ブルーアーカイブRTA 称号「崇高」獲得まで   作:ノートン68

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お待たせいたしました。

今回ちょっと少なめです。
許して、許し亭……。



喰代ミケ

 

 

「弁明があるなら聞くが?」

【うぅ……】

「助言、早く吐いた方が身のためです!!」

 

 

それぞれの生徒が鉄火場に入った直後、先生はAL-1Sに拘束されていた。羽交い締めである。

絵面は可愛いものだが忘れてはいけない、彼女が少し力を入れるだけで先生が逝くのだ。

怖い。

 

そしてその正面に立つのは、さっき連邦捜査部に任命されたばかりの白髪ロリ。

足を交差させ手近なテーブルに腰掛けるソイツは、先生に問いかけた。

 

 

「君がなんの考えもなく、私をS.C.H.A.L.Eに指名したとは思えない。誰から話を持ちかけられた?」

【……誰からも聞いてないヨ?】

「ダウト、100%嘘です!!」

 

 

口笛を鳴らしてそっぽを向く先生。

彼はAL-1Sにも見破られてしまうレベルで嘘が下手だった。

 

しかし割と大ピンチなこの状況下でも、先生は自分に情報をくれた生徒を守る為に口を割らないでいたのは流石だ。このままでは埒が明かない、早々に判断した白髪ロリ──喰代ミケは最終手段をとることにした。

 

 

「そうか、ならばこうするしかないな?」

【ッ!?何をするつもりだ!】

「君が質問に正直に答えない場合、腕をもぐ」

【!!?】

 

 

中々にバイオレンスな単語が飛び出した。

だが隣で成り行きを見守るリン行政官は、冷ややかな目で見ているだけ。

助けようとしないのは、先生が人質に取られているからか?

 

ミケは腕を鷲掴みした、軽く触れているようでミシミシと幻聴が聞こえる気がする。

明らかに狼狽えてる様子の先生は、ジタバタして拘束から逃れようとしているが無駄だ。

先生は生徒に勝てない、ミケは腕を掴み圧をかけ始める。

 

 

「最後にもう一度聞くぞ、誰に話を持ちかけられた?」

【グゥッ……知ら、ない】

「そうか、残念だ」

 

 

言うが早いか、ミケは掴んだ腕を思いっきり引っ張り──

 

 

ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

 

 

胴と泣き別れた腕を見て、先生の絶叫が木霊した。

白目を向きながらも黙秘を続ける姿には涙が出る。

失った腕が惜しいのか、先生も泣いていた。

 

そんな先生を気にせず、あくまで冷静に先生を諭すミケ。

だが先生は黙秘を決め込む。

覚悟していたが、ここまで口が堅いとは恐れ入った……。

そう思ったミケは手に持った腕をプラプラさせながら、先生にとって絶望の宣言した。

 

 

「まだ口を割らないとは大したものだ。次は奥の引き出しに隠してある()()()()()にしようか」

【グワーッ!?辞めてくれぇー!!?】

 

「……何ですかこの茶番は?」

 

 

もぎ取ったのは先生の所有する玩具、カイテンDXの腕だ。

断じて先生の腕では無い、ちゃんと先生の体は五体満足だ。

肉体的にはノーダメージでも、精神の方は致命傷かもしれないが。

 

ギャグのような空間でため息をついたリンは思い出す。

当初、シャーレオフィスの玄関に車ごと突っ込んで来た挙句に、先生を拘束した2人の生徒を最大限警戒してはいた。

 

……いや、1人はヘイローが付いてない。恐らく外の人間であるとリンは予想した。(この間0.02秒)

そして銃には無力だと信じ、慣れない銃口を白髪幼女の方へと向けた。

 

 

「その人から離れなさい!さもなくば射ちm──」

貴様、よくも勝手にテクストを書き換えてくれたな?

【グエッ、ちょっとま、苦し……ウッ】

「………あの?」

「紹介が遅れた、今は喰代ミケと呼ばれている」

 

 

先生の重大発言はリンも知っている。

あれほど権力を嫌っていた先生が、そのポリシーを捨ててまでS.C.H.A.L.Eに任命した生徒。

それが彼女であると瞬時に理解した。

 

先生の胸ぐらを掴んで揺する彼女は、酷くご立腹のようだった。

よく見ると2人とも銃も構えていない。

そこでようやく見当がつく、彼女達は割と正当な怒りから突撃してきたクレーマーなのだと!

 

シャーレは超法規的機関、法で裁けない。

だがそれはそれとして、先生は反省した方がいい。

そこでリンが思い至った結論はシンプル。

 

「今それどころじゃないし、好きにさせてもええか」

 

よってリンは今の今まで先生たちの監視に専念していた。

何かあれば直ぐに手を出せる位置で。

ついでに与り知らない先生の玩具も処分できて一石二鳥である。

 

 

【あぁ、こっそり買った私のカイテンDX 1/10スケールが……】

「全く、拘束を解いていいぞAL-1S」

「了解!」

 

 

解放され、力無く項垂れる先生を見てため息を着くミケ。

先生に見せびらかすように腕をもぎ取った筈のそれを差し出す。

その手にある欠損したはずのカイテンDXは、腕が健在であった。

 

 

【あれ?】

「《ワープ》を使ったマジックだ、見破れない程に焦ったらしいな」

【よ、良かった……】

 

 

ちょっとでも冷静であったなら、直ぐに気づかれていたであろう。

崩れたメンタルが急速に回復した先生はカイテンDXを抱きしめた。

ちょっとしたイタズラは大成功と言える。

 

 

「実のところ、予想はついている。安守ミノリか、千鳥ミチルか、それとも申谷カイか。3人の内の誰かだろう」

【ギクッ!?】

「心配性共め、此方にはしっかりと計画があるというのに……」

 

 

哀れ、まさか全員だとは予想がつかなかったミケ。

生徒を心配させてるお前が悪いって?それはそう。

 

 

「勝手に所属させられた分はコレでチャラだ。……シャーレに所属してやるには条件がある」

【一応聞くけど、何かな?】

 

「色彩を討伐した後でいい、私を()()()()()()()として所属させろ」

「!?」

 

 

突然の爆弾発言にリンは驚愕する。

当たり前だ、生徒と先生になるのとでは天と地程の差がある。

要求が大きすぎる、こんなもの通る訳が無い。

だが先生は冷静に、少し逡巡した後にこう告げた。

 

 

()()()()()()

「ちょっと、正気ですか先生!?」

「おめでとうございます、オーナー!!」

 

 

まさかの二つ返事での了承である。

先生として任命する事は、キヴォトスの超法規的権限を持つ人物が単純に増えるということである。

国で言えば大統領2人という異例の事態。

リンには2人の関係が見えないが、一生徒に軽く渡せるような肩書きでは無いのだ。

 

ミケでさえ面食らってるように思える。

拒否はされないと思っていたが、まさか即決とは思っていなかったのだ。

AL-1Sだけは純粋に祝ってくれている。

 

 

「私がマトモな大人だと思っているなら病院で診てもらうと良いぞ、主に頭をな」

【そんな事ないと思うけど……】

 

 

マトモかどうかと聞かれたら、キヴォトス基準だとYESと答える自信がある。

先生が知ってる大人の中だと残りは柴関ラーメンの大将位だ。

 

訝しげなミケだが、今この状況下で彼女の手を全面的に借りれるのはデカい。

それに先生はもっと先を見据えている。

ある種の覚悟を宿した目をミケに向けた。

 

 

【それに、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()からね】

「……そうだな」

 

 

今だけではなく、これからを視野に入れた上での判断。

先生一人では必ず対処しきれない事態が必ず起こる。

なんなら、現在進行形でその真っ最中だ。

 

チラリとリン行政官の方に視線をやる先生。

気づいた彼女は諦めたようにため息をついた。

彼女は先生の事を信じている。

 

 

「私は、先生の判断を尊重します」

【ありがとう、リンちゃん】

「誰がリンちゃんですか」

 

 

実質のツートップから許可が下りた。

吐いた唾は呑まない。

ここへきて初めて、先生とミケは握手を交わした。

 

 

【何が起こるかわからないから、用心してね?】

「生憎と、その約束は先約がいる」

 

 

途中下車はしない。

何処ぞのセクシーFOXと約束したばかりだ。

 

ミケは嘘をつくが、約束を破ろうとした事は1度もない。

彼女が生涯で破った約束は1回だけだ。

今回は、守ってみせる。

 

 

「上手く使えよ、先生」

 

 

・ホモがゲマトリアを脱退しました。

・喰代ミケがS.C.H.A.L.Eに所属しました。

 





F.SCT攻略戦 配布生徒

名前:ミケ
フルネーム:喰代ミケ
レアリティ:☆1
役割:SPECIAL
ポジション:サポーター
武器種:SR
攻撃タイプ:無属性
防御タイプ:ノーマル
学園:所属無し
部活:連邦捜査部S.C.A.L.E
年齢:■■■歳
誕生日:8月15日
身長:145cm
趣味:射的、生徒と交流すること

次回はRTAパートです。
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