常識を更新。自宅スタジオにコンソールサウンドを届ける小さな”怪物”
1.2in2outの最小構成ながら完全プロ仕様のオーディオインターフェイス
AMS NEVE 88M
デジタル分解能は24-bit/192kHzに対応。USB 3.0による接続で、2ch主体の“歌ってみた”や弾き語りはもちろん、後からADATでドラムなどを拡張する成長性も魅力です。
2.コンソールメーカーとは思えないA/D D/A
NEVEはコンソールの名門ですが、88MのA/D D/Aは“箱モノ”に妥協なし。公式も**「リファレンス・グレードのコンバージョン」をうたい、実測ベースでも広いヘッドルーム(+18dBu)やワイドな周波数特性が示されています。
“録音のクオリティ”を上げる基礎体力がここにあります。また、本機はクラスコンプライアントでMac/iOSではドライバー不要**(Core Audio)。ルーティング系を省いたシンプル設計ゆえ、設定に時間を取られません。
実際に他社のオーディオインターフェイスとの比較も行いました。青い色がトレードマークのR社と緑がトレードマークのM社の同等製品とも聞き比べを行いましたが、88MのD/Aは低音域にしっかりと重心がある聞き応えのある出音でした。
コンソールメーカーが作っているD/Aということもあるのかもしれませんが、キックの量感やベースラインも非常に確認しやすく、バンド経験者のクリエイターや、エンジニアの方はお仕事がしやすくなると思われます。
3.マイクプリの音質は恐らくトップレベルのクオリティ
88Rコンソール直系のマイクプリは、Marinairトランスを経由することで、パンチとクリアさを両立した“コンソール級の前段”を2本そのままデスクトップへ。ゲインは最大68dB、ダイナミックレンジは>110dBとスペック面も十分。
ダイナミックマイク主体の“歌ってみた”でもノイズを抑えた太い録りがしやすいのが強みです。実際のレビューでも、丸くパンチのあるフルレンジのトーンや“真っ当にプロ”な質感**が高評価。シンプルで高音質を体感できます。
4.88Cと併用することで、音楽だけでは無くナレーションなどの音声収録にも対応
AMS NEVE 88Cは88Rチャンネル由来のVCAデュアル・コンプレッサー。USBバスパワー給電のデスクトップ筐体に、アダプティブ・アタック、オート・リリース(多重時定数)、可変レシオ~リミット、80/125/300HzのサイドチェインHPF、ステレオ・リンクなど放送~配信向けの実用機能を凝縮。
+4dBuバランスTRSの入出力を備えるため、88Mの各チャンネル・インサートに88Cを差してA/D前でコンプレッション、という王道ルーティングが可能です。歌ってみたのレベル安定やナレーションの明瞭度確保に直結し、録音のクオリティを一段引き上げられます。 
例:Mic → 88M Pre → 88M Insert Send → 88C(Ch1)→ 88M Insert Return → A/D → DAW(配信や“歌ってみた”なら、サイドチェインHPFでボフッという低域破裂音を逃がすのがコツ)
Tape Opのレビューでもミックスバスで心地よく主張するキャラクターが評価されており、音楽はもちろんナレーションや配信にも“色を付けつつも使いやすい”コンプとして好相性です。 
5.USB3.0ケーブル1本で高次元のクオリティを叩き出す隠れたモンスター
88MはUSB 3.0のバスパワー(電源不要)で駆動。ロケ先や自宅でケーブル1本のミニマム装備でプロ仕様の収録が完結します。
クラスコンプライアントなのでMac/iOSはドライバー不要、Windowsには公式ASIOドライバーが用意されています。
“シンプルで高音質”、そして**“バスパワーで電源不要”という2大要件を88C**と組み合わせても崩さず、デスクトップ一式でスタジオ級のワークフローを作れます。 
6.まとめ:ドライバー不要で高音質のインターフェイスを求めるなら88M一択
• 2in 2out オーディオインターフェイスのシンプルさで、プロ仕様の入出力/インサート/ADAT拡張を完備。
• Marinairトランス+88R系プリ&リファレンス級A/D D/Aで、録音のクオリティは頭打ち知らず。
• USB 3.0バスパワーで電源不要。モバイルでも歌ってみたや配信を高品位に。
• 88Cをインサートすれば、安定した音量と聴きやすさが必要なナレーションにも万全。
結論:“ドライバー不要で高音質”(Mac/iOS)という要望に88Mは直球で応えます。Windows環境でも公式ASIOドライバーで堅牢に運用できるため、最小構成で最大クオリティを狙うなら、まず88Mを軸に据えるのがベストな一手です。 
補足:macOS/iOSはクラスコンプライアント=ドライバー不要。Windowsは公式ASIOドライバーの導入推奨です。
