市の新規採用職員の受験者、昨年度の2・7倍に大幅増…待遇面の見直し・面接日程調整など奏功
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兵庫県尼崎市の新規採用職員の入庁式が1日、市役所であった。人材確保の競争が激化する中、市は今年度の採用試験から初任給の引き上げや年齢制限の緩和を実施。受験者が大幅に増え、計145人が合格した。このうち、年度途中の入庁を希望した既卒の9人が式に出席した。
入庁式では松本真市長が「市や市民のために必要な仕事を自分なりに見つけて」と激励し、社会人経験で培った視点に期待した。
式の後、新人職員は早速研修に臨んだ。技術職で、住宅政策課に配属される長谷川瑛さん(32)はゼネコン勤務や起業経験があり、「物価高騰の中、給与面なども考慮して尼崎市を選んだ。市民に寄り添える人材になりたい」と誓っていた。
市は近年、受験者の意向を考慮し面接日程を調整するなど、採用の取り組みを強化してきた。今年度は待遇面での見直しなどが奏功し、昨年度(534人)の2・7倍に当たる計1458人が受験した。
一方で、特に人材確保が急務となっている技術職では、学生時代の履修科目数の緩和も打ち出したが、合格者は10人にとどまった。市人事課の辻本悟課長は「優秀な人材の確保は市民サービス向上につながる。試行錯誤しながら手を打っていく」と話していた。
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