[年表] 2021年東京五輪日本人メダリスト

夏季では1964年東京大会以来の日本開催となった東京五輪は、新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックにより、史上初めて１年延期して開催された。コロナ禍で事前の国際試合や練習環境が大きく制限され、選手にとって苦しかった１年半。メダル争いにも影響が及ぶとみられ、日本はコロナ禍の前に掲げた金36の目標を30に改め、さらには数の目標を取り下げて臨んだが、金27、メダル総数58と、ともに史上最多を記録する成果を挙げた。柔道が金9などのメダルラッシュを見せ、阿部一二三、詩が兄妹金メダルの快挙。レスリングも男女5階級を制し、大橋悠依が競泳女子の日本選手で初の五輪2冠に輝いた。2008年北京五輪以来の実施となった女子ソフトボールも13年越しの連覇。フェンシングエペ団体男子、卓球混合ダブルス（水谷隼､伊藤美誠）も会心の勝利だった。新競技ではスケートボードで西矢椛、四十住さくらが十代の金メダリストとなり、空手の形でも男子の喜友名諒が期待に応えた。