特典貰って転生したけど…え?ブルアカ?未プレイ勢なんですけど? 作:如月神綺
Side アビドス
ダダダダダダダン
「ひぃん!?ホシノちゃんどうしよ〜弾がもう、痛たぁ!?」ダァン
「つべこべ言ってないで手を動かしてください!」
一発、二発と銃弾を撃ち込んでいく。相手が一人、二人と倒れたその隙に遮蔽物に隠れて辺りを見渡す
個々人の戦闘力はそこまでないが今までの襲撃と比べても数が多い、戦闘が始まってもう結構な時間が立っている。弾はもうほとんどないし、体力も限界が近い…まさか物質の補給前に襲撃にあうとは……
そう考えている最中何かが凄まじいスピードで飛んできている。方向的にここにいる奴のものでもはないとすぐに気づいた。それもそのはず…飛んできたのは銃弾でもグレネードなどでもなく、ギヴォトスでは使う人などいないと言えるほど珍しい武器…槍だった。
なんですかあの槍…まさか伏兵!?増援まで用意していたんですかあいつら
そう思ってあちらを見る。予想とは裏腹に飛んできた槍はコチラには向かわず逆にヘルメット団のいる方へ着弾した。相当力を込めたのか槍の周りにはクレーターが出来ていた。何人かがその余波に巻き込まれて倒れ伏す。…よく見てみるとあの槍、なんか光ってませんか?
キィィィン
嫌な予感しかしません。
その不穏な音を聞いてからの私は早かった。すぐさまユメ先輩の方に向かい、盾を構えてもらい遮蔽物に身を潜める。
ブシャァァァァァァァァァァ
凄まじい爆風が吹き、ヘルメット団たちは直撃した為ほとんど壊滅状態になっていた。私たちの方は特に被害はなく、学校にも傷一つついていなかった。
「?増援ではない?」
「ホシノちゃんホシノちゃん!!なんかあっちの方すごいことになってるけど…」
「とりあえずあの爆風から逃げた奴らを倒しましょう。槍の方には触れたりしないでくださいね?」
そのあとも大剣や大鎚なんかも飛んできたが私達の方へは当たらず、爆風にも巻き込まれず、ヘルメット団に集中して着弾し続けヘルメット団を追い返すことに成功した。
「あの投擲、やはり意図的にこちらを援護していた。一体誰が…」
「ホシノちゃ〜ん!今回は危なかったけど、なんとかなったね!!」
「まだですよユメ先輩、さっきの槍の持ち主が分かっていないですし、おそらくあれを回収しに来ますよ」
さきほど被弾していた頭をさすりながら、呑気にそう言う先輩に忠告しておく。こっちは何が目的なのか、誰の差し金なのかも分かっていない。正直不気味だ。何故こちらを援護するようなことをしたのか…とりあえずは警戒は解かないでおこう
「ホシノちゃんは心配性だな〜」
どうしてあなたは逆にそんな無警戒なんですか。
そうこうしていると人影が1つ遠くからコチラに向かってきた。サイズは大体180後半。黒い手袋に黒いロボットスーツを着けている様で顔は隠れている。あの見た目、もしやカイザーの?
「どうも〜こんにちは〜。なんかトラブってたみたいなんで加勢したんですけど、いらんお世話でした?」
「あっ!もしかしてさっき助けてくれた人ですか!?」
ユメ先輩が近づいていく。だから少しは警戒というものを…
よく見ればスーツにどこかの学校の校章がついている。学生だったのか、てっきりカイザーの社員かなんかかと思っていたのだが、外れですか…ではなおさら何故こんな事を…
「いやー実けゲブンゲフンたまたま通りがかっただけなので…あっ!顔見せないのは失礼か、今外しますね…」
いま実験って言おうとしませんでしたかこいつ?
そうしてスーツの頭の部分を外して見せてきた顔に私は驚いた。スーツの下から出てきたのは紛れもなく男性の顔だった。ギヴォトスにも男性はいるにはいるが、それは獣人やロボットくらいでヘイロー持ちの男子生徒は見たことがない。
「え?」
「うわぁ〜!男の子だ!ホシノちゃん、男子生徒だよ!!私初めてみた〜!!」
「あっ、やっぱり珍しいんすか?」
私は呆然としていると、ユメ先輩が勝手に話を初めていた。
「…はっ!?ユメ先輩、なに話進めてるんですか!こんな怪しい奴に」
「えぇ〜、でもラクスくんは私達を助けてくれたし…」
なぜか知らない内にもう名前で呼んでるし
「とりあえず、立ち話もなんだから場所変えよ!」
もういいです。好きにしてください……
Side out
なんかアビドスの人たち助けて話を聞くことになっちゃったぜ!あとなんか借金やら砂漠化問題やらで廃校寸前の大ピンチ!!らしい。今更だけどこう言うの他校の生徒に話して良かったのだろうか?
「というわけで現在アビドスには借金が10億近くあるんだよね〜」
「10億って普通にやばくないっすか?しかも在校生ユメさんとホシノさんの二人だけ?襲撃も受けるし、砂漠化問題も解決しないといけない……それなんて鬼畜ゲー?」
改めて考えると頭おかしいんじゃないか?砂嵐による対策に復旧費用。住民達の移転、そこに借金10億。さらにさらにその借金の利子が月数百万。学生がやるようなもんじゃねぇな!!もう笑うしかない
「最近はこれでも改善されて来ていますよ。最近は襲撃が減って来ていますし、さっきのヘルメット団は確かに多かったですが、いつもはあれよりも小規模なものしかきませんからね…」
ふーんそう聞くと大分マシか?いやマシとか以前の問題だわ。それでも借金やらなんやらがあるだろし……
「なんか大変そうだし手伝いましょうか?砂嵐とかはどうにも出来ませんけど、お金の問題なら解決出来そうですし……」
「えぇ!?流石に悪いよ!?」
「あなたそんな大金持ってるんですか?」
まじですよ?実際俺の懐は10億を超えている。黒服の実験でもらう報酬と神様からもらったもんと合わせると余裕で超えるんだなこれが。なんだったら俺が銃なんかを適当に作ればそれだけで金を増やせるんだよな…
「それに、これはアビドスの問題だからアビドスのみんなで解決しないといけないの!だからお金は受け取れない」
ユメさん……良い人すぎん?この人絶対主要キャラだな!俺の勘が言っている。
俺たちはその後互いに自己紹介やらモモトークの交換やらをした。それから今回のお礼としてラーメンを奢ってもらった。柴関ラーメン美味しかったです。値段と味が噛み合ってないだろってレベルで美味かったよ。
……暇ですなぁ。やることがございません!アビドスの二人とラーメン食ってわかれたあと、ビナーくん探しをしてたんだけど見つかんねぇんだよあいつ!今日はもう会えない日なんだな、うん。
というわけなんで暇が出来ました。なんかねぇかなー、時間潰せるとこ…
•••••
別のところ行くか。観光ついでに知見を広めに回るか!
それだといいところってどこだ?確かマンモス校って言われているゲヘナとトリニティ、技術が最先端のミレニアム、この3つがギヴォトス三代学園って呼ばれてるんだっけ?
「まずはそこら辺から行くか。でもどこ行こう、、」
うーん迷う。ゲヘナは治安が終わってるけど、まじで広いし有名なお店とかも多い。しかし治安がゲヘナと言われるほどにやばいという。
次にトリニティはThe お嬢様学校。治安も良いらしいし、ゲヘナと同じくらい広い。でも金持ち学校らしいから権力争い激しそうな気がする。
最後にミレニアム。うん、技術が限界突破しているらしい。後治安も良好。欠点?といえば、他の二校より歴史が浅いため、少し小さめの地区で、人も他の三代学園よりは少ない。
「これだけ聞けばミレニアムかトリニティなんだろうけど…」
今日試したい武器はまだまだあるし、ほんとはビナーくんに使う予定だったんだが……
「ゲヘナ行くか。賞金首とかもいるらしいし、良い小遣い稼ぎになるかも…」
そうと決まれば即出立!!いざゆかん!ゲヘナ学園へ!
流石治安がゲヘナと呼ばれるだけはある。歩くたびにカツアゲに会い、休憩していると、どこかの建物が爆発四散する。うーんこの
「ここまで来ると逆に感動するわ。治安がここまで悪くなるってもうすごいよ。狙ってやってもこうはならんぞ」
意味不明な治安レベルに感動していたらまた誰かきた。誰だね?俺は今武器の試し撃ちがいっぱいできてすこぶる機嫌が良いからね!なんでも聞いていいよ!!
「これは貴方がやったの?」
「そうですけど?」
話かけてきたのはゲヘナの生徒さんだった。
「えっと、とりあえず自己紹介します?」
「そうね。事情は後で聞くとして…私はゲヘナ学園情報部一年の空崎ヒナ。一応風紀委員会にも所属しているわ」
「俺はソルス学園一年の終創ラクス。部活とかには所属してないよ」
空崎さんは学園の名前を聞くと驚いていた。なんで?というかこの人同級生だったんだ。なんかオーラというか佇まいが年上っぽくて先輩だと思ったわ。
「えっと、空崎さんはどういう御用で?」
「敬語はいらないわ、同年代だし。それと、此処には風紀委員として暴れてる不良たちを捕まえに来たの」
あぁそゆこと。そりゃそうだよなー。アビドスとかうちのソルス学園が特殊なだけで普通はこういう委員会とかがあるんだもんなー。
「もしかしてこいつら?襲ってきたから全部倒したけど、迷惑だった?」
「いえ、寧ろありがたいくらいよ。不良たちの鎮圧は手を焼いているくらい多いから」
なんかすごい遠い目してる。よく見たら目にクマが薄っすらと出来てない?大丈夫かこの子?
「えっと、なんかお疲れ様です」
「えぇ。とりあえず事情を聞かせてくれる?」
そうして俺は空崎にこうなった状況を説明した。
「……って感じ」
「そう、これなら正当防衛の範疇だから問題ないわね」
よし、罰はないようだな。よかったー
「それと、はいこれ私のモモトーク」
ん?…え、なんで?
「え、なんで?」
「貴方これからもここに来る事があるんでしょう?不良に絡まれた時は連絡して。こっちの方が早いから」
「あぁそゆこと」
モモトークを交換した後、俺は気になっていることを空崎に聞いた。
「そういえばさ、俺の通ってる学園聞いて驚いてたけど、なんで?」
「あぁ、それについては…」
空崎の話を簡潔に纏めると、うちのような連邦生徒会の非認可の学園は数え切れないほどあるのだが、その中でもソルス学園は異質らしい。全校生徒が一人、そして数ヶ月前に突如できた学校なので他の学園の生徒たちも不思議に思っているようだ。さらに……
「連邦生徒会長が警戒している?」
「えぇ、超人と言われているギヴォトス最高権力者。そんな人が警戒しているなんて、貴方なにしたの?」
「え、怖。俺その会長って奴と面識一切ないんだけど…」
えー、まじで怖。俺何もしてないよ?強いて言えばビナーくんをボコったり、黒服さんの実験に協力したり…
「いや、まじでなにもしてないはずなんだが…」
うん、結構やばいことやってるかもだけど、別に警戒されるようなことなんて……
「そう、まぁ私は別にどうでもいいんだけど…」
「適当すぎね?」
空崎さんや、あなた適当すぎませんかね?一応その警戒対象?的な奴が目の前にいるのにどうでもいいって…
「それじゃあ、私はまだ仕事が残ってるから」
「おう、じゃあまた何処かで。今度会う時は飯でも食いに行こうぜ」
「えぇ」
そう言って空崎は翼を展開して、この場を離れた。
「…次は空飛べるもん作るか」
それにしても連邦生徒会長ね、、、近い内に会いに行ってみようかな?