曇り時々曇り
今朝も叱責される夢を見て目が覚めた。
毎日毎日、見知らぬ人に指を指されたり、暴言を吐かれる夢を見て、寝汗と共に目が覚める。
幼い頃から、気が付くと周りに人が集まっているタイプだった。
誰かを笑顔にするのが好きで、誰かに喜んでもらえるのが好きだった。自分が辛くても、誰かが笑顔でいられるならそれで良かった。私と会ったことのある人にはきっとわかってもらえると思う。
おっちゃん、おばちゃんと話すのも大好き。おじいちゃんやおばあちゃんも大好きで、歩くのが大変そうにしていれば車に乗せて勝手に送迎したり、泣いている子どもがいたら声をかけてしまう。困っている人がいたら手を差し伸べずにはいられなかった。
人が嫌がることでも「誰かがやらないとならないんだから」と率先してやる性格なのは、おそらく亡くなった父譲りなのだろう。
「自分が嫌な役を引き受け、誰かが救われるならそれでいい。」
そう思って生きてきた。
そう思って生きてきたが、まさかこんな目に遭うとは思っていなかった。
中学時代、新聞配達とお年玉をコツコツと貯め、卒業と同時に親元を離れ一人暮らしを始めた。厳しい部活とバイトを掛け持ちしながら高校を卒業した。苦労も多い人生だったが、コツコツと真面目に、必死に生きてきたつもりだ。
9月3日、「この業者は金銭受領後に業務を怠った」「データの提出を拒んでいる」などと、まったくのデマを公表された。
業務を怠った?この数ヶ月間休みなく必死に働いてきた。
「本業の作業がある」と伝えても「この作業をやってから本業にいってください」と言われ、作業が出来ず、収入も途絶えた。徹夜で作業をした日も何日もある。膨大な資料を作成するために1日しか外出できなかった月もある。何よりクビにされる数時間前にも資料を送っているではないか。私だけではない。Bさんも数ヶ月間必死に力を貸してくれていた。
データの提出を拒んでいる?「業務を怠った」のならデータなど存在しないはずだ。それどころか、7月16日に一方的にクビを切られて以降、現在に至るまで連絡はきていない。
正確には、8月4日の理事会の場で、電話をスピーカーで繋げられ、複数の人間が同席する中、ペンをカチカチと鳴らし、時に机を叩きながら「貴方のせいで裁判に負ける」「その責任は貴方にある」「貴方は嘘つきだ」「嘘をつけば責められるに決まっている」などといきなり威迫され、嘲笑された。
それにも関わらず、その後も音沙汰がなく、あのデマが公表される直前の9月2日、「ご無沙汰しております」と初めて弁護士からメールが届き、さらに弁護士連名で理解不能で不可解な文書が送られてきた。それらを見たのは自殺を図り、退院をした後だった。「要請をした」という既成事実を作りたかったのだろう。
クビになる直前にも資料を送っているのにも関わらず「何週間も仕事をしてもらってない」と嘘を吐かれていたことも、連絡もないのに繰り返し繰り返し「内容証明を送れ!」「法的措置を取れ!」「訴訟だ!」「今すぐ決議を!」と騒がれていたことも知っている。
あらゆる人物の悪口を吹聴して私を孤立させたように、全く無関係な私との私信を切り取ってBさんに送りつけ、「Aがいかに嘘つきか」と吹聴し、Bさんとの仲を切り裂き、Bさんを孤立させたことも知っている。
それらの嘘やデマがきっかけで、本人の知らない「A」という人物が誕生し、「A」の本体であるはずの自分は死んだ。
ある人はAについて触れること自体が恐ろしいと言う。noteを書けば「異常な回復力」「医学書に載るレベル」などと言われる。かと思えば、「元々メンタル疾患の持ち主だ」など事実無根なことを言われる。メンタル疾患と戦っている方々だって好きでなったわけではない。
実在しない「知らない人」にされる。私はここにいるのに。実在しないのにも関わらず、生活に困窮していた悪徳業者になったりもする。
私が行っていた作業を知らない人達によって「無能」「ポンコツ」「そもそも技術がない」「能力がないくせに受けたのが悪い」などと言われる。
私が行っていたのはデータベースの管理だけではない。タスクの管理や膨大な量の文書作成など多岐に渡る。取得していたのは150名を超え、文書の作成も1人や2人分ではない。しかも、それぞれに何種類もの作成を行わなければならない。さらに、データを提供していたのも例の2人の弁護士だけではなく、6人の弁護士にデータを提供していた。
以前は心を通わせてたはずの人達にまで、過去に「A」の本体であったはずの自分が考えもしないようなことを言われる。自分が「A」なのか「A」ではないのか、自分が誰なのかがわからなくなってくる。
24時間、悲しみは途絶えることがなく、自分の周りだけドス黒い悲しみの雲のようなものがかかっていて、どうしても振りほどけない。内側から打ち破こうとしても、手を伸ばすとその分厚い雲も一緒にふわりと動いてしまう。
このドス黒い雲の中はとにかく息が苦しい。
雲は頭の中にも侵食し、思考がざわついて止まらない。
頭の中があまりにもうるさくて、壁に頭を打ち付けるのを何度止められたかわからない。あんなに好きだった料理も、包丁を握ると「このまま首に突き立ててれば・・・」と考えてしまう。
何もしていないのに涙が勝手に溢れてくる。
左耳は聞こえないままで、音がどこから聴こえているのかがわからない。
インターホンが鳴るのが怖い。ポストを開けるのが怖い。人の声が怖い。スマホが光るのが怖い。
いつも手を差し伸べてくれ、優しくしてくれた人達にもこのドス黒い雲が乗り移ってしまうような気がして、差し伸べてくれた手からも逃げなければと考えてしまう。
姉のように慕い、時に電話で怒鳴りつけられるほど厳しく、時に優しく、愛を持って接してくれた人や、異国の地で自身が命がけで生きているのにも関わらず、いつも気遣ってくれた人、辛いときには「一緒にギター弾こうぜ」と気を紛らわせてくれた人、いつも大好きなわんこの写真を送ってくれた人、一緒に酒を飲みあった兄のような人、同郷の仲間、他愛のない話や多くを語り合った優しい人たち・・・
私にとって大切な人たちだから、その人たちを傷付けないように、私はその人たちから離れることにした。
このドス黒い雲が晴れる日は来るんだろうか。
「A」から自分に戻れる日は来るんだろうか。

