アカウントへのペナルティー措置と運用に関するFAQ

アカウントへのペナルティー措置と運用に関するよくある質問への回答をまとめました。

ここ数週間に渡って、ランク操作や複数アカウントの所持に対するペナルティー措置と運用に関する透明性を求める議論や質問が多く見られるようになっていました。そこで、曖昧さを解消し、多くの疑問にお答えするために、このFAQを用意しました。

最初にお断りしておきますが、個々の事例は内容がさまざまであり、酌量すべき事情もあることから、あらゆるシナリオについて回答することは不可能ですが、できる限り多くの質問に対応できるように幅広い回答を用意しています。

タイミング

  • 購入されたアカウントおよびボットを使用したアカウントの停止措置が実施されるタイミングは?
    • 2025年9月9日(パッチ25.18)の時点で、検出システムが検出可能な日付まで遡って、これらの行為に対するペナルティー措置の適用が開始されています。
  • アカウントの共有に対するペナルティー措置が実施されるタイミングは?
    • 2025年9月9日(パッチ25.18)です。この行為に対してのペナルティー措置の実施は2025年以降も継続します。
  • スマーフ(主にブースティングとヒッチハイキング)アカウントの停止措置が正式に開始されるタイミングは?
    • この行為に対する個々のアカウントへのペナルティー措置はパッチ25.18で段階的に開始されており、2025年以降も継続します。
  • アカウントとペナルティーの紐づけが実行されるタイミングは?
    • ペナルティーの紐づけは2025年11月19日(パッチ25.23)に実行され、それ以降も続きます。

定義

  • 意図的なランク下げ:アカウントのMMRおよびランクを下げるために、実際のスキルレベルよりも低くプレイして、わざと試合に敗北したり、パフォーマンスを下げること。
  • ヒッチハイキング:別アカウントのプレイヤー(一般的にはブースター)と一緒にランク戦に参加し、本来よりも高いランクに引き上げてもらうこと。
  • ブースティング:ランク操作行為のひとつで、他人のアカウントで対戦待ちして対戦し、そのアカウントのMMRを上昇させること。これには、ブースターのアカウントのMMRを上昇させるために、スマーフアカウントを利用する他のプレイヤーと一緒にデュオで対戦待ちするブースターも含まれます。
  • ランク操作:ブースティングも含まれますが、これにはフレックスキューでグループを組んで意図的に試合に敗北してランク/MMRを低下させたり、ランクを下げたアカウントで別のアカウントとの対戦待ちをしてランキングを人為的に上昇させることも含まれます。
  • 購入・ボット使用アカウント:サービス規約に明確に違反する行為です。複数のプレイヤーによってレベルアップ・使用されたアカウントは、すべてこのカテゴリーに該当します。
  • アカウントの共有:本来の作成者ではない別の個人に使用させるためにアカウントを譲渡または売却すること。また、別の個人が作成したアカウントを使用すること。
  • アカウントの紐づけ:同一人物が複数のアカウントを使用していると絶対的な確信が持てる場合において、ライアットがこれらの複数のアカウントを関連づけること。 
  • ペナルティーの紐づけ:ユーザーがペナルティーを回避してプレイすることを阻止するために、同一ユーザーに紐づけられた複数のアカウント間でペナルティーを共有すること。
  • バン、アカウントの停止、アカウントの制限「バン」と「アカウントの停止」は同義であり、一定期間アカウントにアクセスできなくなるペナルティーのことを言います。「アカウントの制限」とは、軽微な違反や違反回数が少ない場合に、一定時間に渡ってアカウントに制約が課されるものです。

アカウントとペナルティーの紐づけ

  • 複数アカウントに適用されるペナルティー/特定アカウントに適用されるペナルティー
    • あらゆるペナルティー(対戦待ち時間の延長、アカウントの停止、アカウントのバン、チャット制限など)は、同一人物が使用していると確信できるすべてのアカウント間で適用されます。
  • 長年に渡って所有しているものの、購入されたアカウントである、または過去にボットの使用履歴があるアカウントは、現在は違反を行っていなくてもバンされますか?
    • これは少し難しい問題です。何年も前に購入したアカウントで、それが新たなメインアカウントになっている場合、悪質な行為を行っていないなら、恐らくバンされないでしょう。複数のアカウントを所有していて、それらを定期的に切り替えて使用している場合は、バンされる可能性が高くなります。たとえば、各アカウントの使用時間の割合をもとにバンするかどうかの判断が行われるので、5つのアカウントをすべて均等に使用している場合、恐らくすべてのアカウントがバンされます。
  • 参考までに、韓国では新規アカウント作成時に各プレイヤーを確認するための固有の認証システムがすでに導入されており、そのためアカウント連携に関しては現地の方針に従うことになります。

スマーフ、ブースティング、ランク操作

  • スマーフのバンは自動で行われますか?それとも人が確認して行われますか?
    • 信頼性が非常に高いと確認された、厳密なパラメーターの基準に適合するアカウントが自動的にバンされます。
  • 間違ってバンされたと思われる場合はどうすればいいですか?
    • バンの基準となるパラメーターの信頼性は非常に高いものであり、今後もエラー率の評価を継続していくので、このようなケースは非常に稀になると考えています。とはいえ、誤検出によりペナルティーを受けたと思われる場合は、プレイヤーサポートにチケットを送信していただければ調査いたします。
  • アカウントが正式にブースティングされているとみなされるランク差はどれくらいですか?
    • 私たちが利用するシステムは見た目のランクは一切考慮しておらず、純粋にアカウントのMMRのみに注目します。短期間に大幅かつ不自然なMMRの変動が検出された場合は、それをブースティングまたはランク操作とみなします。シルバーのアカウントが突然マスターレベルのMMRを獲得した場合は一目瞭然なので、これが異常であることはほぼ明白です。プレイヤーサポートページで正式な定義についても確認しておいてください。
  • アイアンからチャレンジャーに上がるアカウントはサービス規約に違反することになりますか?
    • 正当なやり方で最初に真剣に挑戦した際のスキルレベルがアイアンに振り分けられたのであれば、アイアンからチャレンジャーまで上がることは理論上可能です。ランク操作に加担して、自分の本当のスキルレベルよりも低いランクに配置された場合は、フラグが立てられて、そのアカウントはバンされるでしょう。
  • 私がLoLを学ぶために、チャレンジャーのフレンドがサブアカウントを使って私とデュオを組むことは可能ですか?
    • これはブースティングに当たることから、ランク戦では不可能ですが、サモナーズリフトのノーマルキューや他のゲームモードであれば歓迎です。一緒にプレイできなくなることに不満を感じるフレンドがいるかもしれないことは理解できますが、これはロビー内の他のプレイヤーにとってみれば、単純に不公平で、ランク戦の体験を台無しにしてしまうものです。
  • ストリーマーとプロは例外扱いされますか?
    • 例外は認められませんので、ストリーマーやプロがスマーフアカウントを作成したり、ランク操作に加担した場合は、一般のプレイヤーと同様にペナルティーが与えられます。とはいえ、コンテンツ制作や国際大会のために別の地域でプレイしなければいけない場合は、私たちが彼らのメインアカウントのMMRを反映した練習用のアカウントを提供しますので、ゼロからランクを上げる必要なく、問題なくプレイすることが可能になります。
  • スマーフおよびブースティングにはどのようなペナルティーが与えられますか?
    • ペナルティーの内容は以下のとおりで、ブースティングされたアカウントと、そのアカウントをブースティングしたプレイヤーのアカウントの両方にペナルティーが与えられます。
      • 最初の違反:3日間のアカウントの停止
      • 2回目の違反:14日間のアカウントの停止
      • 3回目の違反:無期限のアカウントの停止 
    • スクリプターを使用していることが確定したアカウントとデュオを組んだ場合は6か月間のアカウントの停止
    • 名誉レベルが1または2に低下し、それ以上違反を犯すことなく規定数の試合をこなすまで、そのままの状態となります。 
    • 現在のシーズンのランク報酬を受け取る資格を喪失します(また、受け取り済みのシーズンのランク報酬も没収されます)。

アカウントの共有

  • インターネットカフェ/ゲーム専用PC施設/家族と共有するPCでLoLをプレイしている場合、私のアカウントは同じコンピューターで使用する他のアカウントと紐づけられますか?
    • いいえ。同じIPアドレスを共有しているというだけでアカウントにフラグを立てることはありません。誰かがアカウントを共有しているかどうかを判断する際には、それ以外の追加の判断方法も利用しています。1つの条件が満たされるだけでは不十分なので、判断に確信が持てるように複数の条件をチェックしています。  
  • どれくらいの頻度でアカウントを共有するとバンされますか?
    • ほんの数回でもアカウントを共有すれば、サービス規約に違反することになるので、アカウントを共有していると疑われたくないなら、アカウントを一切共有しないことです。とはいえ、ノーマル戦やTFTの試合で1回だけ共有した場合などは、ペナルティーを受けることはないでしょう。ブースティングやランク操作が疑われるやり方でアカウントを共有していた場合は、まずはそのアカウントが停止され、共有された頻度にかかわらず、ブースティングで受けた恩恵およびブースティングに関連して獲得したランク報酬がすべて削除されます。
  • 数年前に自分のアカウントをフレンドにプレイさせたことがある場合、そのアカウントはバンされますか?
    • これはアカウントを共有した際にランク操作が行われたかどうかによって異なり、その場合はサービス規約に従ってアカウントが停止されます。
  • 過去にアカウントを自分の姉妹/兄弟/友人と共有していたものの、現在はどちらも自分のアカウントを持っている場合はどうなりますか?
    • 上記のケースと同様、現在はお互いに自分のアカウントのみでプレイしており、ランク操作を行っていないのであれば、ペナルティーを受けることはないでしょう。
  • フレンドのアカウントをサブアカウントとして使っていた場合はどうなりますか?
    • それをブースティングやランク操作のために使っていたなら、そのアカウントはランク操作のフラグが立てられて、バンされることになるでしょう。それをノーマル戦、ゲームモード、TFTをプレイするためだけに使用していた場合は、おそらくペナルティーは受けないでしょう。
  • フレンドから古いアカウントを貰って、それが現在は私の新たなメインアカウントになっている場合はどうなりますか?
    • これは少し複雑です。相手のMMRがあなたのMMRよりも大幅に低くて、過去1年間にMMRが劇的に上昇している場合は、ランク操作のフラグが立てられる可能性が高いです。アカウントの共有および売却はサービス規約違反であり、「ランク操作」として検出されてフラグが立てられた場合は、厳密には“共有された”アカウントであることから、私たちもペナルティー措置の判断(および将来のあらゆる検出およびペナルティー)を支持することになります。

購入されたアカウントおよびボットを使用したアカウント

  • 過去にアカウントを購入したことはどれくらいの影響を及ぼしますか?
    • アカウントの売買はサービス規約違反なので、そのアカウントはほぼ確実にバンされますが、あなたが正当に所有しているアカウントがペナルティーを受けることはありません。アカウントおよびペナルティーの紐づけが実施されて“以降”に売買を行った場合は、あなたのすべてのアカウントがバンされます。決してアカウントを購入しないでください。これは最後の警告です。
  • 過去に購入したアカウントやボットを使用したアカウントを使ったことがあった場合、私のメインアカウントもバンされますか?
    • いいえ。過去に数回アカウントを購入したり、ボットを使用したことがあっただけでは、あなたのメインアカウントがバンされることはありません。とはいえ、あなたが購入したアカウントやボットを使用したアカウントを頻繁に利用していた場合は、高確率でペナルティーを受けることになるでしょう。
  • 数年前に別のアカウントを購入したものの、現在は使用していない場合でも、私のメインアカウントはバンされますか?
    • いいえ。数年前にアカウントを購入した場合、そのアカウントはバンされる可能性がありますが、購入したアカウントやボットを使用したアカウントを頻繁に利用しているのでなければ、あなたのメインアカウントがペナルティーを受けることはないでしょう。
  • ボットを使用したアカウントはすべてバンされますか?それとも、過去数年間にボットを使用したアカウントのみがバンされますか?
    • 私たちの目標は、今後購入および売却されたボットを使用したアカウントをすべてバンすることです。過去に購入したアカウントを現在のメインアカウントにしており、現在は違反を行っていないプレイヤーについては例外とするつもりです。
  • 10年前にアカウントを購入して、現在はそれがメインアカウントになっています。この場合、私はこのアカウントを失いますか?
    • いいえ。あなたは自分のアカウントを失いません。現在は違反を犯していないものの、過去にアカウントを購入したり、アカウントを共有していて、それが時間とともに自分のメインアカウントになっているプレイヤーが数多く存在することは理解しています。これらのケースでは、現在はルールを守っているのに、遠い昔に犯したサービス規約の違反を理由にペナルティーを与えたいとは思いません。プレイヤーが購入または共有されていた複数のアカウントを所有しており、この1年間にそのアカウントを実際に利用していた場合は、その判断に理解を示すことは難しいので、そのプレイヤーが購入および共有したすべてのアカウントがバンされる可能性があります。
  • 数年前に自分でレベルを上げたアカウントを持っていますが、それを使用するとバンされますか?
    • そのアカウントを自分でレベル上げして、共有も売却も行っていない場合は、サービス規約に違反していないはずですから、ペナルティーを受けずにそのアカウントを使い続けることができます。
  • 別の国にいたときに使用するためや、別の地域のサーバーでプレイするためにアカウントを購入してプレイしたことがあります。このアカウントはバンされますか?
    • そのアカウントでボットが使用されていたり、共有されていた場合は、バンされる可能性があります。

ブースティング

  • 私は現在は違反を犯していませんが、数年前にメインアカウントでブースティングを行ったことがあり、後悔したので、それ以降は行っていません。それでもバンされますか?
    • されません。随分前に1回行っただけで、それ以降は違反を犯していない場合、おそらくそのアカウントがバンされることはないでしょう。 
  • ブースティングを検知して、それを行ったアカウントにペナルティーを与えることができるのですか?
    • はい。私たちの目標はLoLからブースティングを完全に排除することであり、そのようなアカウントを高精度で検出する非常に徹底したシステムを用意しています。

正当なサブアカウント

  • たとえば、役割ごとに1つずつ、複数のアカウントを所有することはできますか?
    • できます──あなたが振り分け戦に全力で挑んでおり、そのアカウントを購入しておらず、自分で作成して、自分でレベル上げして、共有もしておらず、ランク操作に加担していない限りは。
  • フレンドと一緒にプレイするために、メインのランクとほぼ同じランクの、自分でレベル上げしたサブアカウントを持っている場合はどうなりますか?
    • そのサブアカウントを使ってランク戦でフレンドと一緒にプレイするために意図的になランク下げを行っておらず、両者ともに一緒に自然にキューへの参加が可能な時にのみランク戦をプレイしていたのであれば、問題はありません。
  • 私はダイヤモンドですが、MMRが低いフレンドと一緒にランダムミッドをプレイするために、自分でランク上げしたサブアカウントを持っています。このアカウントはバンされますか?
    • いいえ。ランダムミッドのMMRはあなたのランク戦のMMRとは別なので、同じアカウントでプレイし続けることが可能で、フレンドのロビーにも全く影響はありません。
  • 私がマスタープレイヤーだとして、新たに正当なサブアカウントを作成し、全力でプレイしたのに振り分け戦でゴールドに振り分けられた場合、それはスマーフとみなされますか?
    • いいえ。あなたが振り分け戦を全力でプレイしてゴールドに振り分けられたのであれば、それは私たちのミスです。とはいえ、MMRが高いプレイヤーが、自分が考えるよりも大幅に低いランクに配置された場合は、プレイヤーサポートチームに問い合わせをいただければ、調査いたします。

報告

  • 誰かがスマーフしていたり、アカウントを購入していた場合は、どのように報告すればいいですか?
    • 試合に参加していたプレイヤーの違反が疑われる場合は、そのプレイヤーを「ランク操作」のカテゴリーを使用して報告してください。
  • 他のプレイヤーが特定のアカウントに対する裁定を下せるように、サモナーの法廷を再開する予定はありますか?
    • 現時点ではありません。サモナーの法廷にも固有の問題があり、その対処方法が見つかっていません。主な問題は私たちが対応する数十万のアカウントに規模を拡大できないことなどです。また、私たちの目標は誠実なプレイヤーにとってのLoLの体験を改善することであり、サービス規約に違反したプレイヤーの名前を晒して辱めることではありません。