グレタさんのガザ支援船団に日本人女性 「母船の前方に軍船が」
イスラエル軍は1日夜、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんらを乗せてパレスチナ自治区ガザ地区へ向かっていた「グローバル・スムード船団」(GSF)の複数の船を拿捕(だほ)し、乗員を拘束した。船団には大津市出身でオランダ在住のエンジニア、安村美香子さん(62)も参加。「母船の前方を軍船が封鎖している」とメッセージがあったが、2日午後現在、連絡が途絶えている。 「各国政府が何も行動を起こさないから、市民がやるしかない」。安村さんはスペインやバーレーン、米国などから集まった6人と長さ約14メートルのヨットでガザに向かっていた。段ボール15箱ほどの食料、粉ミルク、医薬品を積み、9月初めにスペイン・バルセロナを出発。各地からの船が合流し、50隻ほどの船団になった。 安村さんの船は日本時間9月30日、ガザまで約400キロ地点にいた。翌10月1日昼ごろ、記者に「イスラエルの潜水艦に船団が囲まれているようですが、近づいたり離れたりで今のところ拿捕された船はありません」と連絡してきた。 GSFは1日夜、複数の船がイスラエル軍の艦艇に航行を妨害されたと発表。グレタさんら複数のメンバーが拘束されたとみられる。安村さんは2日午前2時ごろ、「母船の前方を軍船が封鎖している。そちらに向かって進んでいる」と記者にメッセージを寄せた後、連絡が途絶えている。【矢追健介】