【会期延長】「デザインあ展neo」 虎ノ門ヒルズ・TOKYO NODEで10月13日まで 来場40万人突破! 子供だけでなく大人も夢中になれる 「動詞」をデザインにする不思議空間
4年ぶりに開催されている「デザインあ展」の会期延長が決まりました。NHK Eテレで放送中の番組「デザインあneo」のコンセプトを体験できる展覧会は、過去2期にわたって累計116万人を動員した「デザインあ展」をアップデートして、東京・虎ノ門ヒルズの「TOKYO NODE」で連日賑わっています。今回も来場者が早くも40万人を突破。全国の巡回予定はない分、夏休みや春秋の大型連休を含めて会期を長く取っていますが、さらに延長となりました。
| デザインあ展neo |
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| 会場:虎ノ門ヒルズステーションタワー45階 TOKYO NODE GALLERY A/B/C(東京都港区虎ノ門2-6-2) |
| 会期:2025年4月18日 (金) ~ |
| 開場時間:10:00~19:00 (入場は閉館の30分前まで) 各月第一 ・ 第三水曜日は17:00閉館。9月17日(水)は19:00閉館。 |
| 観覧料:一般2,500円/高校生・中学生1,200円/小学生1,000円/2歳以上500円 ※2歳未満無料 チケットは日時指定予約制 予約はこちらから 延長会期となる9月24日(水)~10月13日(月・祝)分のチケットは、8月28日(木)14:00からオンラインで販売。 |
| 詳しくは公式サイトへ。 |
次々に現れる動詞の仕掛け
子供たちにデザインの思考・発見を伝えようというコンセプトの番組が、今回のテーマに据えたのは「行為(動詞)」です。「あるく」「すわる」「たべる」などの動詞から着想したデザインの展示を楽しめます。30分ごとの入場時間指定制で、チケットをオンラインで予約しないと入場できません。ただ、入れ替え制ではないので好きなだけ観覧できます。
会場へは、虎ノ門ヒルズの低層階で受け付けをしますが、大切なのは入場前にトイレを済ませること。つい面白くて長逗留する場合に備えましょう。
エレベーターで45階へ。入場すると、最初に「動詞の庭」に入ります。巨大な「あ」の下には、普段、私たちが動かす様々な道具が勝手に動いています。人がどんな動作をしているかを意識するイントロダクションです。平日の午後。会場は大人が中心でした。
まずは「あるきかたログ」に入ってみました。6つのブースのどれかに入って指示されたポーズを取ると、自分とほかの5人の写真がスクリーンに次々映し出されます。歩く姿の連続写真は「まるでパラパラ漫画」という説明に納得します。ブースを出たらすぐスクリーンを動画撮影しましょう。会場内は撮影OKですが、顔のわかる映り込みにはご注意ください。
「たべる」は様々な角度から
次は「たべる」にまつわる展示です。お箸や指先、スプーン、フォークでいかに多様な動作をしているかを実感します。パネルはご飯、ハンバーグ、サンドウィッチ、プリンの4種類のメニューの写真で、固さや厚さ、焼き加減などを自分が選んでおいしそうに見せる体験コーナーです。まさにデザインの実習。仕上がると作品にコピーを付けてくれます。オノマトペの積み木では、食感を表す言葉の豊かさを再発見しますが、展示で驚いたのは英語にも対応する単語があることでした。4㍍の箸でつままれるコーナーでは、食べられる立場も経験できます。
やや混雑気味の「すわる」「もつ」
「すわる」や「もつ」に進むと、体験展示を待つ行列が長くなります。エジプトか中国の帝王が座るようなイスで、皆さん写真を撮っていました。背もたれの柄に遊び心がチラリ。《すわらない世界》という絵では、歯科の患者も美容室の客もみんな立っていました。
労作は《もちてのむれ》。手で操る道具は1500個!よく集めたものです。《もちはこびトライアル》はフライパンやちくわを、パイプに触れないように動かすチャレンジです。特に列が長かったのは、壺を割って組み立て直すコーナーでした。天井のごみ箱に吹き上がるごみ袋を捨てるコーナーでは、つい夢中になりました。
体験型の展示が後半も続々
デッサンのコーナーでは、画題のオートバイを囲んで来場者がデッサンしていました。八つの角度からのデッサンがスクリーンに映し出されます。デザインを学んでいる学生さんの作品が多いのでしょう。どれもさすがの出来栄えです。
映像の部屋も見ごたえがありました。四方のスクリーンに映し出される映像は秀逸。たまたま見た作品は、身の回りの物が、解散と集合を繰り返すコマ撮りアニメーションでしたが、作り手のワクワク感が伝わってきました。
参加型で楽しかったのは《DO IT!》でした。映像に合わせて身体を動かします。DJ KOOさんのノリノリの声に合わせて腕や手を動かしていると、ぴったりの映像が出てきて、大人も子供もスカッとしますよ。
会場を出ると、撮影コーナーでもある《「あ」になろう》が待っています。小さなお子さんだと、「あ」になれませんが。
特設ショップには「あ」のグッズがたくさんありました。品切れも出ているようですが、再入荷を待ちましょう。
ここは東京タワーの展望台より高い地上約220㍍の空間でした。窓からはおもちゃのような国会議事堂も見下ろせます。バーカウンターもありましたので、大人の方はちょっと一杯も可能です。
展示は35点。お世辞抜きに楽しめました。土日祝日はすぐ完売になるので、平日の昼過ぎがおススメだそうです。夏休み前が狙い目でしょう。なお、5月31日からは開場時間を1時間前倒しするそうですので、ご参考まで。(読売新聞美術展ナビ編集班・丸山謙一)