ブルーアーカイブRTA 称号「崇高」獲得まで   作:ノートン68

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お待たせいたしました。

今回は半分RTAパート、半分小説パートで進みます。
途中「うん?」と思いますがわざとです。



ビナーさん

 

無職から有名企業にスカウトされるRTA、はーじまーるよー!(棒読み)

ACかな?

 

前回はケセドをパッカーンしたら、S.C.H.A.L.Eに強制加入させられたところまで。

今回は先生達と一緒にラスボス攻略に向けて動いてイクゾー!!ってところです。

 

うん?チャートが崩壊したのに何故取り乱してないのかって?

人ってね、小さな絶望が積み重なると慣れるんですよ。

後は美味しい位置に着地したからってのもあります。

 

 

・ステータスが変化した!

名前:喰代 ミケ

所属:連邦捜査部S.C.H.A.L.E

 

 

この状況下において、S.C.H.A.L.Eは全体の最高指揮権を握っています。

その所属生徒となったホモ君……今はミケちゃんでしたね。

どこかで聞き覚えがあるような?

兎に角、超法規的機関の名のもと、好きなところへ助太刀しに行くことができるんです!!

 

今まではゲマトリア所属のせいでコミュ関係にマイナス補正が掛かっていましたが、S.C.H.A.L.E所属に変わった事でプラス補正へ早変わり。

怪しまれて無駄な戦闘を行うというガバを消すことができるんですねぇ!(5敗)

同時にコミュ関係で失敗する事も皆無になります(n敗)

 

 

・C&Cと正義実現委員会に再度連絡を取り、《虚妄のサンクトゥムタワー》を破壊させた。

・その間に他の現場に派遣した戦力を確認する。

 

・「しっかり適した生徒を送っているな?このキヴォトスにおいて、指揮に関しては君の右に出る者は居ないだろう」

「アロナのお陰だよ、私一人じゃこうもいかない。」

・「謙遜は要らん」

 

・先生の好感度が上がった気がする!

 

 

こういう風に、簡単に先生との好感度だってすぐに上げる事ができます。

お前やっぱりホモかよォ!!(歓喜)

いやぁ、コミュのガバがなくなると思うと涙が出ますよ。

 

あっそうだ(唐突)

タイム的な意味でも良い事が一つ。

宙の上に浮かぶ敵の本拠地、ATRAHASISの箱舟。

あそこへ到達するには3つの項目をクリアする必要があります。

 

・高度75,000mの位置まで移動する。

・周囲の多次元バリアを解除する。

・王女と鍵が同伴している。

 

この3つをどうにかしないことには、ラスボスどころかホシノテラーさえ倒せません。

ミケちゃんが解決できるのは高度問題くらいのもので、後ろの項目2つは個人だと限界があります。

 

そんなの先生にも無理だろって?

先生なら何とかできる対案がちゃーんと用意されてます。

というか今からそれを入手するフラグを建てに行くんですけどね、初見さん?

 

 

・「黒服に何か聞いてくるといい、奴なら解決の手掛かりを知っている筈だ」

「君でも良いんじゃない?」

・「私は他の現場へ挨拶回りだ。急に指揮官が増えたら混乱するだろう」

「それもそっか、じゃあ任せるよ」

 

 

先生だけが持ち得るATRAHASISの箱舟に対する切り札、その名もウトナピシュティムの本船。

シャーレに所属したミケちゃんならサンクトゥムタワーから接続できるかもしれませんが、ゲマトリア所属のままならまず扱えません。

 

カイザーが満を持してシャーレに押し入ったのも、全てこれの存在があったからなんですねぇ。

なので裏で糸引いていた黒服も当然知ってます。

彼は現在ゲマトリアのアジトでスタンバってるので、合流しやすいです。

 

それがどうタイムに直結してくるかと言うと、3つ目の項目に関係して来ます。

先生たちが本船に乗って向かう前に、ミケちゃんも「乗ーせて♡」する必要が出てきます。

本船で突っ込む際、ケイとAL-1Sが揃っていないと詰んじゃうからですね(1敗)

 

先生から誘われたお陰で、そこら辺の交渉タイムが無くなったのはウマ味です。

なんならもう称号獲得への最低ラインは確保した感じです。

あとは流れです、「崇高」の称号さえとれたらあとの事は考えなくて良いので。

 

 

・全ての現場に状況説明が終わった!

・ちょうど先生も戻ってきた。

・表情を見るに、何かを掴んできたらしい。

 

 

ヨシッ!(現場猫)

先生がウトナピシュティムの本船について情報を仕入れてきてくれたみたいです。

これでアビドス砂漠のF.SCTの攻略優先度が上がり、自然にウトナピシュティムの本船確保に動ける訳です。

思い描いていたシナリオとは違いますが、タイムが短縮されていいゾ〜これ(ヤケクソ)

 

 

・「私が現地に向かおう。場所に心当たりがある」

「宣言、当機も同行します!」

「ははっ、心強いなぁ」

 

 

最悪ビナーの流れ弾でミケちゃん50人分は消し飛んじゃうからね。

そうなった場合はAL-1Sに担いで逃げ回ってもらいます。じゃあ砂漠組と合流するまで倍速タイm───

 

 

「っ!?ちょっと待って!」

・「どうした?」

「……ホシノがダウンした」

 

 

ファッ!?嘘やろ!!?

あのホシノが落とされるなんてそんなアホな……。

 

 

・アビドス勢がホシノを担いで逃げ惑っている様子が映し出される。

・ビナーによる攻撃が雨霰と降り注いでいた。

・あのままでは全滅してしまうだろう。

 

 

うーん(失神)

あかん、これビナーじゃなくてビナーさんや……。

 

よりにもよって特殊個体のお出ましです。

装甲は弾力、攻撃属性は貫通。基礎ステータスも馬鹿みたいに上がってます。

 

特にビームはヤバい。

原作でさえ岩を溶かすレベルいってるのに、地形が変わるレベルまで強化されてます。

逆にホシノが居てよかったです、下手なパーティでは全滅してますよコレ。

 

原因はわからないです。

ただの偶然か、それとも白ガキ共が強化したのか。

それでもやる事は1つです。

 

 

・すぐに現場に向かうと告げる。

「うん、後でソッチに援軍を向かわせておくよ。くれぐれも気をつけて!」

 

 

都合のいい事に、ビナーも生徒では無いのでバレルが使えます。

消耗品なので出来れば温存しときたいですが、ビナーさん相手に出し惜しみしてられねぇよ!!

 

ホモ船でカッ飛ばします。

不測の事態を想定して、ちゃんと砂漠でも速度出るようにチューニング済みです。

偉い(自画自賛)

 

 

・ラボだけ車両から切り離し、出発の準備を整えた。

・最高速度でトバす。

・何故だか嫌な予感がする。

 

 

やめてくれよ(絶望)

免許持ってんのかお前ェ!違法フラグ建築ですよこんなの。

今のセリフでビナーさんの難易度がトマト以上は確定しました。

はぁ〜(クソデカため息)

 

作戦はいつもので行きます。

あまり準備はしてませんが、AL-1Sの火力なら問題ないはず。

ミケちゃんのブーストは最低限に、最速での攻略を目指します。

おかしいなぁ、本来ならもっと楽に終われるはずなんですけど(遠い目)

 

ビナーくんの動きにかかってます、割とマジで。

暴れるなよ……暴れるなよ……(ミケちゃんが到着するまでは)

 

 

・砂漠が見えてきた。

 

 


 

 

目眩のするほどの赤い空だった。

私は後輩たちと共に、可能な限り奴にバレないように移動している。

ここの不気味なタワーの守護者、ビナーはタワー周辺を巡回していた。

 

以前戦って勝てた相手だ。

先生が不在だとは言え、あの便利屋だっている。

油断しなければ後は簡単な相手……の筈だった。

アヤネちゃんの分析結果が聞こえる。

 

 

『やはり以前戦った時よりエネルギーが大幅に増幅しています。強さは前回の比ではないかと』

「うへ〜、一筋縄じゃいかないって事だね」

『ビナーのレーザーには絶対触れないでね!岩を一瞬で溶かしちゃうくらいの超高温レーザーなんだって』

 

 

ミケという少女から話は聞いた。

別世界線の私がこのキヴォトスを混乱へ追いやったこと。

彼女が何故そんな事を知っているかなんてどうでも良かった。

例え平行世界の自分であろうとも、皆を先生を殺すなんて許せる筈がない。

 

そんな怒りに似た感情を抱いていると、何かが光った気がした。

気になってチラリと岩陰から様子を伺うと……悪い勘が当たってしまった。

 

ビナーが音もなく近くまで這い寄っており、完全に私達にロックオンしてる事が分かる。

口に溜めているのは何時ぞやのレーザー攻撃だろう。

私だけなら逃げ切れるけど……。

 

 

『そんな!?さっきまでレーダーにはなんの反応も……』

「皆、集合!!」

 

 

有無を言わずに全員が私の後ろへ移動する。

ビナーの口からレーザーが放たれたのはそのすぐ直後。

衝撃が体を貫いた幻覚を味わった。

 

砂の上に立っているはずなのに、地面が異様に硬い。

高温で晒され続けた砂がガラスと化して硬くなっていると、この時は気づかなかった。

 

 

「グッ……あぁあ!!」

 

 

後ろには聞こえない程度の声で気合を入れた。

タンクが弱い所を見せてはならない。

足の踏ん張りを強く真正面からビームを受ける。

 

ふと鋼鉄の焼ける音と匂いがした。

指が熱くなったけど必死に耐える。

レーザーの威力じゃない、足場が幾らか陥没しているのが分かる。

 

耐えて、耐えて耐えて──

衝撃が収まった瞬間に力が抜けてしまった。

 

………コレ、ちょっとキツいかも。

 

 

『ちょっと!?直撃したんだけど!!』

『大丈夫です。凄まじい威力ですがホシノ先輩なら』

「──ッ!!うへ、やっぱ体が衰えてるとダメだね」

『耐えてる!?けどあれは……』

『傷が……やはり以前とは比べ物にならない強化を施されています!!』

 

 

不意に訪れた痛みに眉を歪め、指を見ると黒ずんでいた。

あの熱線を真正面から防いだ代償がこれなら安い。

感覚は、ある。炭化した訳じゃないならまだ戦える!!

衝撃で震える指を握り直す。

しかし握り直すところをセリカちゃんに見られてしまった。

 

 

「先輩!?指が真っ黒になってる!!」

『すぐに補給品を用意します!!』

「大丈夫、あの威力なら連発は出来ない───え?」

 

 

少し目を離したのがいけなかった。

さっき撃ったばかりだと言うのに、溢れんばかりの光がビナーの口から零れていた。

 

 

また、同じような悲劇を繰り返すのか?

 

 

『もう再装填が!?早く逃げてください!!』

「逃げろって言ったって、この砂漠の中じゃ……」

「──んッ!来る!!」

 

 

レーザーはもう放たれようとしている最中だ。

どうにかして対処しないと……。

避ける?

ダメだ、皆が逃げきれない。

 

間に入って防ぐ?

ダメだ、もう私にアレを防ぐ力は残っていない。

 

どう考えても八方塞がりだ。

ダメだ私にはもう……いや、一つ良い手があるじゃん。

 

 

「シロコちゃん、コレ!!」

「え──ん!?」

 

 

一番近くに居たシロコちゃんに()()()()()()()

これが私の辿り着いた最善の答え。

 

 

私は奴の攻撃を生身で耐えればいい。

先程と同じ威力なら多分私は──でも後悔はない。

私は()()()()()皆を守らないといけないから、だからコレが最善の一手。

 

 

「ごめんね皆、これしか思いつかなかった」

「待ってホシノ先p───!!」

 

 

最後の皆の顔が脳裏に焼き付いてしまった。

間も悪く、皆の声をかき消すように2発目のレーザーが放たれ──

 

 

バキリッと、壊れてはいけない何かが割れる音がした。

視界の半分が赤く染っている。

我ながら頑丈だと思っていたけどこれは───

 

 

「先輩!!ホシノ先輩!!」

「起きてください!!」

『まだ!まだ息があります!急いで撤退を!!』

 

 

ダメだ、何を言ってるのか分からない。

意識が遠のくこの感覚はいつぶりだろう。

あぁ、でも、皆を、守れたなら、良かっt

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

力を貸してあげる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……。

……………。

……………………。

 

 

いつまで経っても私の思考は途切れない。

開かないと思うほど重くなっていた瞼も軽くなっていた。

 

目を開くとそこは……アビドス砂漠だった。

死後の世界、じゃない。

殺風景でこれといった特徴がなくても分かる、あの人の遺品を隅まで探したんだから。

ここは確かにアビドス砂漠だ。

 

状況が把握出来ない。

私は無事だったのだろうか?

死んだと思ったのは勘違いだった?

それとも私が勘違いしてるだけ?

 

何も分からない。

時間だけがどんどん過ぎていく。

 

もしかして気絶していただけなのだろうか?

淡い希望を持って戦闘音の中心へと足を運んだ。

そこで私は信じ難い光景を目にすることになる。

 

 

「うっ、あぁ……全員生きてる!?」

【な、何とかね……】

「ん、死ぬかと思った」

 

 

私じゃない私が銃を構えて何かを警戒している。

後輩たちと先生も一緒だ。ビナーも居る。

さっきの私とは少し違う状況だ。

レーザー攻撃を凌いだ後なのか、ガラス化した痕跡が残っている。

 

……いや、明確に違う点があった。

まだ意識がぼんやりとしていたのか、1つの人影がビナーの傍らに居る。

全員、ビナーよりもそっちの人影を警戒しているように感じた。

 

 

「耐えたか、やはり頑丈だな」

 

 

ソイツは軍服のような格好をしていた。

キヴォトスではあまり見ない格好だが最も特異な点はそこじゃない。

一番不思議で不気味な点は、ソイツがとても同じ生き物とは思えなかったこと。

 

 

「殺してしまうには惜しい。その神秘、私が有効活用してやろう」

 

 

濃厚な死の気配。

ソイツは眼窩にあの時の空のような赤い光を灯していた。

 





次回は再びRTAパートの予定です。
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