「もうプログラマーになりたくない(AIと妻に論破されて)」というタイトルの記事からメモ。モヤっとしたのが言語化されていた記事で良かった。
・(記事の筆者の)プログラマーとしての現在の苦労は、技術的な問題ではなく、誰もがAIを使って専門家のような議論を仕掛けてくることにある
・技術に詳しくないクライアントでさえ、AIが生成したフローチャート付きの詳細な改善案を送ってくるようになった
・これらの提案は一見もっともらしいが、コストやトレードオフといった現実的な視点が欠けていることが多い
・筆者の役割は、コードを書くことから、AIの自信に満ちた回答がなぜ現実的でないかを説明することに変わりつつある
・これは特定の一人との議論ではなく、AIという説得力のあるゴーストライターを味方につけた人々との終わらない議論である
・AIは時間と労力を節約してくれる、疲れ知らずで博識な同僚のような存在であるため、誰もがその助言に頼りたくなる
・本当の問題は、AIの回答が正しいかどうかではなく、いかに説得力を持って聞こえるかという点にある
・クライアントや同僚は、AIがアイデアを与えるからではなく、自信を与えてくれるから大胆になる
・心理学には、自信に満ちた声を真実だと見なす「権威バイアス」というものがある
・AIはためらったり疑ったりせず、常に確信に満ちた口調で話すため、このバイアスを巧みに利用する。
・人は機械の言うことを聞くだけでなく、信じ、人間の理屈よりもその確実性を優先することがある
・この問題はプログラマーに限らず、医師、教師、弁護士など、専門知識に依存するすべての職業に共通する
・専門家の仕事は、もはや単なる実務ではなく、AIが出す即席の回答に対して、なぜ専門的な判断が重要なのかを説得する作業になっている
・知識や権威はもはや希少ではない。誰でも数秒で答えを呼び出せる
・これからの時代に唯一残る本当の通貨は、疑いと判断力といった「知恵」である