連日20万人超…閉幕目前“駆け込み万博” 入場できない“死に券”問題…救済措置で争奪戦も【バンキシャ!】
27日、午前3時頃。バンキシャ!が出会ったのは、会社の元同僚2人とやって来た、石飛さん。 バンキシャ! 「どちらから」 石飛さん 「島根県です」 仕事終わりに車で4時間かけて、やって来たという。石飛さんが持っていたのは、予約ができない状態のチケット、いわゆる「死に券」。 「あー、ここなんだ」 先着で当日券に交換できることを知り、急遽、島根からかけつけた。確実に当日券を手に入れるため、会場前で一夜を明かした。
午前4時半前。バンキシャ!が並んでいる人を数えてみると、入場できるチケットを持っている人を含めて174人が並んでいた。 そして、日の出の時間。午前5時40分頃、万博会場に向かう電車の中は、身動きがとれないほど大勢の人。 「押さないでください、押さないで」 誘導され、会場へと向かっていた。
そして、午前8時50分。チケットを持った人々が、われ先にと会場に入っていく。 バンキシャ! 「一斉にパビリオンの方に走っていきます」 「ミャクミャクですか?」 来場者 「ミャクミャクです。イエーイ!」
一方、会場の外には、「死に券」を持ったまま当日券との交換を待っている人たちが。午前10時半になると… バンキシャ! 「チケット引換所に案内が始まりました」 出てきたのは、前日から徹夜で並んでいた親子。
“死に券”交換に来た 親子 「やっと手に入れた」 「死に券」を正午から入場可能な当日券に交換できていた。 同僚だった2人とやって来た石飛さんは、果たして…。 “死に券”交換に来た 石飛さん 「やっと取れた」
並び続けて約7時間半。無事、当日券をゲットした。 早速、向かったのはフランス館。しかし… 石飛さん 「1時間10分並んでいる」 「あと1時間」 中に入っても、また並ぶことに。 「目の前なんですけどなんか」 「午前3時からずっと並びっぱなし」
閉幕前の“駆け込み”で連日20万人以上が訪れている万博。 石飛さん 「SNSで(万博のことが)流れてくるので『やっぱり行かないと』という気持ちになってしまって。駆け込みという皆さんの気持ちが分かる」 並ぶこと2時間、ようやく中へ。念願のパビリオンを楽しむ。その後も会場内を巡り、夜の花火までしっかり堪能した。 「うわーきれい」