唐木元

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唐木元
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Joined April 2007

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Mrs. GREEN APPLE「コロンブス」のMVを見ました。曲の良さと裏腹にとても問題の多い映像だと感じました。なお公表されているMVのストーリーは「時代の異なる偉人たちが一緒に旅をしたらという想像の物語」「道中で500万年以上もの時を越えて出くわした類人猿たちとのホーム・パーティー」というものな
コロナでいちばん恐ろしいのは人間社会の「実はこれってどうでもよくね?」をつぎつぎ炙り出していったところで、私たちの日々のよろこびや豊かさの多くはどうでもいいことによって構成されているので、どうでもいいことから死にゆき、結果的に心が死んでいく。
両親、認知症が火災待ったなしレベルまで進行したので50年近く住んだ家から引き剥がしてこぎれいな老人ホームに移ってもらったのだが、一瞬で気力体力ともに弱り、鬱病のなか死んでいったので、たとえ思考実験でも移住したほうがいいとか言えなくなってしまった。
日本のコンビニでデザートとか買ってる人、間違いなくアメリカの富豪より美味いもん食ってると思う。
読ませるWikipedia記事トップ3といえば「三毛別羆事件」「岡田更生館事件」「地方病」でファイナルアンサーになってると思うんだけど、この中だと岡田更生館の知名度がいちばん低い気がしていて、でもいま起きてることといちばん響き合うのが岡田更生館事件だと思う。なのでまだの方いたら、ぜひ。
ホールフーズ店内、首にカード提げた黒人ばっかり。彼らは客でも店員でもない。amazonプライム経由の買い物代行スタッフ。普段もぱらぱらとは見かけるけど、いまやフロアの多数派だ。デリバリー料金さえ払えば、買い出しによるコロナ感染リスクを、低所得層にアウトソーシングできるということ。
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正直10万くらいで受け取る受け取らないって、泰山鳴動とはこのことだよ。みんなもっと国に対して厚かましくなる必要がある。このまま自宅待機がズルズル続けば、100万200万と受け取らないと立ち行かなくなる人がいっぱい出る。日本国民として堂々と要求して堂々と受け取る練習が必要だと思う。
とんでもないバカげたことが現実に起こりうる、と知ったのは地元にモノレールが開通するとき、「JR駅に直結させたら地元に金が落ちない」という理由で北と南にそれぞれ200m離れた場所に駅ができたときだ。毎日3万人以上が200m無用に歩かされ、だからといって彼らがいくら余計に金を落としているだろう
こないだ突っかかってきた若い子が「著名な思想家の意見ばっかり紹介してるけど、自分の考えはないんですかwwww」って言ってきたんで呆れたけど、ねえよ。自分で考え出したことなんてそうそうあるわけねえだろ。この単語ひとつひとつ他人からインストールされたもんだ。人類史なんだと思ってんだ。
象印よ。お前のところの水筒は最高だ、世界一だと断言してもいい。だから象印よ、お願いだから塗装にパールラメを混ぜないでおくれ。なぜ! どんな製品の! どんな色にも! 女子供はパーリーにキラキラさせときゃいいんだ的な! 舐めくさったパールラメを入れてくるのか。怒りで毎日捨てそうになってる
おれはこんなろくでもない人間だけど痴漢絶許マンで、それは10代に何度か痴漢にあって、ほんとに恐怖だったし屈辱的で魂を蹂躙されるような体験だったからなんだけど、だからといって痴漢の卑劣さを理解するために痴漢に遭う必要もないと思うから、経験のない人にどう伝えたらいいのか考えてしまう。
人類、女性は所有物ではない、女性も人間だってことになってまだ歴史が浅いので、残念ながらたくさんのバックラッシュが数百年は続くだろうけど、1000年後にクソ男社会が滅んで社会になっていることを望む。同様に白人以外も人間である、という歴史も浅いし、子供も人間である、という歴史もまだ浅い。
これは私の話と関係なく、いい大人になってもすごく簡単なことがわからない人があまりに多いのでここに書いておきますけど、「不可逆的な悲しみに直面してる人」にまずかけられるのは「たいへんでしたね」くらいですよ。その他は全部アドバイス罪で一斉検挙。道徳の時間とかで教えたらいいと思います。
友人たちには耳タコな話なのだが、私が希死念慮のただなかにいたとき、1週間ぶりに外出してコンビニ行ったら、彼氏のビッグスクーターのケツに乗った広末が半キャップ被って登場して、それがあまりに生命力が横溢していて、なんか生きる希望が湧いてきちゃって死なずに済んだ。ド他人だけど恩人です。
>RT これは「ブラックミュージック」「黒人音楽」という呼称まで含めた大きな流れのひとつとして、ターニングポイントになりそうなニュースだ。何度も書いてるけど、アーバンが「黒人の」という意味を強く持つことは、自分も渡米するまで知らずも辞書的なアーバン=「都会的な」だと思い続けていた。→
昔トミノがどっかで「グラビアにせよ萌え絵にせよ、異性と目が合った図像が世に溢れている。意中の異性と目が合う瞬間など人生に数度もないのに、その貴重な瞬間を大量に消費し耽溺することで、人生に対する感度が鈍化している(大意)」と語っていて、これは現代的な図像論として的を射ていると思う。
おれがいちばんトキシックマスキュリニティというやつを痛感したのは、アメリカにはかなりの数「運転中に方向指示器を出さない人」というのがいるんですが、あれが怠惰というより「方向指示器を出すのはなんか女々しい」という心理によって駆動されているということがわかってきたときです。
タトゥー入ってない人が社会的にどう見えてるかと言えば、いい歳こいてタトゥー入れたいモチーフのひとつも持てなかった寂しい人生を送ってらっしゃるんだな、と。そういう見地もあるんですよ、世の中には。
寝て起きたらバズってたんですが、「取り返しのつかないことに際して悔恨を抱いてる人」に対して、こうすりゃよかっただの、そうしなきゃよかっただの、仕方がないだの外野から言い放つのって端的に言って人でなしだと思うし、そういう人ががあまりに多くて驚いています。これがお茶の間ってやつか?
おれがニューヨークの地下鉄で美しいと思うのは、扉が閉まるときすでに満員だと、相当数の人が乗るのを諦めて次の電車を待つところです。急いでない人なんていないんだよ、出勤時なんだから。だけど、ぎゅうぎゅうに詰め込まれるという行為が人間の選択肢に含まれていないので、当然のようにそうなる。
「見た者を不愉快にさせるなんて芸術じゃない」「きれいでみんなの心を和ますのが芸術」「プロパガンダだから芸術じゃない」みたいな明確に誤ったアート観がポピュラリティを得ていることに頭を抱えたけど、これは謎でもなんでもなくて義務教育の産物だろう。そういう教師、いたもの。複数人いた。
読みやすい文章を書きましょう、みたいなことで金をもらっていたが、社会を悪くしたかもしれない、と思うときがある。少なくともアメリカでは読みやすい文章=バカの食べ物であり、インテリの食べ物たるためにわざわざ読み下しづらい修辞を用いるのが儀礼で、それを読みこなせるのがインテリの定義だ。
「ベビーカー様」というネットスラングの存在をいま知って、途方に暮れている。もうなんか、取り返しのつかないところまで人心が荒んでしまったようにすら感じる。たとえ思ったとしても口に出すべきではないことはたくさんある。
もっとも尊敬する漫画編集者のひとりMさんが、突然ブログを立ち上げ長年のノウハウを書き付け始めました。その背景にある感情も想像できるけどここでは措いといて、言いたいのは、こんな役に立つことがただで読めるんだから漫画関係者は必読ってこと。ameblo.jp/17710419mmm/en
私はいま海外で外国人として暮らしていますし、東日本大震災のときフィリピン人のお姉さんたちが避難所や配給から排除されているさまを目の当たりにしているので、能登で暮らす外国籍の人たちが援助や福祉のネットワークに日本人と変わりなく包摂されることを強く望んでいます。
ちなみにどこで無力さに気づいたかというとAmazonレビューで、表紙に文章が苦手な人向けって書いてあるのに「(私のように)文章が得意な人間には低レベルな内容」というレビューが付き始めた。これが「書くのが得意という自意識を持った文章が読めない人」というグループの存在を思い知らせてくれた。
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唐木元
@rootsy
前の仕事のとき文章力の本を出したけど、出してわかったのは書けない人が多いのではなく読めない人が圧倒的に多いという現実で、その現実の前では書き方なんて無力も無力だ。読みだとよく論理トレーニング101とか薦められるけど、世の中に必要なのは正直、出口式だと思う。ろんりエンジンから始めよう
ジャニオタの人の被害者叩き見てきた。被害者叩きは日本の原風景なので見慣れてしまっているのだけれど、驚いたのはみなさんとことん金の話ばっかだなってとこで、ほんとに一から十まで金、金、金の世界、金に魂を乗っ取られてしまった人たちなのだなということがよくわかった。
何かを訴えている声に対して「なんでそのときに言わなかったんだ」という論調がとてもイヤで、なぜかというと単純に体験として、そのときはことの意味がよくわからなくて笑って調子を合わせてしまったりこれでいいのだと納得してしまったりうやむやに済ませてしまったことがあるからだ。ないんかな?
語学も、スケートボードも、楽器演奏も、ルービックキューブも、いまや大チュートリアル時代である。上達のプロセスはすっかりドリル化されており、プログラムをこなしさえすれば誰でもある水準までは必ず到達できるようになった。民主的で、科学的で、魔術の介在しない、みなが望んだ世界である。が、
ひろゆきが収益化の道筋を示したことにより、youtubeのあらゆるジャンルで切り抜き動画チャンネルが大増殖しており、当然ながらことさら扇情的な断片のみ切り抜かれていくため、情報のファスト化とコンテクストの死とセンセーショナリズムの跋扈と、全方位的に最悪なムーブメントとなっている。
子のクラスメイト、金持ち勢のバースデイパーティが映画館貸切、水族館貸切、ブラスバンド招聘などエスカレートの一途を辿りつつあり、そうすると互酬性を気にした庶民勢が気後れして行かなくなり、結果的にクラスが所得によって分断されていくというプロセスを苦々しく眺めている。
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ので、以下に書くことはすべて「制作者の意図と異なりこう見えてしまう」という話になります。主に3つのトピックについて触れていきます。 1;植民地主義と奴隷制の肯定 冒頭、コロンブスとエジソンとナポレオンは南海の島で(0:01)暮らしている類人猿を「発見」します(0:16)。史実上コロンブス
これまで商売にとってはノンポリが最善手の処世術だと思われてきたけれど、ノンポリがリスクになるということが顕在化したのではないだろうか。
成田悠輔って人のことをほんとに危険だと思ったのは「日本は(幸福度世界一の)コスタリカを目指せばいい」って発言のときで、あれは集団自決のときみたいな逃げ道も作らずガチで言っていたし、コスタリカを目指すってことがどういうことなのかもわかって言っていた。売国奴ってのは彼のことだと思う。
昭和のガチャガチャのことを「物理ガチャ」って書いてあって、いま言葉が変容する瞬間に立ち会ってる!って思った。
この2ヶ月、まったく関わりのなかったチャイナタウンのおじさんたちと挨拶したり情報交換をするようになったが、驚くべきことがたくさんあった。まずほとんどの人が英語しゃべらない。情報交換するにも「トゥデイ、フィッシュ?」「ノーフィッシュ」「ヒア、グッド?」「ノーグッド」レベル。さらに→
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もありました。 3:日本人による白人コスプレ 1、2は「こらアカン」という感じですが、これは良し悪しの話ではなく気味悪さの話ですが、私たち日本人はいまだに白人の差別主義者からイエローモンキーと名指されることのある民族であり、ジパングを目指したコロンブスからすると征服の対象です。そ
これ誰も信じなくていいんですが、いまグラセンでストリートギグやってたらカニエがきて20ドル置いてった。無言だけどペロッとマスク外してカニエだよってこっそりアピールしてくれたので気付いた。こんなことあるもんだねえ。
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が発見したのは西インド諸島なので、そこで暮らしていた先住民が類人猿として描かれている印象を与えます。 発見後、スペイン人は先住民を人間より下位な猿に近い存在と位置付け、彼らを大量に殺戮しました。また疫病を持ち込み大量死させ、労働力として使役しました(エンコミエンダ制)。人力車を
とうとうトランプが公で市民をアニマルと呼んだ。もう何が起きても驚かないつもりだったが、とても喰らっている。
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類人猿に引かせている(0:30)さまは、使役される先住民の姿を強く連想させます。 またナポレオンが類人猿に軍隊的敬礼を教えるシーンがあります(1:45)。これは南北アメリカ大陸において奴隷が労働力としてのみならず兵力として使役された史実を想起させます。 2:ヨーロッパ中心主義の肯定 PV中
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で、ベートーベンが類人猿に西洋音楽を教え(0:33)、ナポレオンが類人猿に乗馬を教え(1:20)、またコロンブスが類人猿に文字、天文、航海術を教えるシーンが登場します(2:17)。 これらの描写はヨーロッパ文明がそれ以外の遅れた世界に対して絶対的優位性を有していると考える西欧中心主義を補強し
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れが白人の偉人のコスプレをして類人猿とパーティをするというのは、どうにも倒錯的というか、グロテスクに感じます。何か大きな勘違いがあるのではないでしょうか。 4:よくわからないこと 偉人たちと類人猿たちは一緒に「MONKEY ATTACK」という架空の映画を観ます(2:00)。このタイトルがMARS
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まあうちも普段からデリバリー使ってるんだけど、ひとたびこういう社会状況になると、単純に依頼する人とされる人という以上の意味が宿ってしまう。弱者サイドはこういうとき、報酬に含まれないリスクに否応なく晒されることになる。台風の日のピザにも似ていて。
私ある時期ニコ動でポップソングに「ここ好き」と付けられたタイミングに傾向がないだろうかと気にしていたのだが、特に和声的な技巧に固まっているとかはなく、敢えて言うならメロディの最高音付近に集まっていることに気づいてしまい、やめた。
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吸い雲
@maruomarukido
「J-POPをその場で耳コピして演奏する」みたいな配信を見てると、王道進行とかJ-POPのクリシェ的なものが出てきたところで「いい曲…」みたいなコメントがいっぱい流れるので、なんやかんや大多数の人は”そこ”でいい曲と思うんだよなという学びがあった
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ており、どの文化もそれぞれに尊重されてしかるべきと考える文化相対主義の見地からは批判されるものです。 0:54にはヨーロッパ人と類人猿たちとの写真撮影シーンがあります。植民地においては現地人や奴隷を従えたヨーロッパ人の記念写真や肖像画が多く残っており、また写真は進んだ西欧文明の象徴で
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ちなみに痴漢してきた人は男も女も普通に殴りあえば勝てるような何でもない人だったけど、実際に遭ってしまうと驚きと恐怖に支配されてフリーズしてしまう。そしてフリーズしてしまったことにさらに自分で衝撃を受けて無力感に包まれてしまう。だから痴漢だって騒げる人はほんとうに強くて尊敬する。
行くならここ一択、というマッサージ院があるのだけれど、中国人のマッサージ師には全員英語名が付けられていて、それ自体はどうってことないのだが、辞めた人の英語名を使い回すので「ジェイムズです」「え、ジェイムズ? そう……あなたが新しいジェイムズ…」みたいなSF感覚に包まれることがある。
私はもう「もっと上手く親を死なせてあげることができたのではないか」という後悔もだいぶ癒えましたし、そのことについて長い時間考えをめぐらせたのでショックも受けませんが、いままさに悲しみのなかにいる人に対してもこういう言い方する人が大量にいるんだとしたら、ほんとに残酷だと思います。
フジロック、今年開催した判断について私は支持しないけれど、補助金が出るか出ないかでもらう側を批判するのはおかしい、というか恐ろしい。補助金が出される基準がおかしいと思うなら基準を作った者を批判すべきだし、満たすべきコロナ対策がおかしいと思うなら対策を設定した者を批判すべき。
ボストン茶会事件の現場跡には、25ドル払うと「ボストン港をティーポットにしてやる!」って叫びながら茶箱を海に投げ捨てられるアトラクションが用意されているのだが、普通に考えて気が狂ってるし、あと投げ込まれたあと縄をたぐって茶箱を海から引き上げる係の人の虚無感がすごい。
北村さんが斬っても斬っても「女に映画はわからない」「女に映画が観れるはずがない」「女は映画を観ていない。その能力がないからだ」というおじさんが湧いてきて、その層の厚さを見せつけてくれるのすごいな。なんか、別の村にいた自分には想像もついていなかった。
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ちなみにこういう話すら人前でするのははばかられて、なんでかというと「昔は可愛かった自慢ですか?」みたいなことを言われるからだ。これは男からも女からも言われたことがある。
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正確には「女々しい」と「優等生くさい」のミックスなのだが、こういうくだらない話は本を紐解いてもほとんど書かれていなくて、いちいち現場で少しずつ聞き集めた結果わかってきたことだった。
ホットヨガが流行したとき、整体の先生が「あれはすごく効きます。だからうつ病になる人が増えると思います」と教えてくれた。強い効き目があるものは効果が切れるとき、平常への落差もまた大きい。人間のメンタルは、その着地の衝撃で傷ついていく。「これ効いてんのかな?」くらいで丁度いいのだと。
結局のところ何もしない、する気もない人間が自分を正当化し後ろめたさを解消できそうな材料として流布させてるのがボランティアに行くな論なのだと思って眺めています。
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こういうのって共感性が低いとか他人の気持ちがわからない人とかあんまり関係なくて、傾聴ボランティアとか被災地支援とか参加すれば最初にマニュアルとして習うことなので、社会活動みたいなことと無縁な人がどれほど多いか、コタツ軍師がどれほど多いのかという話として捉えています。
金井冬樹さんのステッカー、いい。色を取り返せってこと。色を奪うなよ。
The image is a sticker designed by Fuyuki Kanai, featuring a cartoon character with a cheerful expression, wearing a shirt that says "NO RACISM". The background is orange, and there is Japanese text on the left side of the image. The post text mentions that the sticker is good and emphasizes the message of reclaiming color and not taking away color, which aligns with the anti-racism theme of the sticker. The sticker is presented on a wooden surface.