TOMORROW[ボツ設定]
October 1st, 2025 12:23・All users
これは「TOMORROW」というタイトルのボツとなった設定の全てである。
テーマ:※未定
コンセプト:呪い
モチーフ:黒
コンテンツ媒体:(ゲーム想定)
主人公:シアラ/︎⬛︎︎⬛︎︎⬛︎
冒険の動機:迫り来る死を回避するため
【はじめに】
まずはとっかかりを作るべく、モチーフをどのように展開するのかを追求していく。
ひとまずこの世界では、「黒」と言う色は物が「呪い」によって侵食されると現れる色という認識にしておく。ついでに、これを「侵色」と呼ぶことにしよう。
生き物においては、侵色が進むと獰猛な怪物へと変貌してしまう。そして、それを元に戻す手段はない。そうなると当然、「恐怖」が人々の心に強く根を張るだろう。それがこのタイトルの鍵とも言える根幹を担う。
さらにダメ押しで、呪いの原因が分からないというおまけも付けておこうではないか。
しかし、呪いは病気と同じように突然掛かるものだ。そうなると、生まれつき侵色を持つ子どもなどもいることだろう。おおよそ「呪い子」などと呼ばれるはずだ。まぁ当然、忌み嫌われるだろうし、差別や迫害、果ては殺されるなんてことも起こるだろう。
そしてその呪い子にあたる人物こそが、このタイトルの主人公「シアラ」と「︎⬛︎︎⬛︎︎⬛︎」なのだ。
初っ端が絶望的状況だと、ラストのハッピーエンドが本当にグッとくるので、俺は好んでこの手法を使っている。まぁ俺は暗い話がとにかく嫌いなので、ストーリーで直接的に描くことはほとんどしないのだが、設定上はきちんと決めておくと作品がブレない。(あくまでも直接的には描かないだけ)
【大前提】
さて、次の話に行く前に、一旦この作品の大前提について話しておく必要がある。
この世界には「呪いは操れない」という唯一絶対のルールがあるのだ。
このタイトルにおける「呪い」は「掛けられる側」の言葉であるからと言うのが1つ目の理由。
2つ目は、人間風情が簡単にどうこうできるようなものではないからこそ「呪い」であり、恐れるにたる。という俺なりの解釈によるものだ。
そしてあえて、そんな世界で「呪いの力を意のままに操ることのできる存在」を登場させるのだ。こうすることで、それが「凄い力」であることを説明せずとも簡単に伝えることができる。
悪用すればただの魔王になるだけだが、もしその力を似て国の窮地や民を救い、敵国から国を守り……な〜んてことをすればあら不思議。あっという間に英雄、なんなら王様にだってなれるやもしれない。
と言うことで、「とある亡国の王とその血族には、呪いを操る力があった」と言う設定を追加しておこう。この力を以て国を維持していたが、なんらかの理由で国は滅んでしまい、その力が主人公たちの冒険に深く関わってくる。
──といった具合だ。
うん、これは面白い。
【主人公と操作感について】
シアラと︎⬛︎︎⬛︎︎⬛︎は、1つの体を共有する双子の姉妹で、2人で呪いを分散することで奇跡的に侵色を遅らせられている。
[シアラ]黒い目と髪を持ち、その目はあらゆる呪いが見える。
[︎⬛︎︎⬛︎︎⬛︎]
元々は、黒い血を操るような能力を想定していたが、黒血症という疾患が実在するらしいのでボツとした。
主人公の2人は、やがて呪いに侵色されて死ぬまでに、呪いを解く方法を探すことを目的として冒険に出るといった具合だ。
何もしなければ化け物になって死んでしまうし、なんならその前に迫害などの影響で死ぬかもしれない。危険な冒険にわざわざ命を賭けるには十分な状況だろう。
操作としては、2人の人格を切り替えながらギミックを解いたりしていくことを想定している。
ちなみにゲームオーバーになると、「GAME OVER」の文字が表示された後、どんどんと画面がフェードアウトしていき、すぐに真っ黒になる。勘のいい人には、肉体が完全に侵色されたことが伝わるはずだ。
暗転で一拍置いている間にロードを済ませたら、フェードインとともにゲーム再開となる。
【能力などについて】
まぁ黒と言えばやはり「影」はマストなのだが、単純に影を操る能力とかでは全くの薄味だ!そこにもはや旨みなどはない!
何せ、影をモチーフとした能力や作品なんて五万とあるのだ。故に私は影ではなく「黒」をモチーフとして選ぶことにしたのだ。
つまり、影ではなく黒から連想していく。
黒→墨→書く(塗る)→筆
これだ。
「影を描くインク」という切り口。
これで1つ目のアイテムができた。
【小ネタ・名前の由来】
[シアラ]小さき黒き者、黒髪の少女という意味を持ち、黒髪黒目の女の子につける名前。
【タイトルの由来】
このタイトルは、タイトルから決めるという、普段とは違う手法をとっている。
ひとまず、「数字を含む英語のスラング」で検索をかけ、「2moro / Tomorrow」という単語を見つけた。直訳すると「明日」になるが、この単語を分離して訳すと「黒ずんだ2」となる。
そこから「黒い2人」→「呪われた双子の姉妹」と発展させていった。
ただ、このままスラングをタイトルにしてしまうとよく分からない感じになりそうだったので、元の「TOMORROW」をタイトルに採用した。
他には、「黒の明日」「クロノアス」などもあったが、描きたい雰囲気に合わなそうだったのでボツとなった。
【全ボツになった理由】
ボツとはいえ、良かった部分もある。
「死を回避するために命懸けの冒険をする」というのは動機として納得感がある。安牌で良いところに収まっている。
「2人の人格を切り替えながらギミックを解いたり敵と戦ったりしていく」という操作も、キャラが視覚的に切り替わると同時に仕様も変わるので、明確な「面白さ」がある。
主人公のビジュアルも、しっかり特徴を持ったデザインで可愛く描けていたので問題はない。切り替えで視覚的に色が変わるのも、シンプルで分かりやすい、いいデザインだったと言える。
これらの設定はかなり良かった。
しかしながら、「侵色が進むと死ぬ」という設定がある以上、主人公を簡単に強化できないという壁が立ちはだかった。更に、シアラの黒髪を生かす設定も思いつかず、もう1人に至ってはビジュアルはおろか能力の設定すら決まっていない。というか元々あった設定が使えなくなった影響でそれ以上いいものがもう思いつかなかった。
更に更に、もう1つ問題があった。敵側がの目的が、侵色に耐えうる主人公の魂を狙ってくるということにしても、「呪いは操れない」という設定がある以上、どうやって敵が攻撃してくるのかが全く見えなかった。
しかもこのタイトルのメインは戦闘ではなく、主人公の紡いでいくエピソードなのだ。なのにも関わらず、侵色が進んだ生き物は化け物になってしまうため、戦闘が避けられず、あたかもそれがメインにような立ち回りになってしまっていた。
そして、これら全ての障壁を突破したところでまだ制作の足元にも及んでいないという事実に、軽く絶望感すら覚えた。
よって、俺の処理能力の限界に達してしまったと同時に、作品の軸もブレてしまっていたので、全ボツとした。
創造は破壊なくしては成り立たない。失敗しても必ず次に活かせるし、失敗をも楽しんでいくのが創作業なのだ。
なあに、次のアイデアは今回より面白くなることが決まっているのだから、一切の問題はない。むしろ楽しみなくらいだ。
次は、「黒」というモチーフと「シアラ」という黒髪黒目の少女を主人公とする点のみ引き継ぎ、新規で制作を開始しよう。
では、また次の更新で。