犯罪被害者支援に理解求める街頭キャンペーン

 犯罪被害者の支援や相談窓口の周知に取り組む「彩の国犯罪被害者ワンストップ支援センター」が、浦和レッズレディースの選手とともにJR浦和駅前で街頭キャンペーンを展開しました。

 キャンペーンに参加したのは、浦和レッズレディースの池田咲紀子選手や後藤若葉選手ら5人と、県立浦和第一女子高校サッカー部の15人です。

 参加者は犯罪被害にあうと直接的な被害だけでなく、心身の不調や周囲の言動によってさらに傷つくことなどに理解を求めるリーフレットやティッシュなどの啓発品を手渡しながら、犯罪被害者支援の重要性を駅の利用者などに呼びかけました。

 11月25日からは犯罪被害者週間が始まります。

9月定例県議会 開会

 9月定例県議会が24日開会し、八潮市の道路陥没事故に伴う営業補償などあわせておよそ62億円余りの流域下水道事業会計補正予算案など知事提出の10議案が提出されました。

 補正予算案の総額はあわせておよそ151億円です。

 このうち、八潮市の道路陥没事故に伴う対応では、7億8000万円を計上しました。

 破損した下水道管の仮復旧などの工事に伴う通行規制で休業や売り上げが減少した店舗への補償などが含まれています。

 また、事故を受けて行われた「全国特別重点調査」で県として速やかな対策が必要と判断した下水道管について、腐食した管内の改築工事などに55億円を計上しています。

 62億8000万円の流域下水道事業会計補正予算案は一般質問初日の今月30日に採決が行われる予定です。

 9月定例県議会は来月15日に閉会します。

和光市 自転車の女性 トラックにはねられ死亡

 24日朝、和光市の交差点で、自転車に乗っていた76歳の女性がトラックにはねられ、搬送先の病院で死亡が確認されました。

 24日午前9時10分ごろ和光市広沢の市道の交差点で、自転車に乗って横断歩道をわたっていた新座市栄の谷留美さん(76)がトラックにはねられました。

 この事故で谷さんは頭などを強く打ち病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。

 警察はトラックを運転していた志木市柏町のトラック運転手 中嶋希樹容疑者(63)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。

 調べに対し、中嶋容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

 警察は容疑を過失運転致死に切り替え事故の詳しい状況を調べています。

リーグ開幕に向け ブロンコスの選手ら意気込み語る

 プロバスケットボールB3リーグの開幕を前にさいたまブロンコスの選手やスタッフらがさいたま市の清水市長を訪ね、新シーズンに向けた意気込みを語りました。

 さいたま市役所を訪れたのは、さいたまブロンコスの泉秀岳ヘッドコーチや川邉亮平キャプテンら4人です。

 川邉キャプテンからユニフォームを贈られた清水市長は、お返しにさいたま市のマスコットキャラクター「つなが竜ヌゥ」をだるまに似せて作った「願掛けヌゥだるま」を手渡しました。

 川邉キャプテンは、「開幕に向けていい準備ができていると思っているので早く皆さんの前でプレーできることが楽しみ」と意気込みを語りました。

 これを受けて清水市長は「すばらしい試合を見せてほしい」と激励しました。

 さいたまブロンコスは今月27日にホームの所沢市民体育館で金沢武士団との開幕戦を迎えます。

保育・介護の人手不足解消へ 就職イベント

 人材不足が続く保育や介護の業界へ興味を持ってもらい採用につなげようとさいたま市で就職イベントが開かれました。

 24日のイベントには、県内の保育や介護の事業者、およそ70社がブースを出展し、就職を希望する学生や社会人などが参加しました。

 埼玉労働局によりますと、ことし7月の県内の有効求人倍率は、全職種平均で1.02倍なのに対し、保育士は3.24倍、介護士は4.17倍と高水準で推移しています。

 また、埼玉県は保育士や介護士が給与水準の高い東京都に人材が流出するという課題を抱えていて、人手不足は深刻な状況が続いています。

 事業所の担当者は就職先に選んでもらおうとブースに訪れた学生らに仕事の内容や勤務条件、施設の雰囲気などを熱心にPRしていました。

埼玉大学 「逃げ地図」づくり ワークショップ

 災害が発生した際の避難場所などが一目でわかる「逃げ地図」を作るワークショップが埼玉大学で行われました。

 ワークショップは産官学が連携し、防災・減災をはじめとする地域課題の解決をめざす、活動の一環で行われました。

 24日は災害が起きた際に最も近い避難場所までかかる時間を視覚的に表すことで、速やかな避難を可能にする「逃げ地図」作りに、企業や大学の関係者などおよそ40人が参加しました。

 ワークショップでははじめに地震や河川の氾濫、土砂崩れなど、さいたま市で起こりうる災害とその影響についてや、「逃げ地図」の作成方法、注意点について説明がありました。

 このあと埼玉大学周辺の白地図上に赤いシールで示された避難場所までどの程度、時間がかかるのかを到着時間ごとに色分けしていきました。

 参加した人たちは避難経路に潜んでいるリスクや、避難者目線に立って気付いたことを付箋に書いて貼るなど、コミュニケーションを取りながら防災への意識を高めていました。