年間約2500人の採用力 組織拡大を支える「見える化」と「仕組み化」のDX
【開催期間】2025年7月9日(水)~8月6日(水)
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【概要】2014年の上場以降、約10年で売上高を50倍に伸ばしたSHIFT。自社にフィットする人材の採用と活躍を促すために、規模の拡大に伴い、あえて「個」に着目した人的資本経営を展開しています。人事データを収集・分析し、施策に反映させてきたユニークな取り組みを紹介します。
ちょっと前には「若者の孤独」が話題になりましたが、今度は「中高年の孤独」に関心が集まっています。
Job総研が実施した「2025年 職場の孤独実態調査」で、全体の約7割が職場で孤独を感じた「経験あり」と回答。年代別には50代が最も多い73.8%で、性別では男性は72.2%に対し、女性が64.0%と男性の方が孤独を感じる傾向が認められたというのです。
50代といえば役職定年や希望退職の対象になるお年頃ですから、居場所がないというか自分の存在意義を見失いがちです。一方、「若者の孤独」が話題となった野村総合研究所の「孤独・孤立に関する調査」では、全体の4割以上が「孤独を感じる」と回答。20代が44.9%と最も多く、そのうち31.9%が「深刻である(やや深刻とかなり深刻の計)」とし、働き始めての期間別では、入社後5年未満の半数以上が「孤独」を感じていたことが分かっています。
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「孤独は別に悪いことじゃない」「めんどうくさい人間関係とかない方がいい」――。孤独問題では必ずこういった意見が出ますし、つかの間の孤独感は日常にあふれているので、つい私たちは「それも人生」と受け入れがちです。しかし、「孤独」は「自分で選択する孤独=solitude」と、「寂しい孤独=loneliness」に分けられ、後者は心身をむしばむ極めて深刻なものです。
自分で選択する孤独=solitudeは「自分の存在」がある状態なので、一抹の寂しさを感じることがあっても「自分だけじゃない。他の人も似たようなものじゃないかな」と考えたり、自分の胸の内をポロっとこぼして「私も同じだよ」などという話を聞いて安堵したり。他者と自分とのつながりを自由に開いたり閉じたり、孤独を楽しんだり、孤独になることで自分と向き合ったり、自分に足りないものを受け入れる時間に充てたりできます。
一方、寂しい孤独=lonelinessには「自分の存在」がない。いわば「望まない孤独」です。
周りに人がいても排除されている感じがして、居場所がない。近くに人がいるのに、ぬくもりを感じることができない。自分の存在が全否定されているような気分になり、常に周りと自分の間に目に見えない壁が立ちはだかる。その壁に触れると自分との“違い”に自尊心が傷つきそうで、自分からコミュニケーションを避け、会うことをやめ、物理的に距離を取るようになってゆくのです。
Job総研の調査では「いつもテレワークだが久しぶりに出社をした。雰囲気に馴染めず、出社の方が孤独を感じると思った」「ベテラン勢だけの独特の集団形成があったため、新人の頃は馴染めずに孤独感を感じることが多かった」とのコメントが自由記述欄に書かれていました。これらはまさに望まない孤独といえるでしょう。
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