ブルーアーカイブRTA 称号「崇高」獲得まで 作:ノートン68
お待たせいたしました。
明けましておめでとうございます。
ギリギリのお年玉投稿ということで。
長らく愛読してくださった読者の皆様、本当にありがとうございました。
本作もいよいよ佳境に入りました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
「先生、オペレーター衣装が完成したよ」
【おぉ……!!】
「ねぇ、これって本当に必要なの!?」
あーもう最悪だよ。
衣装作成に伴い素材提供したので全員分の好感度は上がりましたが……。
チャート通り動けないのはストレス溜まるのでカスです(憤怒)
オペレーター陣がお着替えしました。
残念ながら(ミケちゃんとAL-1Sの衣装チェンジは)ないです。
因みに着用者のバイタルチェックが可能だったり、各属性に対して耐性があったりと中々に高性能です。
でも防水性能は絶対要らないと思うんですがそれは。
【それじゃ、出発しようか?】
・出発しますか?
※後戻りは出来ません。
おう、あくしろよ。
こ↑こ↓は当然出発を選択します。
もうやるべき事はパパパッと、済ませちゃってるんでね。
後は当たって砕けろです、砕けたらダメか。
・起動装置にシッテムの箱が装着される。
・次の瞬間、うんとも言わなかった機器たちが起動した!
「メインコントロールシステムの稼働、確認!」
「その他の通信システム、演算システムもオールクリア!」
「発進準備完了!先生、発進の号令をお願いします」
【ウトナピシュティムの本船、発進!!】
問題ないな、ヨシッ!!
本船で敵陣に突っ込む♂にあたって発生するイベントは2つ。
ひとつは《ATRAHASISの箱舟》の次元が変わってしまうイベント。
そしてもうひとつが、
・突如、空間に穴が空いた。
・出てきたのは恐怖化したホシノであった。
チャートによっては、シロコ以外もテラー化するので、デスモモイとか毒ユウカとかも見れます。
コイツら普通に強いし、本船のメインエンジンをやられると詰むので基本はカスイベントです。
ですがご安心を。
「どうしてアイツが先生と──」
「ほ、ホシノ先輩?」
その為の
テラー化生徒と関係性の深いキャラ。
つまり、このゲームにおいて好感度の高いキャラをメンバーに入れているとスキップできます。
カズサテラーの時は戦力的にも、いやーキツかったっす(3敗)
「ッ!?なんで……」
「待て!!」
・予想外の状況だったからか、ホシノテラーはすぐに穴へと戻って行った。
・穴はすぐに閉じようとするが、ホシノが追いかける。
あっおい待てい(江戸っ子)
ワープの穴が塞がる前に向こうに行かれると、テラー化生徒とプレナパテスに出会います。
ホシノという最高戦力のひとつがワンチャン消えちゃう(比喩にあらず)ので全力で止めましょう。
あっ、そうだ(唐突)
大事な事を伝え忘れてました。
プレナパテスの正体はテラー化生徒のいる世界線の先生ですよ。
なので運がいいと返してくれます。
運が悪けりゃ、ホシノはほぼ確実にロストです。
ホシノという戦力を落とすのは痛いし、アビドス生徒達と先生のストレス値も急上昇します。
・ホシノの首根っこを掴む。
「離して!!」
・「落ち着け」
おめぇ、1人で突っ走らないって約束したんじゃねぇのか(憤怒)
教えはどうなってんだ、教えは?
これには説教タイムです。
ミケちゃんが怒っても効果は薄そうなので先生たちに任せましょう。
「……ごめん、また1人で突っ走るところだった」
ヨシッ!
ちょっとタイムロスかもしれませんが、この程度ならノーダメージです。
なんなら、先生がホルスに会うフラグが立ったのでアドでさえあります。
ホシノテラーと会わずに攻略すると、ボス戦すっ飛ばしての攻略完了!になる可能性が微レ存します。
今回のチャートでは生徒が攫われてないからしょうがないね?
そうなるとせっかく準備したのに崇高を観測することが出来ずタイムは爆上がり。
文句なしの再走案件です。
……チラチラッ
結構な時間を飛行したはずですが、先生はまだ倒れてませんね?
本来なら王女と鍵が乗ってるので、彼女たちへの攻撃を先生が肩代わりする筈なのですが……。
エリドゥでの働きが生きてるなら、苦労したかいがあったという物です。
・体調を尋ねる。
【え?大丈夫だけど……】
・「なら良い」
体調管理、ヨシッ!
信じられるか?これ、おっさんずラブなんだぜ?
ノンケニキ達が見たら発狂もんですよ。
え、TSは精神的BLでホモじゃないって?
あぁ、そう(無関心)
……そろそろかな?
・突如、機械から煙が上がる。
「なっ、何事!?」
「多次元解釈システムにエラー発生!《ウトナピシュティムの本船》の状態が、敵陣と一致しません!」
キマシタワー、2つ目のイベント。
前に話した通り、これを解決しなければガメオベラです。
それを解決するための王女と鍵なのですが。
「あの方舟と私達は、ほぼ同一の権威を持っています」
「宣言、つまり当機達の出番という訳です!!」
「ケイちゃん……?」
これなら問題は無さそうですね!(特大フラグ)
事が起こる数分前、AL-1Sとケイは2人きりになっていた。
勿論ゲーム開発部達が監視しようとしていたが、他ならぬケイの申し出によって周りには人気がない。
以前その命を狙われたケイであったが、今でも王女を思うその献身は変わっていない。
変わってない……のだが、どう話しかけたらいいのか分からなかった。
既に王女から敵意はなく、険悪という雰囲気でもないのが更にもどかしい。
「確認、体調に問題等はありませんか?」
「えっ、……大丈夫です」
「そうですか……」
「……(あぁ〜!私の馬鹿〜!!)」
気まずい!
せっかく王女から話しかけてくれたというのに、チャンスを不意にしてしまった自分に悪態をついた。
これなら人気のいる場所で話してた方がマシだったかもしれない。
お互い無表情だが、少なくともケイの内心はグチャグチャであった。
なにか話さなければ……。
「あ、あの……」
「質問、エリドゥで命を狙った事をまだ気にされていますか?」
「──いいえ、確かに当初はショックでしたが……あの件がなければ今の私は居なかった」
ケイも最初はKeyであった。
このキヴォトスを破滅に導く王女の助けとなる為、最初こそミレニアムで暗躍しようとしていた。
だがケイは人の心を知ってしまった。
クソゲーを通じて理解できないものを理解したのだ。
不要だと、アーカイブ化する生徒達と交流した事で彼女達の存在が尊いものだと認識した。
その結果、大切なものにゲーム開発部が先生が入ってしまいバグを起こした。
「命を狙われたというのに烏滸がましい話かもしれません。結局、私が鍵という役割から降りきれてないのは貴方との繋がりを断つのを恐れたからでしょう。再度、貴方から狙われたとしても、嫌いにはなれないでしょう。出来ればやめて欲しいのが本音ですがね?」
襲われても文句の言えない理由があったのも事実。
それを加味しなくても、ケイは王女に怒りを抱く事はなかった。
彼女にとって王女は1番目であった。
しかし今は違う。
「ですが、
「………」
「(しまった、つい本音が!?)」
「理解、貴方にも大切なものが出来たんですね」
「(あれ、笑ってる?)」
先程まで機械然とした態度であったAL-1Sが微笑んでいるではないか。
ある意味では敵対宣言とも取れる発言をしたのに、纏う雰囲気は穏やかなものに変貌した。
「吐露、オーナーは大丈夫だと仰ってましたが、当機は貴方を信用していませんでした」
「ゴハッ!?」
「ですが先程の言葉で理解しました。貴方はKeyではなく依星ケイなんだと」
「王女……」
今まで冷たい態度だったのも警戒していたから。
敬愛するオーナーが太鼓判を押していても、警戒するのが自分の役割だと思っていたからだ。
だって、彼はよくガバを起こすのだから。
対するケイはわだかまりが溶けるのを感じた。
今なら、できる。
この場には無名関連は関係なく、ただ2人の少女が居るのみ。
ケイは王女の目をまっすぐ見て発言した。
「王女にとって、大切な人は居ますか?」
「回答、オーナーです!きっと親という存在がいるなら、オーナーがそれに当たります!!」
AL-1Sが目覚めた時、彼女の記憶は真っ白であった。
自分が何者か分からず、何をすべきかも分からない。
無垢であり、さながら赤子のような情緒しか持ち合わせていなかった。
ケイが初めに交流したのがゲーム開発部なら、彼女が最初に交流したのがオーナーであった。
想定外の出来事があったとはいえ、自己紹介も儘ならないままに半ば拉致する形で仲間に入れられたのだが、彼との関係は未だ良好である。
彼は骨の異形ではあったが、悪人ではなかったから。
彼は自分に知識と力を与えてくれた。
決して契約で縛るような真似はせず、好きに動いていいと自由にさせてくれた。
自分の正体についても、与えられた使命についても教えてくれた。
純真無垢な彼女がそんな存在に懐かないわけがなかった。
「宣言、当機はオーナーの力になりたいです」
「それは……とても良いことですね」
当初こそケイはオーナーに対して複雑な感情を抱いていた。
自分の命を狙った事に対する疑いか、王女に懐かれてる事に対する嫉妬か、自分を鍵という存在から解放するキッカケになった事に対する感謝か。
彼に対する認識は先程変わり確定した。
「王女の大切な人だと言うのであれば、私もあの人を守らなくてはなりませんね」
「要求、王女ではなくAL-1Sです!」
「そうでしたね……AL-1S」
「了承、当機はKey改め依星ケイとの友好を結びました!」
「……よろしくお願いします、AL-1S」
互いに握手を交わす。
少し前までは夢にも思わなかった事が実現してケイのストレス値は0となっているだろう。
今なら暁のホルスだろうが、プレナパテスだろうが、色彩であろうと負ける気がしない。
今の自分は無敵だ!!
軽い会話を続けていると、オペレーションルームの方から爆発音が聞こえる。
その直後、AL-1Sの方に通信が入った。
「報告、オーナーからの通信です。行きましょうケイ!」
「どうしたと言うんですかAL-1S?」
「私たちの出番というわけです!!」
いつの間にかAL-1Sの肩には自分の武装と対を成す、あの《禍討ツ星》が掛けられていた。
そしてケイは答えに辿り着く。
自分達の性質を知っていてこの船に乗せたというのであれば、相当の食わせ者だ。
「あの男は何処まで見えているのやら……」
「ッ!!オーナーへの悪口ですか?」
「褒めてるんですよ」
2人はコックピットへ向かう。
言葉を交わさずとも、2人は己の成すべきことを理解していたが故に。
ハッチを開けると強風が体を叩くが問題は無い。
彼女達の体は普通の生徒とは違う特別製なのだから。
「借り物の分際で悠々と宙に浮かぶアレに、
「肯定、オーナーの腕の仇。ここで軽くはらさせて貰います!」
次回はRTAパートの予定です。
今年もよろしくお願いします。