『西村賢太殺人事件』小林麻衣子②
西村賢太ファンを甘く見ちゃいけない、というのはこういうこと(↓)で、
要するに私など、「まともじゃねぇ」し「気に入らねぇ」し、そこに「理由なんかねえ」のだ。
私の書いた物をどうでも目にしたくない、という西村ファンの気持ちも分からないではない。
何しろ、それぞれに「私の」「俺だけの」賢太が、貫多が、胸の中に在るのだ。作品世界を愛せば愛すほど、それを上書きされたくないとしても、不思議ではない。
或いは、「俺が」「私こそが」「僕だけが」ファンだと思いたい、ということもあろう…
西村賢太の素顔を直に知っている私ですら、貫多は貫多で楽しめてしまうのだから、西村賢太を直接ご存知ない方なら問題ないとは思うのだが…しかし、なかには繊細な方もいらっしゃろうから、こればかりは「どうぞご安心してお読みください」と太鼓判を押すこともできない。
つい先日「責了」というのを終え、今日はこうして書影も出た。いまだに現実味は全く湧かないし、生意気なようだが嬉しいという感情もないようだ。
自分の力でこんなことになったなどと1㎜も思っていないからだろうし、 西村賢太が生きていたら、決してこんなことになっていないからだ。


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