ブルーアーカイブの世界に機械として転生したと思ったら人工生命体だった 作:公開
突然の来訪者を前に、俺はいつでもこいつを排除できるように構える。目の前の来訪者は明らかに人間ではない。ならば先ほどのロボットかと言われると、それも違う。ハッキリ言えないが、コイツはあまりにも異質だ。
「落ち着いてください。私は、貴方に危害を加えるつもりでここに来たわけではありません。」
…なら、何が目的だ?それと何故俺が考えていることがわかる?
「クックック、何故あなたが考えていることがわかるのか、それは企業秘密とでも言っておきましょうか。…そう警戒なさらずに、私はただ研究をしたいだけなのです。」
研究だと?
「ええ、あなたが持つ性質…神秘を無意識の内に取り込み、それによって生命を維持している…我々からすれば、非常に興味深い。ソレと同時に、貴方は未知の技術で造られています。はっきり言って、キヴォトスではそのような技術は存在していませんでした。」
未知の技術はおそらく先ほどの…
だが、神秘とやらは何だ…というかそもそも、お前は誰だ?それを聞かなければ話にすらならない。
「失礼、名乗るのが遅れました。私はゲマトリアの黒服と申します。以後、お見知り置きを。」
ゲマトリア…か。それで、研究ってのは一体何だ?
「ゲマトリアは、"神秘"についての研究を行っています。神秘とは、このキヴォトスの生徒に宿っているものであり、僅かと言えどキヴォトスの大気中にも含まれているのです。」
なるほど。…要は、俺は無意識にソレを取り込んでるってことだな?
「その通りです。そして、あなたが取り込んだ神秘は生命維持に使われるだけでなく、生命維持に必要ない余分な神秘を使い、自己強化をしている…」
「それを何度も、何度も、数千、数万回繰り返していけば、かの暁のホルスすら上回る神秘を保有することになるかもしれないのです。」
…暁のホルス?それは何なんだ?
「暁のホルスとは、私が契約を結ぼうとしていた小鳥遊ホシノさんのことです。…が、あなたは知らないでしょう。」
…まぁいい。それで、俺を研究させてほしいと?
「ええ。ここは一つ、契約をしませんか?
このキヴォトスについてのあらゆる情報を貴方にお伝えしましょう。その代わり、たまに私の実験に付き合ってもらいますが…貴方なら耐えれるでしょう。」
断る
「…何故?これはあなたにとってもメリットが大きい筈です。」
情報だけなら、お前から教えてもらわなくたってあの人達から教えてもらえるからだ。
「あの人達というのが誰を指しているのかは気になりますが…」
それに、そもそもお前みたいな胡散臭いやつと契約を結ぶ気はない。分かったら帰れ。
「クックックッ…手厳しいですね。」
正直、お前は一番信用できない。
「…いくつか質問をさせてください。
貴方はこのキヴォトスで、何をなさるつもりですか?」
何をする、か…そんなもの、この世界を生きるだけだ。
未来で何が起こるかにもよるがな。
「では…無名の司祭、色彩、無も無き神々
これらの言葉に聞き覚えは?」
…いや、無い。
「そうですか。しかし、おそらく貴方は…いえ、何でもありません。
…我々ゲマトリアは、貴方をずっと見ていますよ。」
観察だけなら幾らでも好きにしろ。ただし俺に直接何かはするな
「対峙してみて分かりましたが…アレは予想をはるかに超える存在です。アレの体内には、凄まじい力を持つ何かがある…崇高に近く、されども全く異なる物、恐らくそれは…」
「何かしらの異界の神の力の一部」
「…先生、近々、貴方はアレと遭遇するのでしょうが…果たしてアレにどのような影響を与えるのか…その全てを観測させてもらいますよ…クックック…」
ゲマトリア…か、信用ならんな。憶測だが、自らの研究、探究のためならたとえ子供だろうと犠牲にしそうなやつらだ。
だが、さっき黒服から聞いた話は、なかなか興味深いものだった。
俺はどうやら無意識に空気中の神秘を吸収。それを栄養源にしているらしい。しかも、生命維持に必要な分より多く取り込めば生命維持に必要ない余剰分を使って強化しているようだ。
正直、ドラクエ産モンスターであるヘルゲゴーグにそんな機能があったとは思えない。神秘を精神エネルギーと仮定すれば筋は通るが…そもそもヘルゲゴーグが精神エネルギーを吸収するのはツノの宝石から吸収対象に向けてレーザーを発射するという工程が必要のはず。
だから、これはいわゆる転生特典、もしくはたまたま俺が転生したヘルゲゴーグが変異した個体だったという線が濃厚だろう。
…ハァ…疲れた。
とりあえず今日はもう寝よう。
主人公が使える特技
ツインクロー
マインドドレイン?
現状、パヴァーヌ2章までは掲示板形式でサラッと流すのではなく、しっかりと書こうとしているのですが、ここで皆さんに質問があります。パヴァーヌに主人公以外の転生者は…
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