【独自】大阪万博・人気韓国料理店の「食品偽装」疑惑を元従業員が告白!
自らのウリを捨て「食品偽装」
来場者数2500万人を突破した大阪・関西万博。閉幕まで2週間を切るなか、熱気に水を差すある疑惑が会場内のレストランで浮上している。 【全24枚!】グルメライター猫田しげるさん厳選 関西万博「1000円以下のお手軽グルメ」 「オーガニック食材の使用を謳いながら一般の食材を使用し、就労資格がない外国人を働かせている店があるのです。私はそこの従業員でした。万博という世界中からお客さんが来る舞台で不正を働いていることに耐えられず、きちんと内情を話そうと決意しました」 沈痛な面持ちでそう語るのは、大阪・関西万博に出店する韓国料理店「景福宮」で従業員として働いていたという男性Aさんだ。家族連れで賑わう人気韓国料理店で、一体何があったのか。 「今年4月に景福宮で働き始め、食材の仕入れなどを担当していました。景福宮はJAS認定の有機野菜や調味料を使ったオーガニック韓国料理がウリ。メニューには有機卵や有機玉ねぎなどの文言が記載されています。実際、私が働き始めた当初はオーガニック食材を使用していました。しかし―6月頃からオーガニック食材の仕入れを止めるようになったんです」(Aさん) なぜ、自らのウリを捨てたのか。 「物流の都合でオーガニック食材の搬入が間に合わなかったことと、コストカットが理由です。運営会社の指示のもと、卵、人参、玉ねぎ、ごま油などがオーガニックではない一般のものにスリ替えられました」(Aさん) Aさんが記者に差し出した’25年6月30日の景福宮の納品書を見ると、「かどやのごま油1650g 18個」など、実際にオーガニックではない食材が仕入れられていた。Aさんが続ける。 「実際の産地までは分かりませんが、店のバックヤードには、『中国産』と書かれた段ボール箱に詰められた玉ねぎが置かれていました。店側は9月頃、オーガニックではなく一般の玉ねぎ、もやし、人参を使用していたと公表していましたが、私が知る限り卵や醤油など他の食材も一般のものを使用していた」 浮上した疑惑は食品偽装だけではない。10月2日発売の『FRIDAY 10月17日号』と有料版『FRIDAY GOLD』では、『景福宮』での不法就労の疑惑についても詳報。一連の疑惑に対し、店舗の運営会社が寄せた回答も掲載している。 『FRIDAY』2025年10月17日号より
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