【天真爛漫】
「天真爛漫」は本来、飾り気がなく無邪気で魅力的な性格を表す肯定的な言葉だが、
状況によっては「悪気なく無神経に本心を言ってしまう人」や「大人げなく未熟な人」といった、
特にビジネスシーンなど、プロフェッショナリズムが求められる場では、
俺の知り合い(Xとする)が、俺の友人(Yとする)に対してとんでもないことをやらかしやがった。
XとYは俺を介して知り合いになった。紹介してしばらくの間はそんなに大きな問題は無かったのだが・・・。
ある日、Yの内臓の一部に突然問題が起き、仕事を辞めて手術・療養に時間を費やす事となった。
そんなYに対し、Xはとんでもないことをしでかしていた。あとから聞いた話なのだが、Yが仕事を辞めた直後に、こんな事を言ったそうだ。
『Yって手術と療養のために仕事辞めて、今時間たくさんあって暇なんでしょ? じゃあ、私(X)が趣味でやってる活動の補助員として動いてくれない? 今人が足りなくってさ』
X、おまえ、Yに対して何言ってるんじゃああああああああああああああああぁぁぁぁ?!
この話を聞いた瞬間、全身が硬直したし、意識がフリーズしかけたぞ、おい。
硬直が解けて意識が戻ったあと、精神的にも肉体的にも、嫌な脂汗が止まらなかったんだぞ?
仕事を辞めないと治療出来ない状態というものが、どういう事なのかわかっていないのか?
Xよ、おまえの中に一般常識というか、もはやそれ以前の人としての心は無いのか???
天真爛漫にもほどがある・・・。おまえの周りには、おまえのその一挙手一投足を窘める人間はいないのか?