ハヤテ視点
ゲームしたいのだが、あいにく岡田に没収されている。
遊べるような仲の友達もいないので、ベッドに寝転ぶことしかできない。
ライオンは、多分ライムと遊んでいるだろう。
すると、扉が勢いよく開いた。
まーたこいつらか。
岡田とゾーヤは、よく俺の部屋に遊びにくる。
意味もなく話して帰る。暇つぶしになるからいいけど。
そう言って岡田がぎこちない動きでシャッフルし始めた。
数ゲームプレイ後
俺ら後ろを振り返った。
そこには…
そういうとカナタは、指をひらひらさせた。
え、はず…
なんか、胸の奥がザワっとした。
なんだろう、この息苦しさ…
だけど、俺は精一杯普通に振る舞った。
忘れてた。こいつがめちゃくちゃ勘が鋭いことを。
まただ。なんとなく、苦しい。
俺の、クラスメイトの声?
周りを見回したけど、そいつはいなかった。当たり前だ。じゃあ、なんで…
次々と襲いかかってくる、そいつの声。
やめて、やめて…
俺は叫んで、咄嗟に誰かに殴りかかった。
誰か…多分岡田が、俺を止めようとする。
俺は岡田の手を払いのけた。
俺は机に置いてあったコップを投げつけた。
ゾーヤがコップを捕まえた。
あたりが静まり返る。
俺は何も言えなくなってしまった。
俺はそう言って、外に出た。
ルミ先生視点
気が進まないけど、流石に少しは朝ごはん食べないと…
そう思ってキッチンに向かった。
置いてあったはずの、おにぎりが、ない…。
もしかしたら、ダイゴロウさんが食べたのかも…。
彼の胃袋はさほど、大きくない。だから、もしかしたら、はいちゃうかも…。
ダイゴロウさんの部屋に急いで行かないと!
私はダイゴロウさんの部屋に向かった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!