2025/9/30
【武雄アジア大学に学生は集まるのか?という素朴な疑問】
小長谷有紀学長予定者の被災地差別発言が全国から問題視されている武雄アジア大学。
地元・武雄市議会では地域おこし協力隊による事実上の大学支援事業が賛成多数で可決され、さらに疑問と懸念が広がり続けている。
ここに来て、最大の懸念は、本当に武雄アジア大学に入学する学生がいるのか?という点である。
文科省認可直後に開かれた武雄市内での説明会に参加した子どもは数名にとどまり、学長予定者ですら「学生募集が遅れている」と言い出す始末。地元では入学者を集められないのか、説明会は佐賀県外にシフトしている。
しかし、よく思い出してみていただきたい。
昨年6月の武雄市議会定例会で小松政市長はこう答弁していた。
文科省申請前の事前アンケート調査において、「武雄アジア大学を第1志望として受験をする、かつ、合格したら入学するという回答をした生徒数につきましては、認可申請に必要といわれております入学定員を超えたというふうに、最新の情報として連絡があっているところであります。」
小松市長は「第1志望だけではなく、合格したら入学する生徒が140名を超えた」と明言していたのだ。根拠は学校法人旭学園からの連絡だという。
なるほど、140名もう既に入学希望者がいるのであれば、今さら説明会を県外で開く必要もない。
西日本新聞に意味不明な全面広告を打つ必要もなかったはずだ。
定員を超える入学希望者がいたはずなのに、なぜ現実には学生が集まらないのか、この矛盾こそ、最大の疑問である。ちなみに、私自身は今もなお「武雄アジア大学に進学したい」という高校生に出会ったことはない。
アンケート調査の結果については、今も公表されず、真実は闇の中だ。
すでに公費13億円を搾り取られた上に、公共施設の使用やさらなる補助など、市民に迷惑をかける状況がさらに広がってきている。お手盛り予算と中身なしの事業によって、武雄アジア大学と結託した武雄市政の暴走はどうにも止まらない。ここまでくると、目の前で武雄アジア大学が経営破綻するぐらいしないとわからないのかな、とすら思う。
その時に、武雄アジア大学誘致を進めてきた皆さんはどう責任を取るのだろうか。
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