前の話
一覧へ
次の話

第6話

4話
20
2025/10/05 13:08 更新
ハヤテ視点
ハヤテ
暇…
ゲームしたいのだが、あいにく岡田に没収されている。
遊べるような仲の友達もいないので、ベッドに寝転ぶことしかできない。
ライオンは、多分ライムと遊んでいるだろう。

すると、扉が勢いよく開いた。
岡田ユウ
ハヤテー!…さん!
ゾーヤ
ハヤテ。
ハヤテ
なんだよ…
まーたこいつらか。
岡田とゾーヤは、よく俺の部屋に遊びにくる。
意味もなく話して帰る。暇つぶしになるからいいけど。
岡田ユウ
せっかくだからトランプで。遊ぼうよ!
ババ抜き!
ハヤテ
はぁ…
ゾーヤ
ハヤテ、太陽を眺める月みたいだから。
遊びたいんじゃないかなって。
ハヤテ
…?
ハヤテ
まぁ、いいけど。
岡田ユウ
ほんと!じゃあ早速シャッフルするね。
そう言って岡田がぎこちない動きでシャッフルし始めた。
ハヤテ
岡田、シャッフル下手だな。
岡田ユウ
え?
ゾーヤ
うん、下手
岡田ユウ
そ、そんなー!
数ゲームプレイ後
ゾーヤ
やった!ボクの勝ち!
岡田ユウ
ゾーヤはツ、本当にッ、強、い、ねwwww
ハヤテ
岡田どうしたんだよ。
ハヤテ
笑いすぎて気味が悪い。
岡田ユウ
いやッ、そのww
ゾーヤ
ハヤテ、後ろ見てみて
ハヤテ
後ろ…?
俺ら後ろを振り返った。
そこには…
カナタ
クスクス、バレちゃった…
カナタ
後ろで猫耳つけてたんだよ
そういうとカナタは、指をひらひらさせた。
え、はず…
カナタ
ハヤテ、想像以上に鈍感で、びっくりしたよ。
ハヤテ
なんか、胸の奥がザワっとした。
なんだろう、この息苦しさ…
ハヤテ
ぉ、おい。やめろよ
だけど、俺は精一杯普通に振る舞った。
ゾーヤ
ハヤテ、何かあった?
忘れてた。こいつがめちゃくちゃ勘が鋭いことを。
ハヤテ
別に、なんともないよ
ゾーヤ
そう?さなぎになってるみたいだったよ。
カナタ
というか、ハヤテ、意外とトランプ弱いんだね。ゲームは得意なのに。
ハヤテ
まただ。なんとなく、苦しい。
???
ハヤテ、意外と馬鹿なんだな。
ハヤテ
ッ?
俺の、クラスメイトの声?
周りを見回したけど、そいつはいなかった。当たり前だ。じゃあ、なんで…
???
ハヤテ、意外と鉄棒できないだな。サッカーはできるのに。
???
ゲーム得意なのに、ボードゲームできないんだな。
???
お前、思っていた以上にダメ人間だな。
次々と襲いかかってくる、そいつの声。

やめて、やめて…
ハヤテ
うるさいッ!
俺は叫んで、咄嗟に誰かに殴りかかった。
カナタ
ちょ、やめてよ…
岡田ユウ
ハヤテ!
誰か…多分岡田が、俺を止めようとする。
俺は岡田の手を払いのけた。
???
いいとこなんて一つもなかった。
期待してたのに。
ハヤテ
黙れ!黙れよ!
俺は机に置いてあったコップを投げつけた。
ゾーヤ
ハヤテ!
ゾーヤがコップを捕まえた。
あたりが静まり返る。
ゾーヤ
怖がらなくたっていい。
ここには、ハヤテにとって怖い人は、いない。
俺は何も言えなくなってしまった。
岡田ユウ
ハヤテ、落ち着いた?
ハヤテ
悪い。ちょっと頭冷やしてくる。遠くにはいかない。
俺はそう言って、外に出た。
ルミ先生視点
ルミ先生
はぁ…
気が進まないけど、流石に少しは朝ごはん食べないと…
そう思ってキッチンに向かった。
ルミ先生
あれ?
置いてあったはずの、おにぎりが、ない…。
もしかしたら、ダイゴロウさんが食べたのかも…。
彼の胃袋はさほど、大きくない。だから、もしかしたら、はいちゃうかも…。
ダイゴロウさんの部屋に急いで行かないと!
私はダイゴロウさんの部屋に向かった。

プリ小説オーディオドラマ